バンド結成わずか5ヶ月─SNS未発表曲だけで「エマージェンザ大阪決勝」を制したキネマレンズ
コネも戦略もない無名のバンドが、世界最大級のインディーズコンテストで誰もが息を呑む音を鳴らしたキネマレンズの物語
QynemaLens(キネマレンズ)は、2024年10月に大阪で結成されたアートシティーポップバンド。女性1名・男性2名のツインボーカル編成で、結成からわずか5ヶ月にして、世界最大級のインディーズバンドコンテスト「エマージェンザ」の大阪予選(2025年2月22・23日)、大阪準決勝(5月3~6日)を突破し、2025年6月29日に開催された大阪決勝で優勝を果たした稀有のバンド。
そしてこのあと、バンド結成4度目となる人前での演奏が、7月12日(土)に渋谷 duo MUSIC EXCHANGEで行われるJapan Finalに挑みます、現在関西発の革新バンドです。
SNSや配信を駆使した戦略的な活動が主流となる中、キネマレンズは、結成後わずか3回のライブだけで難関の大阪決勝の頂点に立つという異例の快挙を成し遂げ、今もっとも注目を集めているバンドのひとつです。
初めて人前で演奏した大阪予選から準決勝、大阪決勝と、すべて同じコンテストのステージで演奏するのみで連続して勝ち上がってきた奇跡の道を辿っています。
音楽性は、重厚なリズムと叙情的なギターサウンド、そしてEDM的な高揚感を融合させたアートシティーポップ(彼らキネマレンズ自らが考えた新たなジャンル名)。
全員が別々の本業を持つ、異色のトリオ。
大手IT企業の営業職、車のディーラーの営業マン、学校の先生という肩書きを持ちながら、週末に限られた時間で練習を重ねてきました。
サラリーマンを象徴するリアルなバンドとして、既存の戦略に頼らず、「ライブ一発勝負」で挑む以外に道はないバンドでした。
キネマレンズが生まれたのは、ほんのささいな出会いからでした。
ギターのJIMAは、以前のバンドを解散したばかりだった。
JIMAの知人であるドラムのN.aliceは、ちょうどこれまでの路線を脱却し、おしゃれな新しいバンドを作りたいと考えていた矢先、ソロ活動を始めたばかりのAivviyの歌声に出会いました。
その声に一瞬で魅せられ、迷うことなくふたりでスカウトしたのです。
バンド活動は未経験だったAivviyにとって、自らの楽曲がどこまでこの初めてのバンドカルチャーで通用するのか。
無謀な挑戦を胸に、その挑戦が始まりました。
しかしバンドを結成し、練習はしたものの、出演できるライブハウスは見つからず、週末は練習スタジオに籠もる日々が続きました。
ある日、結成したてでも「バンドコンテストなら人前で演奏できる」という考えで、「エマージェンザ」の大阪予選に申し込みました。
そこから、バンド名と同様な映画のようなキネマレンズの物語が始まったのです。
バンドの夢は大きく、「大阪決勝戦まで行くぞ!」と、最初は“腕試し”くらいの気持ちでしたが、いざステージに立つと、その音楽が想像を超えて観客を引き込んでいきました。
結果は、まさかの予選1位通過!
続く大阪準決勝では、5年~10年のキャリアを誇る関西屈指のバンドたちがひしめく中、無名の彼らがまたもや健闘し2位通過。
ついに決勝戦への切符を手にしました。
2025年6月29日、バンド結成から5ヶ月後、大阪バナナホールで開催された「エマージェンザ大阪決勝」。大阪決勝とはいえ、西日本中から勝ち上がってきた強豪人気バンドが集まる熾烈な大会で、出場バンドはどれも毎年この大会に名前を連ねる常連ばかりでした。
しかも、大阪ならではの圧倒的なライブパフォーマンスで観客を沸かせる猛者ぞろい。そんな中、「楽曲でメッセージを伝えることこそが音楽だ」という信念を貫くキネマレンズは、一切派手な演出に頼らず、ただ音と声だけで勝負を挑みました。
すると会場には、多くのキネマレンズファンが手首にLEDブレスレットを装着し、ファンの光による演出が始まりました。会場にいた他のバンドファンの多くも、その姿勢に心を打たれながらも、心のどこかで「新星バンドではファン数の投票数は少ないのではないか?」「さすがにここで終わるだろう」と思っていたかもしれません。

しかし大阪決勝は、ファンの投票と審査員の採点が大きく関わってくる総合得点判定になります。そしていざ蓋を開けてみると、圧巻の存在感を放った無名バンド、キネマレンズが堂々の優勝を果たしました。
発表時は勝ち上がってきた強豪人気バンドがステージ上で「俺たちこそ優勝者だ!」と発表を今か今かと息を荒げて待ちわびていたとき、司会の声「今年のエマージェンザ大阪決勝の勝者は!、、、、、キネマレンズ!!」の声で一瞬会場がフリーズするも、その後大きな歓声がホールを包み込みました。
そしてこの稀有な出来事は、ただの一発屋の奇跡で終わりませんでした。
決勝に進出するバンドは、準決勝の演奏がエマージェンザの公式サイトのYouTubeチャンネルにアップされるため、キネマレンズの「うたかたドライブ」は公開からわずか2週間で再生回数3.1万回を突破。
優勝後の翌日30日には、 過去すべての動画の再生回数を上回る3.7万再生回数に達し、無名のバンドは一夜にしてシーンの中心へと駆け上がった。
YouTubeの動画には日本中、そして世界中からもコメントが殺到。
映画のサクセスストーリーの始まりのようにキネマレンズは、一夜にして日本のみならず海外のオーディエンスからも熱視線を浴びる新星バンドへと一気に駆け上がりました。
このあともシーンを塗り替える挑戦が続く。その瞬間を共に見届けてほしい。
バンドの中心で人気のメンバー Aivviy(アイヴィー:女性ボーカル&キーボード)の紹介

大手IT企業の営業職でありながら普段はおっとりも度が過ぎる天然素材で、QynemaLensの楽曲の作詞・作曲・編曲の中心を担うAivviyは、バンドの音楽的な核を形づくる存在です。3歳でピアノとエレクトーンを習い始め、幼少期からクラシックにとどまらず、タンゴ、ラテン、ジャズといった多彩なジャンルに親しんできました。
中学時代には独学でDTM(デスクトップミュージック)に没頭し、パソコンを用いてオリジナル楽曲の制作を始め、既成のジャンルにとらわれない音作りを早くから探求しています。
やがてパイプオルガンやジャズピアノの演奏を本格的に学ぶようになり、その音楽観をさらに広げるため、単身オランダへ渡航。
現地の3つの歴史ある教会でパイプオルガンの演奏を行い、響きと空間の関係を体で感じる演奏経験を積みました。
さらにベルギー、スペインなどヨーロッパ各国の教会を巡り、古いパイプオルガンの音色や建築が生む残響を通して、自身の音楽観を深めています。
こうした幅広い演奏経験と多国での体験から、理想とする音をすべて自分自身の手で描き出すことを決意し、ドラム、ベース、シンセサイザーなど全パートをDTMで打ち込み、レコーディングからトラックダウンまで一人で完結させるマルチアーティストとして活動を展開してきました。
2024年、QynemaLens結成と同時に加入し、「既存のジャンルに収まらないアートシティーポップ」を追求し続けています。

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企業情報
| 企業名 | 株式会社ローズクリエイト |
|---|---|
| 代表者名 | 鈴木健太郎 |
| 業種 | エンタテインメント・音楽関連 |
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