アイキャッチ画像

「トイレのつまり修理はいくらが妥当?」ぼったくられないためのリアルな費用調査

暮らしのお困りごとを解決する総合プラットフォーム『生活110番』を展開するシェアリングテクノロジー株式会社(本社:愛知県名古屋市中村区、代表取締役 CEO:森吉 寛裕)は、水道修理業者32社を対象にアンケートを実施し、トイレのつまり修理のリアルな費用相場を調査しました

毎年のように話題になり、ことあるごとに注意喚起がなされているのが「トイレのつまり修理の高額請求」、いわゆるぼったくりです。

                                                                  

実際「トイレのつまり修理〇〇円~」など、 数百円程度から施工ができるかのように謳っている業者に依頼して50,000円や100,000円の請求を受けたというトラブルが、国民生活センターなどから周知・報道されています。

 

とはいえ、「一体いくらが妥当なの?」や「いくらからが高額請求にあたるの?」と聞かれると、明確に答えられる人は少ないのではないでしょうか。

 

そこでこれらの疑問を解消するために当社加盟の水道修理業者32社を対象にアンケートを実施※1し、トイレのつまり修理の作業費用とその発生頻度からリアルな費用相場を調査しました。※2
※1当社加盟の水道業者によるインターネット回答。調査期間:2023年11月1日~2023年11月8日。有効回答社数32社。

※2 本記事に記載の金額はすべて税込表記です。

 

■トイレのつまり修理の費用はおおむね【ローポンプ作業の費用】で決まる!

はじめに、アンケートをもとにトイレのつまり修理でよくおこなわれる作業を調査したところ、ローポンプ作業が9割以上を占めていることがわかりました。

 

したがって、トイレのつまり修理の費用にはローポンプ作業の費用が大きく影響するということです。

 

ローポンプとは圧力を使用してつまりの原因を引っ張り出す道具で、家庭でのトイレのつまり修理によく使われるラバーカップ(スッポン)より威力が強いポンプのことです。

 

そこでこのローポンプ作業費の各社の回答を集計したところ、【8,800円~66,000円】と費用に大きな幅が生じる結果となりました。

 

このように費用に幅が生じるのは下記の2つのケースがあるためです。

 

・ローポンプ作業だけでつまりが解消するケース

・ローポンプ作業では解消せず薬剤代が生じるケース

 

ローポンプ作業は早いときで1分以内につまりを解消できるため、ローポンプ作業のみの費用が請求されます。

 

しかし、5分、10分とローポンプで作業してもつまりが解消しない場合、専用の薬剤を使用して便やトイレットペーパーを流しやすくします。

 

こうしたケースでは、ローポンプ作業費とは別に薬剤代が加算され、さらに薬剤の量に応じて費用が変動します。

 

とはいえ5万円を超えるのはあくまでごく稀なケースです。

 

実際回答の中央値をとると【16,500円】で、これはローポンプ作業費の最多回答でもありました。

 

まとめると、トイレのつまり修理は【8,800円~66,000円】と状況に応じて変動するものの、大抵の場合【16,500円】程度におさまる結果となりました。

 

この結果をふまえると、数百円程度から施⼯ができるかのような広告の価格表記は、現実的ではないともいうことができます。

 

それと同時にローポンプ作業しかしていないのに10万円以上の請求がある場合はかなり割高な請求額となるため、通常の費用相場とは異なる金額であることを疑うべきラインといえます。

                                                          

■トイレのつまり修理のリアルな費用

このように【16,500円】はトイレのつまり修理の費用として、もっとも多いローポンプ作業費の相場です。

 

しかし実際には、つまりの原因が水に溶けない異物であったり、つまりがひどいときにはローポンプ作業以外の作業が生じます。                            

 

そこでこの章ではローポンプ作業以外の費用にも、触れておきます。

 

以下は、トイレのつまり修理を依頼した際に発生しうる作業項目と価格帯です。

 

作業項目

価格帯※

ローポンプ作業 (+薬剤投入) 8,800円~66,000円       
高圧洗浄作業 11,000円~121,000円
便器脱着作業     8,800円~77,000円                

※ 各社の回答の最小値~最大値

 

表に記載のとおり、高圧洗浄機のような専用工具を使用する場合や、便器を一度外すような大掛かりな作業の場合は費用が高くなります。    

       

またトイレのつまり修理は、1つの作業でつまりが解消されない場合に複数の作業をおこないます。要するに(作業1の費用)+(作業2の費用)と、費用が加算されていく料金システムです。

       

もちろん大半の修理業者もつまりを解消するために必要な作業をおこなっているわけですが、一方で消費者側からすれば「最終的にいくらかかるのかわからない」という不安な状況であることは間違いありません。

 

そこでここからは、どういうときに追加作業が発生し、費用が加算されるのかについて掘り下げて見ていきましょう。

 

■修理費用が高額になる3つのケース

トイレのつまり修理で費用が加算されるケース、また高額になるケースは大きく分けて以下の3つです。

 

・つまりがローポンプ作業で解決しないケース

・異物を流したケース

・作業費以外の費用が発生するケース

 

1つ目は、これまでも見てきたようにつまりがローポンプ作業で解決しないケースです。

 

発生頻度としては2割程度ですが、屋外の汚水枡と呼ばれる構造物やその間の配管でつまっているケースなど、ローポンプ作業ではつまりを解消できない場合があります。


そうした場合には、高い水圧でつまりを押し流す高圧洗浄作業が必要になります。

 

高圧洗浄作業自体の価格帯は11,000円~121,000円とかなり大きな幅が生じています。

 

これにはトイレからつまりの原因までの距離が大きく関与しており、トイレから近ければ安く、遠ければ高くなります。

 

なぜなら、つまりの原因に辿り着くまでホースを伸ばしたり、何度も洗浄作業をおこなったりと作業工数が増えるためです。

 

実際高圧洗浄作業はメートル単位で見積もりを計算している業者もあります。

 

さらに、冒頭でお伝えしたとおりすでにおこなったローポンプ作業の追加作業として発生するため、その場合の請求金額例は以下のようになります。

 

ローポンプ作業(8,800円~66,000円)+ 高圧洗浄作業(11,000円~121,000円)

= 19,800円~187,000円

 

このように、高圧洗浄機を使用するような重度のつまりは5万円を超えてしまうことも珍しくありません。

 

2つ目は異物を流したケースです。

 

トイレに流してよいのはトイレットペーパーと水と排泄物のみです。それ以外のものは基本的に「異物」扱いとなり、異物がつまった場合は高確率で便器の脱着が必要になります。

 

というのも、便もトイレットペーパーも水に溶けますが、食べ残しやおむつなどの異物は水に溶けることがありません。

 

そうなるとつまっているところから、異物を直接取り出すしか手がありません。

 

こうした便器脱着は大掛かりな作業で時間も要します。

 

また、便器のメーカーや型番によって脱着の難易度が異なることや、脱着と同時に部品を交換するなど部材費が加算されることがあるため、価格帯は8,800円~77,000円と幅があります。

 

さらに、異物を流したことに気付かずに用を足してしまった場合は、先にローポンプで汚物を流してから脱着するため以下の費用になります。

 

ローポンプ作業(8,800円~66,000円)+ 便器脱着作業(8,800円~77,000円)

= 17,600円~143,000円

 

したがって、先述の高圧洗浄作業と同様に5万円を超えてしまう可能性があります。

 

消費者が気をつけられることとしては、異物に該当するものを流さないことです。食べ残しや生ゴミを流すのはもってのほか、以下のようなよくあるうっかり流したアイテムにも注意が必要です。

  

・生理用品

・マスク

・タオル

・芳香剤

・おもちゃ

・アクセサリー

・コスメ

・ライター

 

また、水に流してもよい掃除用具やペットのトイレの砂も大量に流せば異物になりますし、吐しゃ物や海外製のトイレットペーパーもつまりの原因になりやすいため気をつけてください。

 

詳しくは、異物を流してしまった際に気をつけたいことを解説した、以下の記事でご確認ください。

https://www.sharing-tech.co.jp/mizu/toilet-ibutsu/

 

修理費用が高額になるケースの3つ目は、作業費以外の費用が発生するケースです。

 

おもな作業費以外の費用には、このようなものがあります。

 

・深夜早朝料金

・遠方への出張料金

 

今回調査した業者のうち約4割は深夜早朝料金が発生すると回答していますが、そうした追加料金は8,800円~や通常料金の20~30%など、費用設定がまちまちです。

 

また遠方への出張料金は、通常の出張料金に高速料金代が加算されることもあり、痛い出費となりがちです。

 

依頼時の電話など、駆けつけてもらう前に確認できるとよいでしょう。

                                                                          

■トイレがつまったあとの適切な対処法                          

ここでは、自宅や出先でトイレをつまらせてしまったときに最適な対処をするためのポイントを紹介します。

 

トイレのつまりは、原因や症状によっては自分で対処できることもあります。ただし、何度も水を流すなど、下手に触ることで状況を悪化させてしまうおそれがあることも覚えておきましょう。

 

記事内で紹介した費用から大きく変わってしまうこともあるため、冷静に判断できるよう以下を参考にしてください。

 

原因・症状

判断

対応

・ゴポゴポ音がする

・水圧が弱い

・水が少しずつ流れる

自分で対処できる

可能性あり

各症状に適した

つまり解消グッズを使用

・異物を落とした

自分で対処できる

可能性あり

手で取り出せそうになければ

業者に依頼

・原因不明

・便器から溢れている

・2日以上つまっている

・台所や浴室でも排水不良

自分で対処するとつまりが

悪化するおそれあり

業者に依頼

 

自分でつまりを解決する具体的な方法はこちらの記事で解説しています。

https://www.sharing-tech.co.jp/mizu/toilet-plug-up-saitan-relieve/

 

■トイレのつまり修理費用の大事なポイント

最後に、当記事で紹介した大事なポイントをまとめます。

       

・トイレのつまり修理の作業費用は、ローポンプ作業の費用で大半が決まる。

・ローポンプ作業費は、大抵の場合【16,500円】程度におさまる。

・トイレのつまり修理は、1つの作業でつまりが解消されない場合に作業ごとの

 費用が加算されていくシステム。

・高圧洗浄作業、便器脱着作業、深夜早朝や遠方の場合は5万円を超えることもある

 

業者に依頼する際は、できれば依頼時の電話で費用設定を確認しましょう。今回紹介した費用相場に見合った業者なら基本的には安心です。

       

作業後でも、費用に疑問を感じた場合は支払う前に作業内容や内訳を確認するなど、ご自身でも見極める目を持ちましょう!                                

 

■関連サイトについて

水110番:https://www.sharing-tech.co.jp/mizu/

水110番はトイレ、キッチン、洗面所、お風呂、ポンプ・給湯器、屋外・水栓柱などのトラブル解決サービスは水110番へ。トイレの修理は8,800円から※。

※対応エリア・加盟店により記載価格で対応できない場合がございます。

 

■『生活110番』について

暮らしのお困りごとに関する150以上のジャンルを取り扱い、ユーザーにとって最適な専門提供者を全国6,200社以上のなかからマッチングする総合プラットフォームサイトです。

生活110番:https://www.seikatsu110.jp/

※2023年12月8日時点

 

■会社概要

会社名 :シェアリングテクノロジー株式会社

所在地 :〒450-6319 愛知県名古屋市中村区名駅1-1-1 JPタワー名古屋19F

代表取締役 CEO: 森吉 寛裕

設  立 :2006年11月24日

資本金 :7,416万円 ※2023年9月末時点

コーポレートサイト:https://www.sharing-tech.co.jp/



ログインするとメディアの方限定で公開されている
お問い合わせ先や情報がご覧いただけます

添付画像・資料

添付画像をまとめてダウンロード

企業情報

企業名 シェアリングテクノロジー株式会社
代表者名 森吉 寬裕
業種 ネットサービス

コラム

    シェアリングテクノロジー株式会社の
    関連プレスリリース

    シェアリングテクノロジー株式会社の
    関連プレスリリースをもっと見る

    • クリックして、タイトル・URLをコピーします
    • facebook
    • line
    • このエントリーをはてなブックマークに追加

    プレスリリース詳細検索

    キーワード

    配信日(期間)

    年  月  日 〜 年  月 

    カテゴリ

    業界(ジャンル)

    地域