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アップサイクル素材「カフェオレベース」タリーズコーヒーの新エコ店舗に採用~店舗から排出されたコーヒー豆かすを使ったランプシェードをお客様にも伝える取り組みへ

「関わる人々の主体性を向上させる」をミッションに掲げる株式会社On-Co(本社:三重県桑名市、以下On-Co)が運営するアップサイクルコミュニティ「上回転研究所」で開発した、コーヒーかすと廃棄牛乳をアップサイクルした素材「カフェオレベース」を使用したランプシェードが、国内760店舗を展開するタリーズコーヒーの新店「トーブ イコート店」(埼玉県草加市)で採用されました。タリーズコーヒーの店内で排出したコーヒーかすを使った製品がカフェの店頭でインテリアとして循環的に採用され、多くの方にゴミに対しての価値観を換えるきっかけを提供できると期待されます。

題視されるコーヒーかす

 2021年における国内コーヒー消費量は約43万トン(※)、世界で見ても拡大傾向が続くコーヒー産業。その裏で問題視されているのが、コーヒー抽出後に出るゴミ(コーヒーかす)です。水分を含んで膨大化したコーヒーかすは事業廃棄物として処理されると同時に、温室効果の高いメタンガスを生成するなど、環境への影響も危惧されています。※全日本コーヒー協会「日本のコーヒー需給表」 https://coffee.ajca.or.jp/data/statistics/

「タリーズコーヒー トーブ イコート店」でカフェオレベースのランプシェードを採用

 タリーズコーヒージャパン(株)は、地域社会に根ざしたコミュニティーカフェを目指し環境配慮の具体的な取り組みも続々実現しています。今回の新店舗は特に先進的な「エコ店舗」として、店内に新しいエコ素材も多数採用。カフェチェーンで初となるノンフロン冷蔵庫や海洋プラスチック再生綿のクッションなどとともに、カフェオレベースのランプシェード4つを採用いただきました。

 【タリーズコーヒー トーブ イコート店】

住所:埼玉県草加市松原3丁目3番1号 TOBU icourt1階

席数:65席

営業時間:全日9:00-20:00 

ごみへの価値観を変えるきっかけへ

今回のタリーズコーヒー トーブ イコート店では、カフェオレベースなどインテリアとして採用したエコ素材を展示しています。カフェオレベースを通じて多くの方に誕生の背景やコーヒーかすが生まれ変わった姿を見ていただくことで、廃棄物への価値観を換え、身の回りにある廃棄物について意識するきっかけがうまれることを期待しています。

今後の展開:素材が、ごみや暮らしに目を向けるきっかけになるようなワークショップを展開強化

  上回転研究所では2021年からコーヒーかすと牛乳を使った新素材「カフェオレベース」でランプシェードなどの商品を展開。展示会やメディアを通じて素材が知られるにつれ、特に2022年に入り全国の飲食店から自社で出たコーヒーかすを利用する方法やインテリア素材としての導入に関する相談が増えてきました。より直接的に、この素材やプロダクトがごみや社会課題、自分の暮らしに目を向けるきっかけになることを目指し、お店のお客様など関係者を巻き込んだワークショップの展開を強化していきたいと考えています。

カフェオレベースについて

 上回転研究所の所長である素材デザイナー・村上結輝が開発したコーヒーかすと牛乳から作る新素材です。豆の種類や焙煎度合いによって色合いが変わるため、各社コーヒーの個性を活かした商品を生み出せます。特徴は焼成せずに乾燥させること。また天然由来の素材のみ使用している点です。開発の起点は毎朝ドリップコーヒーを淹れる中、ゴミとなるコーヒーかすの活用を考えるようになったことでした。

導入事例

①日系創作ピザレストラン「Cafe 4P’s(カフェフォーピース)」(ベトナム・カンボジア)

 東南アジアを中心に28店舗を展開するピザレストラン。地域に根差したサステナビリティを実現する店舗作りの中でカフェオレベースの概念に共感いただき、2022年ベトナム・ハノイに出店したカフェ型店舗「Cafe 4P’s」やカンボジアの店舗でカフェオレベースを使用した花瓶や植木鉢、ランプシェードを採用いただきました。

コミュニティースペース entaku(住所:鹿児島県大島郡知名町知名520 フローラル館地下1F)

離島での場づくりの最前線を担う「一般社団法人ツギノバ」が運営するコミュニティースペース。離島のゴミ処理課題への取り組みの一つとして、廃棄予定のコーヒーかすを活用したランプシェードを製作させていただきました。またオープンに向けて、島内の子どもたちと共に、施工時に発生する廃棄石膏ボードを新素材に変えて、タイルを制作するワークショップを開催しました。

上回転研究所について

 名古屋市にて廃棄問題に対して、意匠性のある新素材開発という手法で取り組む素材デザイナー村上結輝を中心に展開しているアップサイクルコミュニティです。若者や企業が集まり、まるで料理をするようにアップサイクルと向き合っています。一人一人が廃棄物の分別を徹底かつ減量化する努力を行い、最終的にはゴミ箱が不要になる社会を目指して取り組んでいます。(活動拠点:マダナサソウ 愛知県名古屋市西区新道1丁目13-15昭和ビル)
 

タリーズコーヒージャパン株式会社

代表取締役社長:小林 義雄|創業:1997年8月|本社:東京都新宿区箪笥町22番地|HP:https://www.tullys.co.jp/|米国シアトル発祥のスペシャルティコーヒーショップ「タリーズコーヒー」の日本における展開。「地域社会に根ざしたコミュニティーカフェとなる」を理念に、一杯一杯手作りの本格的なコーヒーと寛ぎの空間を提供している。

 

株式会社On-Co

共同創業:水谷岳史/藤田恭兵|設立:2019年3月|本社:三重県桑名市西別所1375|事務所:名古屋市西区新道1丁目13-15昭和ビル|HP:https://on-co.jp/|ミッションは関わる人々の主体性を向上させ、挑戦が溢れる面白い世の中をつくること。強みは社会に必要と感じた概念を具現化すること。さかさま不動産や丘漁師組合、上回転研究所、マダナサソウなどのPJを展開している。



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企業情報

企業名 株式会社On-Co
代表者名 水谷岳史
業種 その他サービス

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