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MDM2国際ワークショップ参加登録と演題応募開始のご案内~がん抑制遺伝子 p53 とその制御因子 MDM2 の最先端の研究発表~

2023年10月15日〜10月18日、国立がん研究センター研究棟にて、MDM2国際ワークショップを開催いたします。開催案内ホームページにて、参加登録と演題応募の受付を開始いたしました。「開催案内ホームページ」 https://www.10thmdm2.jp/

2023年10月15日〜10月18日、国立がん研究センター研究棟にて、MDM2国際ワークショップを開催いたします。

開催案内ホームページにて、参加登録と演題応募の受付を開始いたしました。

 

「開催案内ホームページ」

 https://www.10thmdm2.jp/

 

●参加登録

早期登録 開始:2023年4月10日(月)

早期登録 終了:2023年7月10日(月)

 

●演題応募

演題応募 開始:2023年4月10日(月)

演題応募 終了:2023年8月21日(月)

 

【開催意義】

1979年に発見されたがん抑制遺伝子p53は、約半数のがんで変異しており、世界で最も多くのがん研究者が研究している遺伝子の一つである。

また、p53の主要な制御因子であるMDM2は、がんの約30%で高発現しているがん遺伝子であり、p53の機能を抑制したり、p53タンパクを分解することにより、がん化に大きく貢献する。

総合すると、数々のがんの実に約90%のケースで、p53-MDM2経路に異常が認められ、これはがんで最も高頻度に起こる異常である。

このため、p53-MDM2経路を標的にした治療法は、多くのがん患者にとって有益と考えられるが、癌のキナーゼを標的とした臨床応用分野に比べ、薬剤の標的にする難しさから大きく後れを取ってきた。

ところが、近年になって、バイオインフォマティクスを利用した構造解析の発展や基礎研究の進歩により、MDM2によるp53不活化機能を抑制し、p53の活性をがん細胞で上昇させる目的で、数々のMDM2阻害剤が開発されている。

また、変異型p53を野生型に戻す薬剤や、p53非依存性のMDM2のがん促進機能を抑制する薬剤など、新しいp53-MDM2経路標的薬剤の開発も進んでいる。

さらに、p53変異型をもつ癌を標的にしたワクチンなどp53-MDM2経路を免疫療法に応用する研究も進んでいる。

これらの一部はすでに臨床応用の段階で、成功例もいくつか報告されつつあるが、いまだ重篤な副作用やがんの再発など問題点が多い。

本会はp53-MDM2経路の基礎研究と臨床応用と製薬会社の著名な研究者が一同に会し、基礎研究の進歩および近年脚光をあびつつあるp53-MDM2経路を標的にした治療法の問題点を解決する活発な議論の場となることが期待される。

 

【MDM2国際ワークショップ概要】

MDM2国際ワークショップには、p53を発見したDavid Lane博士とArnold Levine博士に加え、名誉ある米国科学アカデミー会員であるCarol Prives博士、Guillermina Lozano博士、Karen Vousden博士、さらにはRocheで世界初のMDM2阻害剤の開発を行ったBinh Vu博士などを含む約30人の世界的に著名な研究者がすでに参加を了承しており、海外からは100名程度の参加者が見込まれる。

日本からも、主催者である国立がん研究センターに加え、最先端のがん研究をおこなっている東京大学、千葉大学、帝京大学、金沢大学、札幌医科大学の教授がすでに参加を了承しており、若手研究者を含めると100人以上の参加者が見込まれる。

 

4日間にわたる当ワークショップでは、基礎生物学的な研究に加え、p53-MDM2相互作用を利用した新規治療法の開発へと繋がる臨床応用研究を討論し、世界各国の若手研究者も含めた世代を超えた研究者間の交流と、そこから生まれる国際的な共同研究への発展が期待される。

p53およびMDM2研究の国際的知名度は高いが、残念ながらこの規模のp53あるいはMDM2研究の学会は今まで日本で開催されたことはない。

アジアで初めて開催される国立がん研究センター研究所主催のMDM2国際ワークショップは、今後発展していくこの分野で日本人研究者がプレゼンスを示し、世界をリードしていく上で非常に重要である。

 

【2つの特別シンポジウム】

ワークショップ初日に、MDM2特別シンポジウムを企画している。

MDM2を発見した研究者や、MDM2阻害剤を開発した研究者を呼び、MDM2-p53経路関連の歴史的な発見と、今後のMDM2研究の方向性について討論する。

がん研究の歴史に残る発見について、実際の発見者から直接話を聞くことができる魅力的なシンポジウムになっている。

さらに3日目には、現在注目を集めているがん免疫とp53・MDM2との相互制御機構に焦点を当てた特別セッションを設ける予定である。

これらの特別セッションは、今後この分野を担う若手がん研究者の興味を大きく引くものになると考えている。

 

■主催責任者

大木 理恵子 国立がん研究センター研究所

板鼻 康至    シンガポールDuke-NUS医学大学院大学

岩熊 智雄      アメリカCMRI研究所



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企業名 サイエンスウェブ株式会社
代表者名 丹野篤美
業種 ネットサービス

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