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NHK「おはよう日本」でメタバース・ハラスメント"メタハラ"特集 バーチャル美少女ねむが実態を解説

2023年3月19日朝7:00放送分のNHKニュース番組「おはよう日本」の特集『仮想世界「メタバース」でのハラスメント:"メタハラ"の実態に迫る』に、メタバース文化エバンジェリスト「バーチャル美少女ねむ」がゲスト出演。大規模調査「メタバースでのハラスメント」のデータを紹介し、"メタハラ"を考える上で一番大切なことをインタビューで解説した。番組にはVR法人HIKKYの「さわえみか」「育良啓一郎」、NPO法人バーチャルライツの「國武悠人」など多数のメタバース住人が出演。ハラスメントを考えることを通して、仮想世界「メタバース」が単なるゲームではなく実際に人が生きていくリアルな世界であることが伝わる、有意義な番組内容となった。

NHK「おはよう日本」特集『仮想世界「メタバース」でのハラスメント:"メタハラ"の実態に迫る』

2023年3月19日朝7:00、NHKニュース番組「おはよう日本」の科学&文化コーナー「サイカル研究室」で特集『仮想世界「メタバース」でのハラスメント:"メタハラ"の実態に迫る』が放送された。

 

番組は「NHK+」で3月26日まで見逃し配信で視聴可能だ。
※NHKニュース おはよう日本(3/19(日) 午前7:00-午前7:40 放送) : https://plus.nhk.jp/watch/st/g1_2023031920470?t=1303

 

NHKのwebメディア「サイカルジャーナル Science & Culture journal by NHK」でも同内容の記事が掲載された。
※メタバース・ハラスメント デジタルの痛みとは|NHK : https://www3.nhk.or.jp/news/special/sci_cul/2023/03/special/meta-hara/

"メタハラ"事例を再現

番組ではレポーターが実際にVRゴーグルを被ってメタバースに入り、「アバターに叩かれる事例」や「大きな音や光で他の人の会話を邪魔される事例」など、"メタハラ"の事例を体験した。

"メタハラ"体験談の紹介

VR法人HIKKYの「さわえみか」さん・「育良啓一郎」さんが出演し、ユーザーとして実際に受けたハラスメントの事例として「卑わいなことばや暴言」「騒音やまぶしい光」「女性型アバターを使っているときにスカートの中をのぞき込まれた」などを紹介した。

"メタハラ"経験者はどれくらいいる?

メタバース文化を研究している「メタバース界のアイドル」として「バーチャル美少女ねむ」が紹介された。スイスの人類学者リュドミラ・ブレディキナと共に行った大規模調査レポート「メタバースでのハラスメント」が紹介された。

 

「メタバースでハラスメントを受けたことがある」人が57.8%、「見たことがある」人が69%など、実際のメタバースユーザーにおける経験率が紹介された。実際の事例としては、「性的なことば」「性的に触られる」などのセクハラ(性的ハラスメント)が上位を占めている結果が紹介された。

 

なお、よりよいメタバースに向けた議論を活性化するため、調査レポートは全ページ無償公開されている。
※メタバースでのハラスメント (Nem x Mila) : https://note.com/nemchan_nel/n/n60fd28b43b3a

 

 

バーチャル美少女ねむが解説、"メタハラ"を考える上で一番大切なこと

バーチャル美少女ねむは、"メタハラ"についてインタビューで以下のように語った。

 

『現実世界で他の人から嫌な思いをさせられた経験を持たない人はいないと思います。メタバースでも100%に近いだろうと思っていましたが、予想よりも少なかった印象です。ただ、割合としては少ないですがハラスメントが与える影響の強さについては7%の人が重大なものだと答えていました。メタバースのハラスメントがどういうもので、どういう危険性があるかを、社会が理解するのは大事なことで、仮想世界が今後どう発展していくのかを考える上でも重要なことだと思っています。一歩間違えればディストピア(暗黒世界)になってしまいますから』

 

『メタバースにはマイノリティーもいるし、いろんな世代の人や世界中の人たち、美少女アバターで生活している人や心身の性別の不一致を抱えている人などもいます。現実よりも多様性があり、常識が通用しない世界でもあります。そのような世界で『相手の気持ちになって考える』ということは、とても難易度が高いことですが、メタバース時代のコミュニケーションをうまく進めていく上では必要になってくる『新しい常識』なのだと思います』

 

<メタバースに法律で規制を加えることに対して、抵抗感や拒否感を示したユーザーが多かったことについて>
『一定数ハラスメントを受けている人がいても、こういう結果が出たのは意外でした。本当に好きな姿で生きていける、なりたい自分で自分を表現できる、現実には無いメタバースならではの自由度に魅力を感じているユーザーがたくさんいるんだと思います。一方で、もし今後メタバースのハラスメントがもっと増えて規制せざるを得ないとなると、それこそメタバースの可能性を摘んでしまうと思うので、この自由なメタバースやその可能性を探っていくという意味でもお互いにコミュニケーションを取っていくことが大事なのだと思います』

 

<よりよいメタバースのために大事なことは?>
『結局、相手の立場になって考えて行動していくということです。ひと言でいうと、現実世界と同様に、バーチャルでも「思いやり」が大事なんです』

"メタハラ"の対策とは

NPO法人バーチャルライツの「國武悠人」さんも出演し、メタハラの対策として、プラットフォームがユーザーを守るために提供している「ミュート(消音)」「非表示」などの機能を適切に活用することが重要だと解説した。

メタバース文化エバンジェリスト「バーチャル美少女ねむ」

メタバース原住民にしてメタバース文化エバンジェリスト。「バーチャルでなりたい自分になる」をテーマに2017年から美少女アイドルとして活動している自称・世界最古の個人系VTuber(バーチャルYouTuber)。作家としても活動し、著書に小説『仮想美少女シンギュラリティ』、メタバース解説本『メタバース進化論(技術評論社)』がある。

2022年は文化庁や総務省にもメタバースに関する情報提供やアドバイスを行っており、東京大学で講義したり、各種学術イベントでも講演活動を行った。テレビ番組や雑誌、国際ドキュメンタリーにもゲスト出演多数。 アバター文化への貢献が認められ、キズナアイ以来史上二人めとなる一般社団法人VRMコンソーシアム「アバターアワード2022 特別功労賞」受賞。「MoguLive VTuberアワード2022」では「今年最も輝いたVTuber "7位"」に選出された。

2023年には『メタバース進化論』で「ITエンジニア本大賞2023」ビジネス書部門"大賞"を受賞し、VTuber初の大賞作家となった。

参考図書:『メタバース進化論(技術評論社)』

 

バーチャル美少女ねむ『メタバース進化論(技術評論社)』は、メタバースに興味を持った幅広い読者の方を対象に、現在のメタバースの真の姿、そしてその革命性をわかりやすく伝える「メタバース解説書の決定版」である。自身も黎明期のメタバースで暮らす"メタバース原住民"の一人である著者・VTuber「バーチャル美少女ねむ」が、自分自身の体験、数多くのユーザーへのインタビュー、そして全世界のユーザー1,200名を分析した大規模調査「ソーシャルVR国勢調査」を元にメタバースのリアルを明らかにする、世界初の「仮想世界のルポルタージュ」である。

今回NHKでも取り上げられた興味深いメタバースの住人の生活実態について、実体験とデータを元にわかりやすく紹介している。

 

※『メタバース進化論』"原住民"が贈るメタバース解説書の決定版! :  https://note.com/nemchan_nel/n/n464c528e9b7a



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企業名 株式会社ブイノス
代表者名 安藤篤志
業種 エンタテインメント・音楽関連

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