10月14日にイギリス郵政より「著名な女性人権活動家」をテーマにした切手が発行されます!

10月14日にイギリス郵政より「著名な女性人権活動家」をテーマにした6種セットの切手が発行される。

10月14日にイギリス郵政より「著名な女性人権活動家」をテーマにした6種セットの切手が発行される。

それぞれの活動家は、日本語にも翻訳されている「結婚愛」の著者であり、
産児制限運動や避妊診療所の開設などで知られるイギリスフェミニズム運動の第一人者と言われるマリー・ストープスや、
男女平等の労働賃金を一環して主張し続けた政治家のバーバラ・キャッスルをはじめとして、女性の健康状態を改善することに尽力した医師のエリザベス・アンダーソン、女性の参政権獲得に尽力したM.G.フォーセット、
育児にかかる費用を支援する「家族手当制度」の主唱者エレノア・ラズボーン、そしてイギリスにおける黒人人権の地位向上に尽力したアメリカ出身の黒人人権活動家クラウディア・ジョーンズの計6人。

中でも注目したいのがイギリス切手としては珍しく、特定の黒人が図案になっているということだ。
もちろんイギリス国内にもアメリカ同様黒人社会があり、イギリスの全人口の10パーセント強はアフリカやカリブ諸国出身の黒人が占めているのだが、
日本人のイメージとしてやはりイギリスはいまだに白人社会というイメージが強い。
事実、イギリス切手の図案として特定の黒人が題材となる例はまだ少ないので、そういう意味では非常に珍しい切手である。

クラウディア・ジョーンズはカリブ諸島のトリニダードで生まれ、幼い時にアメリカのニューヨークのハーレムに家族で移住した。
25歳の時から黒人人権運動と共産党の活動に携わるようになり、
30歳を過ぎる頃には公民権を主張する演説家として名を馳せていた。
しかしこの当時アメリカは共産党狩りとして悪名高い「マッカーシーイズム」の真っ只中にあり、
結果クラウディア・ジョーンズはアメリカ政府によって4回も投獄され最終的には国を追放されることとなった。
しかし逃れた先のイギリスでは社会不安を背景に黒人に対する暴力が日常化しており、
ここでもクラウディア・ジョーンズは黒人社会を守る活動を行うと同時に、
イギリス共産党員として政治的な活動を積極的に行った。次第に彼女は黒人リーダーのカリスマと謳われるようになった。
その後クラウディア・ジョーンズは1964年の12月24日に49才の若さでこの世を去った。死因は幼い頃にわずらった結核であった。

彼女が提案した「ノッティングヒル カーニバル」はカリブ系住民の指揮の下、
毎年規模を拡大させ開催されている。これは彼女の功績が現在のイギリスに残っている数少ない事例だ。


切手の詳細
発行国  イギリス
発行日  2008年10月14日
小売価格 \1460(税込)

お問い合わせは:
株式会社 日本郵趣エージェンシー
TEL: 03-5951-3433 
FAX: 03-5951-3431
e-Mail: jpa@agcy.co.jp
Homepage: http://www.agcy.co.jp

関連団体: 
財団法人日本郵趣協会  
財団法人切手の博物館 
株式会社郵趣サービス社 
株式会社日本郵趣出版 

企業情報

企業名 株式会社日本郵趣エージェンシー
代表者名 大網誠
業種 商社・流通業

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