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震災から11年、宮城県石巻市雄勝町の防潮堤に、世界に類を見ない野外美術館「海岸線の美術館」を立ち上げるためのクラウドファンディングを開始!

宮城県石巻市雄勝町でアート事業を行う、一般社団法人SEAWALL CLUB(所在地:宮城県石巻市雄勝町下雄勝2-5、 代表理事:小早川千尋、金井雄太)は、震災後雄勝町に建設された巨大防潮堤の壁面に、2022年9月中旬から芸術作品としての壁画を描き、その壁画の完成とともに「海岸線の美術館」という野外美術館を2022年11月末に開館します。その防潮堤での壁画制作資金と美術館運営資金を集めるために、2022年7月30日よりクラウドファンディングプラットフォーム GoodMorningにて「海岸線の美術館」のプロジェクトを開始いたしました。 ▶︎クラウドファンディングページ:https://camp-fire.jp/projects/view/599785

■海岸線の美術館とは

海岸線の美術館は、雄勝の海岸線沿いにある高さ約10m、長さ約3.5kmの防潮堤や建物の外壁などの野外に芸術家が壁画を描き、その美術作品が豊かな海や山と調和することで雄勝のみで体験できる唯一無二の風景を生みだします。

今後さまざまな場所に描かれていく壁画を、海岸線沿いを巡りながら鑑賞することで雄勝の魅力を隅々まで堪能できる美術館になることを目指しています。そして、雄勝の住民の方の日常生活にあたらしい色を加え、今まで雄勝に来た人やこれまで来たことがない人の訪れるきっかけになるーーー震災から11年経った今、新しい未来に向かっていくために、さまざまな人が訪れ関係人口が増加していくというサイクルが生まれる一助に美術館がなっていくことを期待しています。


・海岸線の美術館 ティザーPV

 

■雄勝町とは

宮城県石巻市雄勝町は、三陸のリアス式海岸沿いにある緑深い山々と青い海が作り出す、美しく豊かな町です。仙台駅から車で1時間15分の距離にあります。クラファンイメージ素材-28.jpg

ホタテ、カキ、ウニ、アワビ、ホヤ、ワカメ、旬の魚などリアス式海岸で育まれる豊かな海産物や、東京駅の屋根のスレートでも使われている雄勝石が有名で、室町時代から続く伝統的な硯(すずり)の産地です。

 

・震災で津波の被害を受けた雄勝
2011年3月11日、東日本大震災。20m級の津波の被害に遭い、町の8割が壊滅し、約4,000人いた人口は現在1,000人ほどになってしまいました。65歳以上が57.11%(令和2年3月31日)にのぼる超高齢地域となっています。

同じ場所を撮影した写真(左:震災前/右:震災後)

■クラウドファンディング概要

今回のクラウドファンディングでは、2022年9月中旬から開始する防潮堤での壁画制作のための制作資金と、2022年11月末に開館する「海岸線の美術」の運営資金を集めます。

URL:https://camp-fire.jp/projects/view/599785

期間:2022年7月30日(土)〜8月31日(水)

目標金額:800万円

壁画制作場所:宮城県石巻市雄勝町雄勝上雄勝151−3付近 みうら海産物店裏防潮堤


◉防潮堤壁画「Islander’s “o”」完成イメージ

・壁画コンセプト

防潮堤に描かれる予定の壁画「Islander’s “o”」は7.5m×54.6mの巨大作品です。壁画制作者である芸術家安井鷹之介がこの3年間雄勝を訪れる中で感じた、「住まう人の”手入れ”によって営為が紡がれ、町に美しさを帯びている」をコンセプトに、山を抜けるごとに表情を変える地区や浜の印象を、空と海の色の切り替わりによって表現し、そこに雄勝の人々が匿名的に描かれた絵巻のような作品を制作予定です。


 ◉クラウドファンディングで様々なリターンを用意

海岸線の美術館は、ただ壁画を制作して展示するだけでなく、雄勝町に生まれる壁画=新しい風景を支援者と一緒に作り上げるために、下記の様々なリターンを用意しました。


 ・リターンA

壁画のパトロンになる「1カベパトロン権」

30,000円/50,000円/100,000円コース

防潮堤のパネル(60cm×120cm)を1カベとして、巨大な壁画を528カベに分割し、1カベ部分ごとの作品のパトロン権をリターンとして用意しました。

壁画完成前にパトロン権をご購入いただき、支援いただいたお金で壁画を制作、壁画完成後に壁画の1カベ部分を美術館がランダムに割り振ってパトロン部分を決定し、証明書など様々なリターン特典をお送りします。

 

-リターン特典

①1カベパトロン権作品証明書

②壁画写真作品(A1ポスター、リモート・壁紙用デジタル画像)

③WEBサイトでのパトロンネーム記載

④壁画完成披露会ご招待

 

 ・リターンB

壁画のはじまりに一筆をいれよう!「壁画下地制作イベント」

20,000円

2022年9月17日(土)・18日(日)・19日(月)の3日間で、壁画の下地を制作するイベントを開催します。申し込み頂いた皆様には、刷毛や筆でアーティスト安井鷹之介と一緒に壁画の元になる下地の色塗りを行なっていただきます。

 

-リターン特典

①壁画下地制作イベント参加券

②海岸線の美術館オリジナル作業着


・リターンC

壁画に乾杯!「海岸線のエール」

15,000円

石巻で栽培されたホップを使いクラフトビールを醸造している、ISHINOMAKI HOP WORKSとコラボレーション。海岸線の美術館のオリジナルラベルがついた、看板商品「巻風エール」のスペシャルエディション「海岸線のエール」をご用意いたします。

 

-リターン特典

海岸線のエール6本セット


・リターンD

美術館に壁画を観にいく!「美術館応援チケット」

3,000円/5,000円/10,000円コース

海岸線の美術館の壁画作品は野外にあるので、チケットを買わなくても鑑賞することができますが、雄勝と美術館を応援したいという思いを集めるために鑑賞チケットをご用意いたします。

 

-リターン特典

デジタルチケット

 

・リターンE

美術館を応援する「美術館スポンサー(個人・企業)」

個人スポンサー:250,000円/500,000円コース

企業スポンサー:500,000円/1,000,000円/2,000,000円コース

海岸線の美術館の活動に共感し、応援いただける個人様・企業様に向けた、美術館のスポンサーになるという特別なリターンとなります。

 

-リターン特典

①オフィシャル作業着へのお名前・企業ロゴ掲載

②美術館のぼりへのお名前・企業ロゴ掲載

③WEBサイトへのお名前・企業ロゴ掲載

④壁画PVへのお名前・企業ロゴ掲載

⑤壁画完成披露会ご招待

■クラウドファンディング達成後の流れ

2022年8月31で終了するクラウドファンディングの達成後は、壁画を制作し、

海岸線の美術館を開館いたします。

 

◉2022年スケジュール

9/17(土)~ 19(月) 壁画の下地制作イベント開催

9/20(火) 壁画の本制作を開始

11/26(土)・27(日) 壁画完成披露会開催(予定)

というスケジュールで、約2ヶ月半での制作を予定しています。

■美術館立ち上げの背景

美術館メンバーが初めて雄勝を訪れた2019年から3年間、美術館を立ち上げるために様々な活動をしてきました。

 

◉メンバー雄勝初来訪(2019.7)

2019年に新規事業案を提案する企業研修で、メンバーが全国各地から雄勝を訪れたことから、美術館の計画が始まりました。当時復興が進む中、高さ約10m、海岸沿い3.5kmに渡って建設されていた巨大防潮堤を目の当たりにし、海が全く見えないその風景に衝撃を受けました。そこで、防潮堤の壁面にアーティストが壁画を描き、新しい風景を生み出す美術館をつくり、関係人口を増やすという事業プランを考え住民と行政に提案したところ、「県外からも人が呼べるような場所になるかもしれない」というお声を頂き、アイデアで終わらせずに実現に向けて動き出すことになりました。

 

◉雄勝防潮堤美術館 1回目クラウドファンディング→中止(2020.11)

2021年での美術館の1枚目の壁画完成を目指し、2020年11月よりクラウドファンディングで資金集めを開始。2週間で500万円を超えるなど、震災復興やアートによるまちづくりの社会的関心を感じました。しかし、新型コロナウイルスの影響で雄勝現地へ行くことが難しくなり、壁画制作開始の延期を決定し、クラウドファンディングを中止しました。


 ◉滞在制作型展覧会「安井鷹之介滞在制作 半透明について」(2021.10)

1回目のクラウドファンディングの中止を受け、もっと密に住民とのコミュニケーションを行おうと、滞在制作型の展覧会を道の駅に併設した雄勝硯伝統産業会館で開催。壁画を制作する芸術家の安井鷹之介が1 ヶ月間雄勝町に住み、住民の方々との会話しながら滞在中作品を制作する展覧会で、結果1000人を超える方に来ていただくことができました。


◉石巻市雄勝小・中学校へ絵画作品「Islander」を寄贈(2021.12)

展覧会での縁から、雄勝小・中学校の裏手の風景を描いた巨大絵画作品「Islander」を同校に寄贈しました。児童、生徒にとても喜ばれ、「将来芸術家になりたい!」と言ってくれる子もいました。そこで当時の校長先生と話し、こどもたちと一緒に共同で作品を制作する計画がスタートしました。


 ◉美術館1作目の壁画 雄勝小・中学壁画「highlight」(2022.5)

2022年4月から1ヶ月間をかけて、雄勝小・中学校の中庭に面した高さ5m、幅17mの壁に、安井鷹之介と児童、生徒が一緒に壁画を制作しました。

・壁画コンセプト

壁画モチーフは、3.11の震災時に旧雄勝中学校の校舎に唯一生き残った1本の桜。津波を被ってしまったにも関わらず、同年春に震災前と変わらぬ凛とした姿で花を咲かせ「奇跡の桜」と呼ばれていました。

しかし震災から11年経った現在、桜が枯れそうになっています。この壁画はその桜のストーリーや姿を生徒とアーティスト安井鷹之介が共同で校舎内に壁画を制作することを通じて、後世に残していくというものです。また、壁画制作に係るプロセスを通じて”地元と母校に対する愛着をさらに深く根付かせてほしい”という願いがあり、奇跡の桜と自身を重ねて”存在痕跡を残す”作品となっています。

 

・PV:海岸線の美術館 #1 "highlight" 雄勝小・中学校壁画 -学校生活篇
完成した壁画が、児童、生徒の生活と混ざり合った風景をご覧いただけます。ぜひお楽しみください。

 

 

・メイキング映像:海岸線の美術館#1"highlight"〜メイキングとアーティストトーク、その後篇〜
壁画制作のプロセスや、作品についての安井鷹之介のアーティストトーク、完成後の壁画前で行われたコンサートの様子などがご覧いただけます。ぜひお楽しみください。

 

・雄勝小・中学校壁画 "highlight" の特別公開イベントを開催予定!!

本壁画は、雄勝小・中学校の敷地内にあるので普段は非公開ですが、2022年8/20-10/2で開催するReborn-Art Festival 2021-22[後期]との連動企画として、初めて一般公開されます。是非この機会にみなさまご覧ください!
 

Reborn-Art Festival WEBサイトリンクよりご確認ください。

https://www.reborn-art-fes.jp/topic/ogatsu_museum/

※本イベントお問合せ:一般社団法人SEAWALL CLUBまで

■海岸線の美術館メンバー

◉壁画制作アーティスト

安井鷹之介

愛知県出身。2018年東京藝術大学彫刻科卒業。MAHO KUBOTA GALLERY所属。

東京藝術大学彫刻科に在籍時、ミケランジェロやロダンなど古典から近代までの彫刻を深く掘り下げて学び、一方で主に欧米の現代アートの潮流に触れる。

学生時代から制作を始めた石膏と布で造形した彫刻で注目を集め、このオリジナルな手法を用い独特のボリューム感を持つペインティングも制作する。日本人離れしたセンスと現代的で開かれた表現が幅広い層の共感を呼んでいる。

 

 

◉美術館館長

髙橋窓太郎

東京都出身。東京藝術大学建築科卒業。

大学で建築意匠設計を学ぶ。

卒業後広告代理店勤務を経て、海岸線の美術館館長に。アートパブリックスペースの企画・運営や、プロジェクトデザインを行っている。


■会社概要

商号:一般社団法人SEAWALL CLUB

代表者: 代表理事 小早川千尋、金井雄太

所在地: 〒986-1135 宮城県石巻市雄勝町下雄勝2-5

設立: 2021年5月

URL:https://kaigansennobijutsukan.com

 

■美術館の事業運営体制

事業運営主体:一般社団法人SEAWALL CLUB

共催:石巻市

協力:MAHO KUBOTA GALLERY


当美術館の防潮堤を利活用した壁画は、石巻市と一般社団法人SEAWALL CLUBの共催事業です。石巻市が宮城県より防潮堤の使用許可を取得し、一般社団法人SEAWALL CLUB が石巻市と協議をしながら、運営•管理を行なっていきます。

 

■SNS,WEBサイト

facebook:https://m.facebook.com/seawallclub/
Instagram:https://www.instagram.com/seawallmuseum_ogatsu/
WEB:https://kaigansennobijutsukan.com/
 

■本件に関するお問い合わせ先

企業名:一般社団法人SEAWALL CLUB

担当者名:髙橋窓太郎

TEL:090-5419-6783

Email:seawallclub@gmail.com





 

 

 

 


 



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企業情報

企業名 一般社団法人SEAWALL CLUB
代表者名 小早川千尋
業種 その他サービス

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