世界情勢のカギをにぎるイスラム原理主義の根幹を知るための必読の書が初邦訳されました。

中東関連書籍に定評のある第三書館が、テロ組織アルカイダの「教本」とも言われるサイイド・クトゥブ著『道しるべ』の日本語版を発刊! エジプト人の著者は死刑となった幻の書の全容が、いま明かされます。

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   イスラーム原理主義の「道しるべ」
サイイド・クトゥブ:著  岡島稔、座喜純:訳+解説
定価1800円+税 第三書館
四六判上製、312ページ ISBN978-4-8074-0815-3
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●アラブ諸国では現在も発禁のまま
 今回、初の邦訳となったサイイド・クトゥブの『道しるべ』は、エジプトで1964年に刊行されながら、近代的な国家システムの否定にもつながるといった理由から発禁となり、著者はその2年後に死刑執行されました。
 しかし、その後も敬虔なイスラム教徒によって読み継がれた『道しるべ』は、2001年に米国同時多発テロを起したアルカイダの「教本」とされ、ウサマ・ビン・ラディンは熱心なクトゥブ主義者だと自認しています。
 発刊から40年以上を経てなお、原書だけでなく英訳本などがインターネットを通じて広く世界中で読まれる一方で、エジプトをはじめとするアラブ諸国では、現在も発禁となったままなのです。

●元新聞記者とエジプト人学者が共同で完訳
 アメリカが主導する「テロとの戦い」に追従する日本では、米国メディア経由の「イスラム原理主義者像」が広く流布され、「イスラム教徒=テロリスト」といったイメージで語られることが多いのが現状です。
 しかし、「テロリスト予備軍」とのレッテルを貼られているイスラム原理主義者がなにを求め、なにを訴えているのかを知らずに、「対テロ戦争」に巻き込まれる日本の現状はいびつであると主張する日本人の元新聞記者とエジプト人学者によって「クトゥブ主義」の根幹をなす本書の日本語訳が完成したのです。
 共訳者のひとりで日経新聞のカイロ特派員などを歴任した岡島稔氏は、「イスラムの民衆運動が、『テロ』や『狂信主義』と呼ばれる現状において、この書は非常に論争的である」と話し、エジプト出身で現在は拓殖大学でイスラム研究を続ける共訳者、座喜純氏とともに、議論の前提となる解説を執筆しました。

●「版元ドットコム」のホームページでアクセス数1位に
 北京五輪の開幕前後もテロが続く新彊ウイグル問題をはじめ現代の世界情勢を知るうえで不可欠ともいえるイスラム原理主義の根幹を説いた「幻の書」の完訳とあって、業界内外での注目度はひじょうに高まっています。
 第三書館をはじめ127出版社が加盟し、ネット上で書籍販売するホームページ「版元ドットコム」(http://www.hanmoto.com/)でのアクセス数においても、新刊予定本の第1位にランクされています。

 なお、訳者への取材依頼なども弊社で受け付けております。現代イスラム原理主義の源流ともいえるクトゥブ主義に関するご質問なども気軽にお尋ねください。

【本件に関するお問い合わせ先】
第三書館
東京都新宿区大久保2-1-8
電話 03-3208-6668 ファクス 03-3208-6623 Eメール d3skan@hanmoto.com
本のデータ、注文は
http://www.hanmoto.com/bd/isbn978-4-8074-0815-3.html

《関連URL》
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