食べると痺れるたいやき!? 東京阿佐ヶ谷のたいやき店が「青実山椒たいやき」を裏メニューとして今年も発売
たいやき ともえ庵(東京都杉並区阿佐谷南1)では、青実山椒の塩漬けをつぶあんに混ぜて焼き上げた「青実山椒たいやき」(380円税込)を今年も10月12日(火)より1カ月間限定で、発売します。 これまで甘味に使われることがほとんどなかった青実山椒の刺激的な味は、意外ですが甘さを抑えたつぶあんになじみます。そして食べ進めると口が痺れてくる・・・今までどこにもなかった味を体験できるたいやきです。
■青実山椒をつぶあんに混ぜ込んだたいやき
日本古来のスパイスとして生活になじんできた「山椒」は、うなぎにふりかける「粉山椒」や、ご飯に乗せて食べると美味しい「ちりめん山椒」として食生活になじんでいます。
特に京都では山椒の若葉から作る「木の芽煮」や山椒の実の佃煮は誰もが知る食べ物です。
また最近では、海外の有名ショコラティエが粉山椒をチョコレートに混ぜ込む素材として用たことが話題となり、ケーキのトッピングにふりかけるなど、スイーツの素材としても使用されています。
たいやき ともえ庵では粉山椒ではなく、山椒の若い実、「青実山椒」を使っています。茹でてあく抜きし、塩漬けにしたものをつぶあんに混ぜ込んで使用しています。青実山椒は粉山椒以上に個性的な味なので万人向けではありませんが、ひと口食べるとハマる人は大好きになる、そんな魅力をもった食材です。
■今まで味わったことがない新しい美味しさ
青実山椒たいやきは、食べる前から山椒の風味を感じます。ひと口めには少し塩味が混じったやさしい甘さのつぶあんを感じ、少し遅れて山椒の刺激的な辛みが来ます。青実山椒だけで食べるとかなりの刺激ですが、つぶあんと一緒なので食べ進めやすい味です。
さらに食べ進めると、口の中が痺れてきます。麻婆豆腐の「麻」は痺れるという意味で、使用されている花椒(中国の山椒)の効果によるものです。青実山椒も同様に痺れをもたらします。嫌な痺れではなく、青実山椒のフレッシュな辛みが口中に沁みるような感覚です。
最後に冷水など、冷たいものを飲むと口中が一気に涼しくなるような不思議な爽快さに包まれます。
■“小粒でぴりりと辛い”山椒がたいやきに混ぜ込まれるまで
たいやき ともえ庵の経営者は関西出身ということもあり、山椒の実の佃煮を好んで食べており、たいやきに入れてみたいと考えていました。
ところが、販売されている山椒の実の佃煮をつぶあんに混ぜてたいやきにしてみると美味しくない。量を調整してもまったく味が良くならず、諦めていました。
数年後のある日、新しい味の組み合わせを試そうと、つぶあんにもろみ混ぜて食べてみましたところ、かなり不味いものになりました。もろみは醤油を作る過程のものです。その際に気付いたのが「山椒の佃煮がつぶあんに合わなかったのは醤油味だからじゃないか」ということでした。
醤油を使わず、アクを抜いて塩漬けにした青実山椒で試してみると、見事につぶあんと合い、美味しく仕上がりました。
■月替りたいやきの裏メニューとして提供
たいやき ともえ庵では毎月11日から翌月9日のサイクルで「月替りたいやき」を出しています。
月替りたいやきは、国産の材料を合せることでこれまでにないつぶあんの美味しさを引き出すこと、他の店はないない完全オリジナルであることを条件に、独自に開発したメニューです。
これまで、生姜、紅玉りんご、酒粕、広島レモン、桜葉、よもぎ、杏、巨峰、落花生、梅干し、ハスカップなどを提供してきました。どれも、つぶあんの新たな魅力を引き出す素材です。
ただし、青実山椒たいやきは、通常の月替りたいやきとは違い、「月替りたいやきの裏メニュー」という位置づけで出します。青実山椒たいやきは味に個性があり過ぎて誰もが美味しいと思う訳ではないことから、正式な月替りたいやきではなく、裏メニューとして出すことにしています。
※10月12日(火)~11月9日(火)の月替りたいやきは「白玉たいやき 50円引き」です。
【商品概要】
・青実山椒たいやき 380円(税込)
提供期間:2021年10月12日(火)~11月9日(火)
詳細情報は以下のブログ記事をご覧ください。
http://taiyaki-tomoean.blog.jp/archives/84112527.html
【たいやき ともえ庵について】
■基本情報
店舗名:たいやき ともえ庵
住所 :〒166-0004 東京都杉並区 阿佐谷南1-35-20
電話 :03-6383-2144
定休日:月曜日
営業時間:11時~20時(現在は短縮営業で19時30分閉店)
ホームページ:http://www.tomoean.net/
公式ツイッター:https://twitter.com/tomoean
公式ブログ:http://taiyaki-tomoean.blog.jp/
■たいやき ともえ庵の「たいやき」について
たいやき ともえ庵では昔ながらの「一丁焼き」の製法でたいやきを焼いています。どこよりも薄い皮と甘さを抑えた自家製のつぶあんが特徴です。(税込200円)たいやきに自家製の白玉を入れた「白玉たいやき」(税込350円)も人気のメニューです。
また、作り置き時間(約20分)を経過したたいやきを使って作る「たいやきの開き」(税込400円)が話題になっています。
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企業情報
企業名 | たいやき ともえ庵 |
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代表者名 | 辻井 啓作 |
業種 | 外食・フードサービス |