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ドキュメンタリー映画『スズさん 〜昭和の家事と家族の物語〜』公開決定と予告編解禁、小林聡美さんからのコメント到着のご案内

明治、大正、昭和を生きた一人の女性・小泉スズ。 貴重な記録映像のなかに、震災・戦争を生き抜いた母の姿がありました。

平素よりお世話になっております。

明治、大正、昭和を生きた一人の女性・小泉スズさん。関東大震災で母を亡くし、戦争が人々のくらしに影を落とす中、子どもを産み、必死に育て、戦後は専業主婦として家族のために働きました。そんなスズさんの人生を、当時の貴重な記録映像と実の娘で生活史研究家の小泉和子さんのインタビューで描くドキュメンタリー映画『スズさん〜昭和の家事と家族の物語〜』(配給:記録映画保存センター/配給協力:ポレポレ東中野)が、11月にポレポレ東中野ほか全国にて公開となります。今年5月にスズさんの出身地である横浜で先行上映された際には、会場の横浜シネマリンに多くのお客様がご来場になり、急遽8月にアンコール上映が実施されるほどでした。その反響を受け、東京をはじめとする全国公開が決定しました。映画の本編中に使用されている、80歳を越えたスズさんによる息をのむほど鮮やかな手仕事の記録は、片渕直監督が『この世界の片隅に』の主人公すずさんが家事をする場面の参考にしています。当時、当たり前に継承されていた経験や生活の知恵は、時代の変化とともに失われつつあります。母から娘へ。娘から今を生きる私たちへ。スズさんが残してくれた3章からなる物語です。

この度、全国公開の決定を受け、予告編を解禁いたします。また、映画の語りを担う女優の小林聡美さん、出演者の小泉和子さん、監督の大墻敦さんから届いたコメントをあわせてご紹介いたします。
 

ドキュメンタリー映画『スズさん〜昭和の家事と家族の物語〜』に届いたコメントは以下の通りです。 
 

■小林聡美さん(語り/女優)

かつてどの家でも当たり前だった家事の数々と、その家族の暮らし。スズさんの長女で「昭和のくらし博物館」館長でもある小泉和子さんの証言と、スズさんの仕事ぶりを記録した映像は、その物語を圧倒的な説得力で私たちに伝えてくれます。スズさんの立ち働く姿を見ると「人間って凄い」という言葉が湧いてきます。いろいろなことが便利になって、みんな涼しい顔で暮らしているけれど、本当は、私たちはこんなことだってあんなことだってできるのに、と眠らせている能力に申し訳ない気持ちさえしてきます。今の暮らしから見れば、手間も時間もかかる家事は、スズさんにとって「生きている」という喜びだったのでは、と和子さんは語っています。大変な戦争や天災から生き延びた命を、暮らしのために精一杯生かしたスズさん。スズさんの人生は、もしかしたら取り立てて特別なものではないかもしれません。でも、スズさんの体験や家事の技術は、もはや紛れもなく特別なものとして記録され、未来の私たちの暮らしに何かを語りかけてくれている気がします。

 

■小泉和子さん(出演者/生活史研究家)

私は30年程前に今は亡き母をモデルにして「昭和の家事」という記録映画を撮りました。母の時代、誰もが当たり前にやっていた家事がわからなくなってしまうと考えたからです。それを観て下さった大墻敦さんと記録映画保存センターの方たちが、あらたに視点を変えて、戦時下を生きた家族の物語として作られたのが「スズさん」です。防空演習、学童集団疎開、建物強制疎開、横濱大空襲、再疎開、買い出し等々と、戦争の災禍をしっかり体験させられたわが家を病弱な父に代わって支えた母。昭和時代、多くの女性たちを支配していた戦争と家事を肌身に感じさせる映画です。

 

■大墻敦監督

私が初めて、昭和のくらし博物館が製作した「昭和の家事」の映像を視聴したのは、2020年の初めのことでした。洗濯、裁縫、お盆、おせちやおはぎ、お手玉をつくるなどの家事を記録した学術的な映像から、昭和40年代に少年時代を東京で過ごした私に懐かしさが伝わってきました。横浜大空襲と家事の記録を軸に、スズさんの人生を映画化できないか、と考え始めたのは2020年の梅雨時のことでした。終戦後の混乱の時期を経て、昭和30年代は、洗濯機、冷蔵庫、テレビの三種の神器と呼ばれた家電製品が家庭に急速に普及し始め、専業主婦の暮らしが大きく変化しました。必要なものは買えばいい、と価値観が変化していくなかで、家族のために裁縫を続けたスズさんの人生には、今の私たちが受け止めるべきメッセージがあると感じたのです。「母は生きているという実感をもって生きた人でした。人の役に立っているという気持ちをもっていた人だった。苦労は多かったけれど、悔いはなかったのではないか。」という和子さんの言葉に私は大きな感動を覚えるとともに、手を動かすこと、そこから「ぬくもり」を生み出すことへの自信が、スズさんに生きているという実感をもたらしたのではないかと確信するようになりました。製作過程で私が受け取ったメッセージ「日々の暮らしを大切に。辛い日々が続いたとしても、かならず朝は来る。」が、今を生きるみなさんに、将来を担う若者たちに伝わることを心から祈念します。

 

■『スズさん 〜昭和の家事と家族の物語〜』予告編

 

 

■作品概要

東京郊外にある小さな家。

昭和26年(1951年)に建てられた木造2階建の住宅は、いま「昭和のくらし博物館」となり、当時の人々の暮らしを伝えています。館長の小泉和子さんの実家であるこの博物館には、母・スズさん(1910~2001年)の思い出がたくさんつまっています。娘によって語られる、母の人生。そこには生活の細部に工夫を凝らし、知恵を絞り、家族のために懸命に手を動かしながら生きてきた一人の女性の姿がありました。当時、当たり前に継承されていた経験や生活の知恵は、時代の変化とともに失われつつあります。母から娘へ、娘から今を生きる私たちへ。スズさんが遺してくれた3章からなる物語です。

 

【第1章 生い立ちと横浜大空襲】

明治43年、横浜の農家の長女として生まれた、小泉スズさん。関東大震災で母を亡くし、18歳で女中奉公に出て、22歳でお見合い結婚をします。戦争が人々の暮らしに影を落とす中、子どもを産み、必死に育ててきました。スズさんが経験した戦時下の暮らし、学童疎開や建物疎開、防空防災訓練に横浜大空襲、そして戦後の復興期を当時の資料映像を交えながら丹念に描き出します。

 

【第2章 ちいさなおうち】

スズさんの夫が自ら設計を手掛けた18坪の住宅には家族6人と下宿人2人の計8人が暮らしていました。狭くとも快適に暮らせるよう、家の中には様々な工夫が凝らされています。この家で専業主婦として炊事、洗濯、掃除、裁縫と家族のために働いたスズさんの記憶とともに、平穏を取り戻した市井の人々の暮らしを見つめます。

 

【第3章 昭和の家事の記録】

私たちの日々の暮らしを支える家事。家電の発展とともに、その姿は大きく変わりました。昭和の生活を知る貴重な資料として、スズさんに当時の家事を再現してもらった記録フィルムが残っています。着物をほどき、浴衣を縫い、おせちやおはぎを作り、お盆を迎える…。80歳を越えたスズさんによる、息をのむほど鮮やかで、細やかな気配りに満ちた手仕事の記録が4Kデジタルで蘇ります。

 

■作品クレジット

2021年/日本/86分/ドキュメンタリー/DCP/©️映画「スズさん」製作委員会

 

監督・撮影・編集:大墻敦

語り:小林聡美 出演:小泉和子(生活史研究家/昭和のくらし博物館館長)

 

プロデューサー:村山英世・山内隆治 音響監督:Mick 沢口 音楽:矢部優子・長谷川武尚 チェロ奏者:河元哲史 歌:JIBO 音響効果:細見浩三 ドローン撮影・カラーグレーディング:堀井威久麿 録音・照明:折笠慶輔・ 梶浦竜司 イラスト・タイトルデザイン:高橋美江 ポスターデザイン:川津かおり 

助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会

配給協力:ポレポレ東中野 宣伝:リガード

 

<『スズさん 〜昭和の家事と家族の物語〜』に関する情報>

■公開情報

11月 ポレポレ東中野ほか全国順次ロードショー

 

※現時点で公開決定中の劇場は以下通り

東京    ポレポレ東中野 
千葉    キネマ旬報シアター 
群馬    シネマテークたかさき 
愛知    名古屋シネマテーク 
長野    長野相生座・ロキシー 
静岡    静岡シネ・ギャラリー 
静岡    シネマイーラ 
大阪    第七藝術劇場 
京都    出町座 
岡山    シネマ・クレール 
広島    横川シネマ 
広島    呉ポポロシアター 
山口    YCAM山口情報芸術センター 
高知    高知県立県民文化ホール グリーンホール

 

■公式サイト

https://kirokueiga-hozon.jp/movie/movie-suzusan

 

 

 



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企業名 合同会社リガード
代表者名 吉田晶子
業種 エンタテインメント・音楽関連

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