アイキャッチ画像

令和初・福島県いわき市出身の刀工が地元に誕生。2021年9月19日「火入れの儀」を執り行い、本格的に鍛刀場が始動する。

島県いわき市出身の刀工 藤原宗永(ふじわら むねなが)が、2021年9月に宗永鍛刀場を創設します。地元に鍛刀場が誕生するのは令和に入ってから初めてとなります。

福島県いわき市に新たに創設した鍛刀場「宗永鍛刀場」(住所:福島県いわき市田人町 刀工:藤原宗永/ふじわら・むねなが)は、2021年9月19日(日)、操業を始めるにあたり、火入れの儀を執り行います。当日午前10時から神事が始まり、参列する関係者によって玉減しを行います。なお、新型コロナウィルス感染症拡大による影響から、ごく一部の関係者のみで火入れの儀を執り行います。

 

 

▼ 宗永鍛刀場公式サイトURL:

https://munenagatantoujou.jp/

■藤原宗永プロフィール

1984年いわき市生まれ。全日本刀匠会所属 刀工。

幼少期より刀・弓矢に興味を持ち、拾ってきた木材を加工して刀や弓矢を作っていた少年時代を過ごす。大学進学失敗を機に、「手に職をつけたい」と思い、以前より興味があった刀鍛冶の道に進むことを決意。2002年、福島市の藤安将平刀匠に弟子入り。2年間の修行後、愛媛県新居浜市の藤田國宗刀匠(現・親方)に出会い、その斬新で現代的な雰囲気を醸し出しつつ古刀を目指す姿勢に惹かれ、「手に職を」から「古刀再現」に心を動かされ恥を忍んで今までの修行期間を返上。一から出直す覚悟で、2004年、藤田國宗刀匠に再入門する。2008年9月、文化庁の承認を受け刀匠となる。2002年〜2013年まで熱田神宮の奉納刀行事に関わる。2017年、ともいきの国 伊勢忍者キングダム(旧伊勢・安土桃山文化村)の日本刀鍛錬場の専任刀工就任を経て、2021年9月、生まれ育った福島県いわき市において「宗永鍛刀場」を創設。第9回 新作日本刀 研磨 外装刀職技術展覧会 銅賞第二席・新人賞受賞。三重テレビ放送特別番組「宝刀(たからのかたな)〜日本人の魂と技〜」第十話「刀 再入門~平和な世に役立つ刀とは~」において、次世代を担う若手刀工として出演。

 

■多くの刀工が再現を目指す「鎌倉時代の日本刀」

平安時代末頃より、日本独特の姿(反りのある湾刀)が「日本刀」と呼ばれて、千有余年。紅蓮の炎により生まれた玉鋼をもって造られた日本刀は、その神秘性・呪術性を宿す姿に、世界中の人々を魅了し続けています。古人も日本刀に美や精神性を見出し、武器としてはもとより、神に捧げる神器として、または邪を払う守り刀として、現代まで大切に継承されてきました。その日本刀の中でも、今なおロストテクノロジーと言われ、多くの刀工がその再現を目指して研鑽を続けているのが鎌倉時代の刀剣です。

 

■日本刀を通じて伝えたい「日本の心」

藤原宗永は、日本刀という伝統・文化を後世に継承する担い手の一人として、古来より伝わる刀造りの技法に、独自の技法を融合させることで鎌倉時代の刀剣の再現に尽力しています。新たに創設した「宗永鍛刀場」で造り出す日本刀を通じて、古人が日本刀に寄せてきた想いを現代に映し表すことを信条に、時代を超えた幽玄な美を感じられるような日本刀作りを目指します。

 

【宗永鍛刀場】

所在地: 〒974-0153福島県いわき市田人町南大平字下毛13-1

刀工: 藤原宗永(ふじわら・むねなが)

設立: 2021年9月

URL: https://munenagatantoujou.jp/

事業内容: 作刀・研磨



ログインするとメディアの方限定で公開されている
お問い合わせ先や情報がご覧いただけます

添付画像・資料

添付画像をまとめてダウンロード

企業情報

企業名 宗永鍛刀場
代表者名 藤原宗永
業種 その他製造業

コラム

    • クリックして、タイトル・URLをコピーします
    • facebook
    • line
    • このエントリーをはてなブックマークに追加

    プレスリリース詳細検索

    キーワード

    配信日(期間)

    年  月  日 〜 年  月 

    カテゴリ

    業界(ジャンル)

    地域