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コロナ禍で勉学に支障をきたしている聴覚障がい学生2,000名の中から希望者へ透明マスクを配布するクラファン開始

新型コロナウィルス感染拡大に伴い、マスクは日常生活に欠かせない生活必需品となっていますが、多くの聴覚障がい学生は、相手がマスク着用していると顔の表情や口元が見えないため、話の内容を十分に理解することができず、勉学上に支障をきたしています。それを解消するためのツールとして【透明マスク】が必要です。経済的困難を抱えている全国の聴覚障がい学生のために透明マスクをお届けするとともに、聴覚障がい学生の困りごとについての理解を広めていくクラウドファンディングを、早稲田大学4年あやかがクラウドファンディングサービス「CAMPFIRE」にて105万円を目指し、8月28日(土)にスタートしました。募集期限:9月23日(木) 1口1,000円から支援することが可能であり、リターンとして、当事者による動画配信やNPO法人インフォメーションギャップバスター(IGB)と共催する講演会の参加権などがあります。

◆プロジェクトについて

早稲田大学商学部4年あやかは、2021年8月28日よりクラウドファンディング「CAMPFIRE」にて透明マスクのプロジェクトを開始いたしました。

タイトル:透明マスク活用大作戦:口の動きを見せることでコミュニケーションバリアをなくそう!

プロジェクトのURL:https://camp-fire.jp/projects/view/478515

 

 

聴覚障害のあるひとの困りごとは一人ひとり異なっています。2019年時点で高等教育機関(大学・短期大学・専門学校)に在籍している聴覚障害のある学生は1,915人です。※1

今回、聴覚障害学生であるあやかの立場からお話させていただきます。私は、現在大学4年生でいくつかのディスカッション形式の講義およびゼミを履修しています。

そして、それらの講義やゼミを受講するときに、大学から提供される情報保障はもちろん重要ですが、それ以上に私にとって重要なのは口話です。つまり、発話者のお顔全体、表情や口元から彼らの発言内容を理解することで、すべてとは言わないまでも何とか理解しています。

しかし、昨年から猛威を振るう新型コロナウイルス感染症によって社会はもちろんのこと、学内における感染対策、つまり、いのちをまもるために、原則マスク着用が義務づけられています。

私にとって大きな壁、それは、私が通学している大学の方針で、今年の春学期より多くの授業が対面形式ではじまったことにあります。そこで困ったのは”マスク”です。

このようにマスク社会が当たり前になったことで相手の話の内容がつかめず、皆と同じ空間や時間を共有することができなくなってきまい、それが最もつらいことです。

そんな時に友人から透明マスクについての情報をいただき、ひとりでも多くの聴覚障害学生に届けることを決意し、本プロジェクトを立ち上げることになりました。

本プロジェクトを通して、株式会社栄商会のルカミィを1,000枚購入し、1人の聴覚障害学生あたり10枚配布します。目標金額105万円達成すれば、約100人の聴覚障害学生を救うことができます。また、本プロジェクトをきっかけに当事者の声を社会に訴えていき、コミュニケーションバリアを解消するひとつのきっかけを作りたいと考えています。

一口1,000円から支援を受け付けており、当事者による動画配信やNPO法人インフォメーションギャップバスター(IGB)と共催する講演会(テーマ:コミュニケーションバリア)の参加権などのリターンを手に入れることができます。本プロジェクトは、9月23日が締め切りであり、その時点で頂いた支援金を活用して透明マスクを調達します。


 

◆クラウドファンディングとは

インターネット上で個人や団体、株式会社などがプロジェクトを提案し、不特定多数の方からお金を集める仕組み。2000年代初頭から、欧米を中心に企業・団体・アーティストなどが利用したことで広まり、日本では震災後に活発化。被災地支援や医療問題、製造存続の危機に瀕した製品の継続、海外に渡航し夢を実現したい人に至るまで、あらゆる企画が「共感」によって資金を集め、企画を実現させています。

※1独立行政法人日本学生支援機構,令和元年障害のある学生の修学支援に関する実態調査結果報告書, https://www.jasso.go.jp/statistics/gakusei_shogai_syugaku/__icsFiles/afieldfile/2021/02/09/report2019_0401.pdf, 2021年8月16日最終閲覧


 

◆あやかについて

生まれつきの聴覚障害があり、現在、早稲田大学4年生です。大学では、商学部に所属しており、不器用ながらに一生懸命、勉学に励んでおります。また、今年より会計コースに進み、自分の興味関心のあるテーマについて、ゼミのみんなとともに考え、多様な議論を交わし、問いに対することに醍醐味を感じています。

勉学に励むほか、アルバイト、サークル活動、団体でのインターンなど多岐にわたる活動をしています。

激動のコロナ時代にあり、あらゆるところで大きな変化がもたらされています。“ 変化 ” というのは、ピンチでもあり、“ チャンス ” だと捉えています。私にとっての身近なピンチは “ マスク社会によるコミュニケーションのバリア ” が作り出されたことです。一方で、チャンスなのは、今の私が“ 大学生 ” で、“ なんでもチャレンジできること ” です。なんでもやってみなきゃわからない!チャレンジ!をモットーに、アフターコロナの社会、5年後、10年後の将来を想像しながら、残りの大学生活では、自分のやりたいことに全力で時間を注ぎたいと思っています。

今後は、1人ひとりの違いを尊重し、互いに歩み寄れる優しい社会へと少しずつ近づいていけるよう貢献していきます。引き続き、努力してまいります。

いつも、支えてくださってるみなさん、そして私とゲラゲラ笑い、時には衝突してくれる友人たち、感謝いたします。

最後に、このプロジェクトの目的や想いにご賛同いただけましたら、是非ご応援よろしくお願いいたします。みなさま1人ひとりのご応援が、私たちにとって大きな力になります。

【ご参考】

▼栄商会

https://www.sakae-firm.co.jp/

透明マスク「ルカミィ」(栄商会 Webサイト)

https://www.sakae-firm.co.jp/info_200707/

▼協賛団体:NPO法人インフォメーションギャップバスター

https://www.infogapbuster.org/



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企業情報

企業名 透明マスク普及プロジェクト
代表者名 石川さと
業種 教育

コラム

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