学生有志による、全国の看護学校に「コミュニティナース」の書籍を届けるクラウドファンディングを開始
コミュニティナースに関心のある学生有志3名による「全国ぶっコミプロジェクト」の資金調達のため、クラウドファンディングを5月19日(水)21時よりスタートします。 看護学生のキャリアに新たな選択肢を届け、今後日本全国で求められる地域でのケアのあり方をリアルな体験から考えるきっかけをつくるため、クラウドファンディングを活用して、全国から支援者を募ります。300万円(約1000校分の書籍代、交通費などを含む)を目標金額に設定し、3名の学生が奔走します。皆様の応援をお待ちしております。
1人の看護学生のアクションが全国に広がった、暮らしの動線で活動するコミュニティナース
『人とつながり、まちを元気にする』コミュニティナースは、職業や資格ではなく実践のあり方であり、「コミュニティナーシング」という看護の実践からヒントを得たコンセプトです。一方向的なケアを提供するのではなく、地域の人の暮らしの身近な存在として『毎日の嬉しいや楽しい』を一緒につくり、『心と身体の健康と安心』を実現します。
もともと、コミュニティナースは、1人の看護学生のアクションから生まれたものでした。「コミュニティナーシング」という看護の実践からヒントを得、医療施設ではなく、何気ない暮らしの中で健康づくりの相談に乗る。そんな小さな活動から始まり、2017年にコミュニティナースの育成や普及を行うCoummunity Nurse Company株式会社 を設立。現在は全国45都道府県でコミュニティナースが活動し、自治体や企業などと連携をしながら、それぞれの活動を展開しています。
本プロジェクトは、新たな看護の実践であり、まちづくりでもあるコミュニティナースに触れた看護学生3名が集まり企画したものです。プロジェクト代表・總山が1年休学し、雲南市で1年間まちに出て地域の人たちと共に元気をつくる活動をしていく中で、今後日本全国で求められる地域でのケアのあり方を目の当たりにし、この概念を知るきっかけをもっと広げたいと思ったことから始まりました。
リアルな体験から考えるきっかけを提供して、看護学生のキャリアに新たな選択肢を提供したいと考えています。
CAMPFIRE(キャンプファイヤー)のクラウドファンディングページはこちら
公開前URL:https://camp-fire.jp/projects/426718/preview?token=3j07zzgx
「全国ぶっコミプロジェクト」概要
全国ぶっコミプロジェクトでは、
①全国の各地の看護学校に「コミュニティナース|まちを元気にする“おせっかい"焼きの看護師」の本を届け、
②コミュニティナースやその実践をしている人たちを伝えます。
この二つを通じて、全国の看護学校にコミュニティナースの考えをぶっこむという名の通りのプロジェクトです。
今年度中に、全国各地に約1,000校ある看護学校に本を届けながら、「コミュニティナース」の本を手に取りたくなるような、オンラインイベントを開催予定です。また、プロジェクトが進む様子をSNSで発信していきます。
◆書籍
本を寄贈した方(オーナー)からのメッセージやコミュニティナースの情報を掲載し、本を読んだ感想を書く欄が用意された「感想カード」を添え、全国の看護学校への設置を打診します。また、書籍の設置のみでは読んでもらうことが難しいと考えており、全国各地のコミュ二ティナースと学生を繋ぐイベントをオンラインで開催していきます。
「コミュニティナース|まちを元気にする“おせっかい"焼きの看護師」
著者:矢田 明子
出版年月日:2019/02/09
出版社:木楽舎
◆発信
コミュニティナースに関する発信を行います。各種SNSを活用し発信するほか、看護学生向けWebメディア「看たまノート」 での定期的な記事作成を行います。
また、9月は「コミカレオープンキャンパス」 というオンラインイベントを開催します。全国各地で、コミュニティナース的活動をしている学生が、それぞれの実践を発表します。また、「コミュニティナース」の本を手に取りたくなるような、コミュニティナースの方のイマを知るコンテンツなどを予定しています。参加者は学生が対象ですが、学生以外の方も見学可能としてその場を開く予定です。
*看たまノート https://kangotamago.com/
代表の想い
私は、看護という「手段」を使って、子どもを対象としたケアをする保健室の先生になりたいと思い、大学へ入学しました。
しかし、看護学生をはじめ医療系の学生が、その忙しさゆえに、看護という「手段」を「目的」化してしまう現状に、やるせなさを感じていました。
かく言う私もその1人でした。
『ちゃんと立ち止まって、自分が実践したいケアについて考えたい』
そう思って大学を1年間休学し、さまざまな人との交流と実践を繰り返しました。
実践の結果分かったことは、自分のやりたいことと、実現したい社会を模索するためには、立ち止まって考えているだけでは前に進めないということです。
人と交流し、実践することで、私が望む「社会とはどうあるべきか」の答えを見出し、私が抱く「本当にやりたいこと/やるべきこと」を見つけていけると感じました。
もしも看護学生のうちから、自分を大切にしながらまちと結びついていき、「自分が実践したいケア」を模索できたら…きっと、リアルな体験から自分らしいキャリアを選択できる学生が増え、多様なケアであふれる のではないでしょうか。
私たちは、コミュニティナースを一つの足がかりに、地域に飛び出し、リアルな体験から自分を大切にしたキャリアを選択できる学生を増やしたい。また、小さくてもやってみる「実践家」を増やす仕掛けに挑戦したいという思いから、この「全国ぶっコミプロジェクト」は始まりました。
学生のうちに「コミュニティナース」と出会うことでどんな化学反応が起きるのか。
なぜ図書館に本を置くという手段をとったのか。
今年度中にやりきれる根拠はどこにあるのか。
ぜひ、クラウドファンディングページで詳細をご確認ください。応援をどうぞよろしくお願いいたします。
本プロジェクトの詳細は下記URLからご確認ください。
公開前URL:https://camp-fire.jp/projects/426718/preview?token=3j07zzgx
*このクラウドファンディング及びプロジェクトは、Community Nurse Company株式会社、一般社団法人 Community Nurse Laboratoryの協力を得て実施しています。
代表プロフィール
總山萌(ふさやま・もえ)
岐阜県岐阜市出身。現在、筑波大学医学群看護学類4年。
養護教諭(保健室の先生)を志し、大学では看護学の他に教職科目を専攻。
2020年4月より1年間休学し、島根県雲南市に拠点のある「Community Nurse Company 株式会社」という会社にて、1年間インターンに取り組む。
「地域おせっかい会議」という市民のおせっかい心を集結したコミュニティづくりの事業に携わりながら、「コミカレ」という看護やまちづくりに関心のある大学生が集まるコミュニティを運営。
クラウドファンディング応援コメント
Community Nurse Company株式会社 矢田明子代表
新型コロナウイルスが全世界に広がり、医療や福祉専門機関が支える社会システムの良さとその脆さとか浮き彫りになった昨今。超高齢社会を迎えたいま、多くの人がこれからのケアの形に問いを持つようになっているのではないでしょうか。コミュニティナースの考え方は、そもそも住民の力をどう最大化し、そのプロセスを専門領域の学習をした人材もいかに柔軟に寄与しながら互恵の関係の中で実現していくのかという挑戦です。今回の挑戦が、一人一人の看護学生の、大人に言われたからではない、自分の実感からの自信を持ったキャリア選択に繋がることを願っています。
そして、一人でも多くの実践が、これから社会はどうあるべきか?というより良い社会の変容に向けた実践へと舵を切っていくことを期待しています
ぜひ、力を合わせて、これからの豊かな暮らしと健康をつくっていきましょう。
関連リンク
▷プロジェクト公式SNS
https://twitter.com/bukkomiproject
https://www.facebook.com/book.comi
▷コミュニティナースに関する情報
□公式HP
□公式オンラインサロンHP
□活動紹介記事
https://soar-world.com/2021/01/07/akikoyata/
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企業情報
企業名 | 全国ぶっコミプロジェクト |
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代表者名 | 總山萌 |
業種 | 医療・健康 |