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コロナ禍のレジャー産業の闘い、厳しい業態とヒット企画~カラオケ、カプセルホテルの生き残りをかけたチャレンジ~ニュートン・サンザグループ2020年レポートを発表

ニュートン・サンザグループ(本社:東京都新宿区、グループ代表CEO:荻野勝朗)は、レジャー産業に関する「2020年総括および2021年の展望レポート」を発表いたしました。2020年は、新型コロナウイルスの影響でレジャー産業全体が大きく打撃を受け、ニュートン・サンザグループではカラオケやパーティースペース、カプセルホテルが特に影響を受ける結果となりました。コロナの影響を受け、ライフスタイルの変化と共に、レジャー業態のあり方を求められた2020年。厳しい中での新たなチャレンジや、メディアから多く取り上げられた取り組みなど、ニュートン・サンザグループの奮闘について紹介いたします。

■ニュートン・サンザグループ、レジャー産業に関する「2020年総括および2021年の展望レポート」  

(1)2020年3月  

■学校の臨時休校を受け「パセラこども食堂」を即展開するなど、お客様のお困りごと解決にグループ全体で取り組む  

 新型コロナウイルスの感染拡大により、4月7日に埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、大阪府、兵庫県及び福岡県の7都府県に対し緊急事態宣言が発出され、5月31日までが自粛期間となりました。ニュートン・サンザグループは、カラオケパセラなどのエンターテインメント事業のほか、バトゥールなどのウェディング事業、アンダリゾートなどのリゾートホテル事業、ダーツバー・ベノアなどのアミューズメント事業など20業態を営んでおり、ニュートンの主力事業の「カラオケ」事業では休業要請、その他のパーティースペースやバー、株式会社サンザが運営するカプセルホテル業態は大きな影響を受けました。

<ニュートン・サンザグループの事業展開。カラオケやホテル、ウエディングなど全20業態100店舗を運営>

 この頃、世間では学校が臨時休校となり、子どもたちの食事の保証が切れてしまうという事態が発生。必要な栄養が学校給食で摂取できなくなったことに加え、共働きの世帯には突然毎日昼食を用意する手間が発生し、予期せぬ出費にお困りの親御様も多くいらっしゃいました。

 そこで、カラオケパセラの一部店舗で パセラこども食堂 を展開。栄養満点の手作りカレーとサラダを1食100円にてテイクアウト専門で提供を開始。ニュートン・サンザグループでは、2014年から「がんばれ!子供村」を東京・池袋にて実施し(現在はコロナ禍により臨時休業中)、2016年からは同施設で毎週水曜日にこども食堂を運営していたため、ボランティア活動におけるノウハウの蓄積がありました。また、パセラにはシェフが常駐しており、食材もあるため実行する為の問題はないと判断。

<2014年から運営 こども食堂>

 困っている方がいらっしゃって、弊社に解決できる資源があるならば、その困りごとを解決しようというのがニュートン・サンザグループのモットーのひとつ「公益資本主義」です。おかげさまで、「パセラこども食堂」はお客様に大変喜んでいただき、地元の皆様とのつながりも強くなり、その活動が多くのテレビやメディアでも取り上げられました。どんな時も、グループの1店舗で解決しようとするのではなく、グループ全体で取り組んで解決しようという姿勢を社員が強く持っているからこそ素早い展開の実現が可能となりました。

<2020年3月より運営、パセラこども食堂>

(2)2020年3月  

■新型コロナ感染拡大に伴う内定取り消し者向けに、急遽採用枠を拡大  

 2020年3月の時点でニュートン・サンザグループでは73名の新卒入社が決定。採用目標値には達していたため採用活動を終了しておりましたが、新型コロナウイルス感染拡大に伴う内定取り消し者の報道を受け、少しでも内定取り消しになってしまった方々のお役に立てればと、急遽追加枠(最大20名)を用意し会社説明会(WEBセミナー形式)を実施しました。加えて、従来4月に予定していた入社式や新入社員研修を6月に延期し、追加採用決定者に関しても6月に合わせて参加していただくことで、同期の絆を守ることもできました。

 

(3)2020年5月  

■大阪・東京・神奈川の10店舗で、歌えないカラオケ「個室レストランパセラ」を展開  

 5月25日に緊急事態宣言が解除されたものの、東京都では「東京アラート」が発令、ステップ3に含まれたカラオケは休業要請。そこで、「カラオケパセラ」は5月28日より、カラオケが歌えない「レストランパセラ」として再オープンいたしました。パセラには、全店舗で総勢260人のシェフやパティシエが在籍しており、こだわり抜いた多国籍料理や、パン一斤を使用した名物の「ハニトー®」を提供しています。今回の「個室レストランパセラ」では、カラオケルームの個室という優位性を活かし、お客様からご好評をいただき、テレビでもその活動が多く取り上げられました。

<カラオケを一時中止に。レストランパセラ>
<パセラリゾーツのシェフ総勢260名>

 また、コロナ禍以前より、料理や居心地の良いスペース作りに取り組んでいたカラオケパセラは、「歌わないがパセラを利用される」お客様が約6割で、カラオケ以外にも会食やママ会、DVD鑑賞会、ボードゲームなどご利用いただいていたため、お客様も「個室レストランパセラ」での営業を心待ちにされている方も多くいらっしゃいました。

その後、6月12日より全店舗でカラオケの利用を再開し、カラオケパセラの"あんしんカラオケ"対策3箇条(https://www.pasela.co.jp/keepclean/)を発表。社員が制作したイメージソング「NO三密、YESハチミツ!」(https://youtu.be/YRkalKtzPso)も、「耳に残る!」とSNSなどでご好評を頂戴いたしました。

 

(3)2020年3月/8月/11月  

■テレワーク需要の高まりからスピード展開を実現!コワーキングスペース「おしごとパセラ」や、カプセルホテルのコワーキング個室リノベほか  

 2020年3月6日、株式会社ニュートンは「おしごとパセラ」のサービスを開始しました。新型コロナウイルス感染の流行により、テレワークが推奨されていることから、「カラオケパセラ」のカラオケ個室をコワーキングスペースとしてご利用いただけるようにしたものです。カラオケという個室や防音の優位性に加え、テレワークに必要なグッズを付帯することで、お客様からも好評をいただきました。

<カラオケパセラが始めたコワーキングスペース、おしごとパセラ>

 また、8月17日には、“カフェでのテレワークは長時間居づらい”といったお声から、時間制の『居座れるカフェ』をテーマに「クロックカフェ上野アクア店」をオープン。オープン席と個室をご用意し、料金は時間制でドリンク飲み放題、お食事持ち込みOK、店内書籍読み放題、プリンター(お一人様一日100枚まで無料)など、カフェスタイルでありながらコワーキングスペースに最適なサービスを盛り込みました。

 

 さらに、11月6日には株式会社サンザが運営するカプセルホテル事業「安心お宿 プレミア新宿駅前店」のワンフロアをコワーキングスペースとしてオープン。カプセルホテル需要の減少傾向とリモートワークの需要の高まりを受け、カプセルを有効活用し2個のカプセルルームを1部屋のコワーキングスペースとして改装。新宿駅徒歩30秒という立地を活かし、計34個のカプセルが17席のコワーキングスペースへと生まれ変わりました。

<豪華カプセルホテル安心お宿にて開始、カプセルリノベーションコワーキングスペース>

追加500円で人工温泉の大浴場(タオル付き)やサウナ、その他カプセルでの仮眠などをご利用いただけるなど、カプセルホテルならではの環境でご利用いただけます(サウナ・大浴場は男性のみ)。“カプセルの狭い空間だからこそ集中できる”、“発想が斬新で面白い”などお声をいただき、各種メディアからも多く取材を受けました。

 これらのコワーキング展開は、2015年より運営している「パセラのコワーク」で得たノウハウを、スピーディーに他業種へ転換をした事例です。

■事業部間の社員のレンタル移籍・社内転職制度を活用し、雇用を維持  

 ニュートン・サンザグループでは、コロナ禍の前から取り組んできた「人財」育成や柔軟な働き方に応える一環で実施していた「レンタル移籍&社内転職制度」でキャリアアップを下支えする制度を設けています。カラオケなどエンターテインメント系の繁忙期である冬期には、リゾートホテルは逆に閑散期といった具合に、繁閑は業種によってまちまちです。そのため、繁忙・閑散を助け合うために、横軸異動を奨励しています。

 今回のコロナ禍において、休業要請時期のカラオケパセラや安心お宿のスタッフが、伊豆リゾートホテルへヘルプに行くなどの横軸異動を多く行なったことで、雇用を維持することができました。その結果、株式会社サンザが運営する伊豆リゾートホテル6施設と、株式会社ニュートンが運営するパセラのコワークでは、昨年対比を超える成果を収めることができました。

■ニュートン・サンザグループは「多業種展開」と「人財」でコロナ禍を乗り越える  

 前述したように、ニュートン・サンザグループでは、カラオケ事業を始め、ウエディング、レストラン、ホテル、パーティー、フォトスタジオ等の多業種展開を進め、エンターテインメントの魅力を最大限に活かした、連動性のある多業種展開(=複合展開)を目指し、いまでは20業態を持っています。一見何の関係もない事業展開かと思うかもしれませんが、これらの業種は1事業の「点」ではなく、0歳から100歳までの人生のストーリーとしてつながる「1本の線」で結ばれています。お客様の一生の思い出や大切なシーンに携われることに喜びを感じながら、先回りして痒いところに手が届くような「お客様の神様になる!」ことをモットーに神化(進化)してまいりました。

 

 そして、弊社が最も力を入れているのが「人財」です。弊社は人材を「人財」と呼び、質の高い人財を雇うための投資を行い、質を担保しています。サービスの制度設計から人財を組みこみ、顧客満足はもちろん、「顧客感動」を生み出すことを常に心がけています。現場の社員から提案があったとき、すぐに検討して提案のブラッシュアップと実現に邁進する姿勢を取っています。

 例えば、「コロナ禍のキャストの雇用を守りたい」という思いからお弁当販売を始め2カ月半で1,500食を販売。結果、宿泊業界が大打撃を受けた夏にホテルスタッフの雇用を確保でき、1人のキャストも離れることなく繁忙期を迎えることができました。コロナ禍においても、他事業のサービスを導入するなどの素早い事業展開が出来た事例でもあります。

 弊社が“もし”、カラオケしか行なっていなかったら、カプセルホテルしか行なっていなかったら、ウエディングしか行なっていなかったら、「人財」を育成していなかったら…。刻々と変わる状況はまだ続きますが、2020年を生き残れなかった可能性は高いといえるでしょう。

■2021年も新しい価値の創出で、顧客感動を提供し続ける  

 ニュートン・サンザグループのビジネスは、常にお客様のお困りごとを解決するという顧客目線の徹底から生まれています。2021年も、情報をいち早くキャッチし、社員の現場からの声を素早く取り上げ、新しいビジネスを創出し、時代に見合った軌道修正を行っていきたいと考えています。2021年も、人と人の幸せをつなぐ「ヒューマン・ハピネス・プロバイダー」(=幸せの提供者)として、多業種展開をする弊社のサービスにご注目ください。

 

【会社概要】     
会社名  :株式会社ニュートン/株式会社サンザ
代表者  :グループ代表 CEO 荻野 勝朗 
本社所在地:〒160-0021 東京都新宿区歌舞伎町2-4-10 KDX東新宿ビル7F
事業内容 :カラオケ・レストラン・ホテル・ブライダル・

      自主企画イベント&ツアーの開催等・総合レジャー産業の企画運営
HP          :https://www.newton-co.jp

      https://www.sanza.jp



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企業情報

企業名 株式会社ニュートン
代表者名 荻野 勝朗
業種 エンタテインメント・音楽関連

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