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台湾の“Mr.デモクラシー”李登輝元総統の納骨の儀に伴い、日本映画『哲人王〜李登輝対話篇〜』が桃園映画祭(桃園電影節)にて台湾初上映。

映画『哲人王〜李登輝対話篇〜』は台湾民主化を無血で成し遂げた李登輝氏の精神の軌跡を湾生2世(母が日本統治下の台湾生まれ)の日本人監督・園田映人が描くトランス・ドキュメンタリー作品です。李登輝氏は7月30日に97歳で逝去され、大規模な国葬が行われたばかりですが、国際的な李登輝氏への再評価に合わせる形で、『哲人王』の桃園映画祭での正式上映が9月27日に桃園映画祭事務局より発表されました。本作は、台湾での全国劇場公開も決定しており、日本人が描いた李登輝作品が日本と台湾の絆をさらに強めることが期待されます。

映像制作を行う株式会社レイシェルスタジオ(本社:東京都調布市、代表取締役:園田映人)は映画『哲人王〜李登輝対話篇〜』の桃園映画祭での台湾初上映を発表 しました。

桃園映画祭は、台湾の大手配給会社数社が、“お客様が本当に喜ぶ作品”、“観客の目線に近い娯楽性の高い作品”を主眼に作品を選定。世界中から選りすぐりのエンターテインメント作品を上映する映画祭です。

上映日時は10月7日の李登輝氏納骨の儀の後、10月15日。本作は、ドラマ・アニメーション・インタビューなどを融合させたトランス・ドキュメンタリー映画で、昨年の日本公開時は多くの李登輝ファンが劇場に集まり、先月発売のDVDもAmazonでベストセラーとなっています。

本作はこれまで政治的な理由で台湾での上映が見送られていましたが、独立派の蔡英文総統の再選、米国の台湾接近などの世界情勢の変化を受け、台湾上映を求める声が台湾の映画界から上がっていました。本作は桃園映画祭での上映後、台湾全土で劇場公開されることが決まっています。

 

 

▼   桃園映画祭公式サイト: http://tyff.taoyuancf.org.tw/

 

▼   映画『哲人王〜李登輝対話篇〜』公式サイト:http://tetsujino.com/

 

 

『哲人王』は日本の女子学生まりあ(桃果)と台湾元総統李登輝(声:てらそままさき)の精神の交流を描いた哲学対話篇 です。

 

パンデミックへの理想的な対応とそれに伴う国際貢献で世界から注目が集まる台湾は、同時に米中冷戦の最前線であり、今や世界で一番ホットな国です。

その日本統治時代(1895-1945)以降のあまり知られていない近代史についてわかりやすく学べるだけでなく、哲人政治家・李登輝氏の心の軌跡に迫ることのできる作品が『哲人王』です。

本作は革新的な映像的アプローチが試みられた映画ですが、作品の中で語られる、李登輝氏の台詞の殆どは、講演や著作などで語った李登輝自身の言葉となっています。

 

李登輝氏は一滴の血も流さずに独裁国家を民主化し、海外では“Mr.Democracy”と評される現代台湾の偉人です。残念ながら氏は本年7月に97歳で死去されましたが、台湾民主化の父として国際的に再評価され始めている中での待望の台湾初上映となります。

淡水の街を見渡す李登輝(アニメーション)

 

上映情報

日時:10月15日(木)18:30~

場所:中壢SBC星橋國際影城(Chung-li SBC Cinema)

 

■映画のあらすじ

 

日本の福島に住む大学生まりあは絶望していた。

リアルタイムで世界からもたらされる戦乱、貧困、混沌といった現代社会の病理にうちのめされて、もうこの世界で生きる気力がなくなってしまった。大学の授業やレポートで彼女の気を紛らわすことなどできようはずもない。そして、まりあは自宅近くの湖に身を投げて自殺しようとする。

 

その刹那、彼女の意識は台湾の元総統李登輝の意識と同通 し、図らずもまりあと李登輝の対話が始まる。李登輝はまりあに彼女が今まで知らなかった日本統治時代の台湾のことや、李登輝自身の少年時代の高度な教育環境について語り始める。まりあは戸惑いながらも、李登輝の言葉に耳を傾け、今まで全く興味のなかった自分の国の素晴らしい一面に想いをめぐらせる。

李登輝は日本兵として戦った先の大戦やその後の台湾における白色テロなどの恐怖政治について語りおろす一方、その間、密かに格闘を続けていた哲学的な問題や信仰についてもまりあに赤裸々に語っていくことになる。

李登輝の精神と対話するマリア(桃果)

 

李登輝(り・とうき)
(1923年1月15日〜2020年7月30日)

台湾淡水生まれ。旧制台北高等学校から京都帝国大学農学部に進学。
1943年に日本陸軍に入隊、1945年の終戦を迎える。戦後は台湾大学に編入学し、その後、米国に留学。
1988年に総統に就任。1996年には台湾で初の直接選挙で第9期総統に選出された。最も得意な言語は日本語であったとされる。

2016年 石垣島訪問時の李登輝氏

 

■経緯

 

本作は一昨年9月、第39回国連人権理事会(ジュネーヴ)サイドイベントで短縮版が上映され、主にアジア諸国のNGO代表や政府系職員に大きなインパクトを与えました。

その後、11月にロスアンゼルス/ニューヨークで劇場公開され評判となり第91回アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門の正式審査作品となりました。

昨年6月、ヒューマントラストシネマ渋谷を皮切りに、全国で劇場公開。小規模上映の動員記録を作ったこともあって、李登輝ファンを中心に全国に上映運動が広がりました。

 

▼DVD発売中https://www.amazon.co.jp/s?me=AAGKZZFKWBVMO&marketplaceID=A1VC38T7YXB528

 

▼映画『哲人王〜李登輝対話篇〜』予告編https://www.youtube.com/watch?v=UuEdTIch28M

 

▼公式Facebookhttps://www.facebook.com/Tetsujino/

 

▼公式Twitterhttps://twitter.com/tetsujino_film

 

 

【株式会社レイシェルスタジオについて】

本社:〒182-0013 東京都調布市深大寺南町3-17-1

代表者:代表取締役 園田映人

設立:2003年1月

電話番号:03-3699-7718

URL:http://www.reicielstudio.com

事業内容:映像制作

 

 

【一般の方向けのお問い合わせ先】

企業名:株式会社レイシェルスタジオ 映画スタッフルーム

担当者名:アシスタント・プロデューサー小宮

TEL:03-3699-7718(直通)

Email:tokyo@reicielstudio.com

 



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企業情報

企業名 株式会社レイシェルスタジオ
代表者名 園田映人
業種 エンタテインメント・音楽関連

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