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業界初!コロナに立ち向かう個人飲食店×生産者の新たな挑戦!産地直送を武器に地域密着から全国へと販路を拡げ「STAY HOME」を外食産業の新フィールドに!

新型コロナウイルス感染症拡大の影響で甚大な被害を受けている個人の飲食店と食材の生産者。 これまでの外食産業のビジネスモデルではただ資金ショートによる倒産を待つだけの現状が続いている今、個人の飲食店と生産者がタッグを組みECでの全国販売という、新生活の新たな消費スタイルに合わせた販路開拓に挑戦。

「cjt-food 代表:吉田靖広」(所在地:大阪府大阪市)は薬膳鶏しゃぶセット『鶏寅陽(けいいんよう)』の販売を開始。

新型コロナウイルスの影響により甚大な被害を受けている、大阪市福島区〜梅田に計3店舗の飲食店を経営している吉田靖広が、自店舗で取り扱いのある、同じくコロナウイルスの影響で甚大な被害を受けている鹿児島のブランド地鶏「黒さつま鶏」の生産者とタッグを組み、2020年4月〜8月の約4ヶ月間の構想期間を経て、自宅で食べれる地鶏の鶏しゃぶセットをECを通して全国販売を開始。

 

コロナウイルスの影響によりテイクアウトやデリバリーを始めた飲食店は多々ありますが、通販で食肉を販売する場合は食肉処理業や食肉販売業の許可を取得する必要があり、特別な設備を必要とする為、大手の飲食店の会社でも通販には乗り出せず、ましてや個人事業主でEC販売を行っている飲食店は皆無です。

しかしながら、今回、商品内容やデザインのアイデアは吉田靖広が考え、それらの食肉加工や梱包等を鹿児島の生産工場で行うOEMとすることで許可証取得のハードルをクリアし、産地直送という方法で販売を行う、個人店では異例のEC販売が実現しました。

そこには、研究6年、出荷までに10年の期間を費やし鹿児島第三の黒として新たな地方創世の核となる「黒さつま鶏」の地域産業を守らなければならないという生産者の熱意と、コロナウイルスの影響により大幅な売上減少を受けている飲食店の経営者として、それでも従業員の雇用を維持しなければならないという熱意がかみ合い、地産地消、地域密着型という各々の従来の商圏から全国販売へと舵を切る新たな挑戦がスタートしました。

 

▼鶏寅陽(けいいんよう)|公式サイト:https://cjtfood.base.shop 

 

 

初めまして!
 

今回、鹿児島黒さつま鶏の生産者の方々と新たなプロジェクトを立ち上げたcjt-foodの代表である吉田と申します。

「誰やねん!」ですよね。笑

今回のプロジェクトをきっかけに今この記事を書いておりますが、プレスリリースの読者層の皆様がこの記事を読んで下さっている間も、僕は飲食店の現場で料理を作ったり、お客様と楽しく会話をしながら働いているような、バリバリの現場主義の人間でして、そんな現場人間がなぜECサイトを立ち上げる事になったのか。

そのあたりのご紹介も踏まえて少しの時間お付き合い頂けますと幸いですが、いかんせん、この数年間というものフライパンとビールジョッキしか持ちあわせていなかった為、稚拙な文章になっているかと思います。執筆のプロの方も拝見頂いている中で大変恐縮ではありますが、何卒ご愛嬌下さいませ。

僕は現在33歳で、6年前に大阪の福島というエリアでイタリアンダイニングを1人で開業しました。

大阪の福島というエリアは大阪の中でも特にグルメな街として人気が高く、ホテル出身のシェフや有名店で修行された方々が独立の場として選ばれる場所であり、非常にレベルの高いお店が密集したエリアとなっております。

そんな大阪、いや関西飲食業界の超一等地とも知らず、当時、夢を追いかける為に大卒で入社した会社を辞め、約2年間、苦学生のような生活をしながら料理の勉強をし、必死の思いで開業した僕は、開店から半年で銀行の残高が20万円を切るという、翌月の家賃も払えない現実、つまり実質のキャッシュフローでは倒産していた状況の中で「絶対なんとか出来るはずや!」と、ギリギリの精神状態でそれでも強がりながら毎日を過ごしていた事を今でも鮮明に覚えています。

現在は同じ福島エリアで2年前にイタリア料理店を出店、1年前に大阪の梅田に居酒屋を出店し、計3店舗を経営しながら、今も変わらず現場でお客様や一緒に働く仲間達と共に楽しく過ごしています。

 

1店舗目にオープンしたイタリアンダイニング
2店舗目のイタリア料理店

 

3店舗目の大阪梅田にある居酒屋

 

〜コロナウイルスの甚大な影響〜

2020年8月はコロナウイルスの第2波による影響により、ようやく客足が戻り始めた飲食店にとってはまた緊急事態宣言中のような毎日息が詰まる状況ではありますが、無論、影響が出ているのは実店舗だけではなく、食材やお酒を作る生産者の方達や配達業者さんなど、多岐にわたります。

今回このプロジェクトを開始する事になった黒さつま鶏も同様ですが、そもそもこの黒さつま鶏と出会ったきっかけは、僕が鹿児島へ旅行に行った際、現地で伺った和食のお店でこの地鶏を食べた時に「めちゃくちゃ美味しいやん!」と感銘を受け、是非この鶏をウチの店でも出させて下さいと、その和食店の大将に無理を言って生産者の方を紹介頂いたのがきっかけでした。

(大将、当時は初対面にも関わらず有り難うございました!!)

同じ黒さつま鶏ブランドといえども様々な生産者の方がいらっしゃるのですが、僕が取引させて頂いております生産者の方々は、地鶏の飼育方法として「飼育密度10羽/㎡以下」「飼育期間75日以上」という基準がある中で「飼育密度5羽/㎡以下」「飼育期間はオス120日、メス150日」という独自基準で飼育されています。

「いやいや、そんな事しちゃうと一度に飼育出来る数も半分になってしまうし、飼育期間を伸ばす事で生産計画も自ずと伸びるわけですから、商売として損しかないじゃないですか!」

まさにその通りなんです。

現代社会における効率重視の工場生産やビジネスとは真逆をいくようなお仕事をされており、じゃあなぜそんなことが出来るのか?

僕自身、鹿児島へ定期的に足を運び生産者の方々や加工工場へお伺いし、生の声を聞かせて頂くのですが、そこにあるのはご自身のお仕事に対する情熱と美味しい地鶏を食べてもらいたいという愛情。この2点に尽きるんやなと、毎回お会いする度に感じさせて頂いております。本当に頭が下がる思いです。

そうして現地に向かい、作り手の声をお客様や従業員に伝えることで更にファンになってもらえるのですが、それ以上にお客様の喜びの声を作り手の方々にお伝えするとめちゃくちゃ喜んでくれるんです。僕はそれが嬉しかった。これからも作り手と消費者を繋げる存在として頑張っていこうという想いでいました。

そんな中で発生したコロナウイルス。

このウイルスの甚大な被害による影響は黒さつま鶏の生産者の方々にも重くのしかかっています。

生産者の方々の主な取引先は当然のごとく地鶏を扱う料理店や地元の居酒屋であり、こちらの生産者の方々が飼育されている黒さつま鶏の飼育期間は120日〜150日と通常の飼育期間よりも長く、4〜5か月前から生産計画を立てられています。

それが突然、コロナウイルスにより販売先が奪われてしまった。

影響を受けた全ての方々が感じられた通り、正解のない行動を自分自身で決めなければならない状況の中で、生産者の方々と話をしながら、この行き場を失った素晴らしい食材をなんとか出来ないだろうかと試行錯誤を繰り返しました。

実店舗の売上が見込めない以上、販売チャネルを増やすしかない。でも、何が出来るのか?EC販売?でも何から始めたらええんやろ。そんな想いが堂々巡りをする中、でも心の中でぶれなかった感覚は、1店舗目で潰れかけた開店当初の時と同じでした。

「絶対出来るはずや」

そうして、今回のプロジェクトが始動致しました。

 

 

〜”鹿児島プレミアム地鶏×国際薬膳師監修”鶏しゃぶセットの完成に向けて〜

EC販売に舵を取り、最終的に鶏しゃぶセットを販売していくことになりましたが、そもそも何故鶏しゃぶなのかですよね。

もともと豚や牛と同じように、鶏をしゃぶしゃぶで食べる事はあったそうですが、まぁそれは鹿児島や黒さつま鶏ではなくとも、1つの食べ方としては国内のどこにでも存在するわけでして特別ではないかと思います。

今回の商品化でイチバンのポイント、それは地鶏であるという事でした。

EC販売を進めるにあたり、おうちで食べれる九州の鶏料理といえば真っ先に水炊きが思い浮かびますが、皆様、水炊きに入っている鶏って、プルプルとしていてジューシーなイメージですよね。

でも、地鶏って鍋に入れて煮込んでしまうと硬くなってしまうんです。

これは、飼育期間による影響が大きく、若鶏と比べて飼育期間の長い地鶏では筋肉の発達により火を入れ過ぎると硬くなってしまう特性があります。

もちろん水炊きに地鶏を使われている場合もあり、正否を決める事ではありませんが、ウチで扱いのある黒さつま鶏は120〜150日と飼育期間も長く、何度試作しても鍋に入れてしまうと僕の思う特長が活かせない。

もっとこの地鶏の良さを活かす方法がないか。試行錯誤を重ねた結果、辿り着いたのがしゃぶしゃぶでした。

 

今回の鶏しゃぶセットに入っている内容をご説明させて頂きますと、

・ガラの原型がなくなるまでじっくり煮込んで旨味を凝縮した、コラーゲンたっぷりの特製鶏白湯スープ

・材料に山芋を入れることでふわっとした食感を持たせたつくね

・旨みと食感を両立させる為のスライス方法を研究したもも肉、むね肉の2種類のスライス

このように全ての食材にこだわりを持って製造しております。

元々、鹿児島の加工工場では鶏しゃぶを製作していた事もありスライス等の技術はあったのですが、商品開発を進めるにあたり様々な試作を行った結果、マイナス2℃の温度帯でスライスするのが最も適していることを発見し、コロナウイルスの大変な時期であるにも関わらず、何百万円とするスライサーを新規購入された事には驚きを通り越して、潔い覚悟さえ感じました。

また、今回出店している商品は通常の鶏しゃぶセットだけではなく、国際薬膳師監修のもと、薬膳食材として用いられる8種のスパイスをブレンドしたキットを同梱した"薬膳鶏しゃぶセット"をイチオシとしております。

”美容・健康・長寿”などさまざまな効能があるといわれる薬膳の理論を取り入れた料理は現在、東京や大阪の都市部を中心に「薬膳鍋・火鍋」といったトレンドメニューとして注目度も高く、実際にウチの実店舗でもメニューにラインナップしておりますが、女性を中心に多くのご好評を頂いております。

EC販売の開始により全国の皆様へ商品をお届け出来る機会ですので、どうせなら都市部のトレンドメニューも味わって頂きたいという思いから、特にこの”薬膳を取り入れた鶏しゃぶセット”に力を入れさせて頂きました。

さらに、商圏が全国になるというEC販売のメリットを活かし、購入される方がご自宅だけでなく遠方にいらっしゃるご親族や大切な方へのギフトでもご利用出来るように、パッケージ会社さんと箱のサイズやデザイン等の打ち合わせを何度も行う傍ら、EC販売用のサイト構築を進めていきました。
 

こうして、構想から4ヶ月経った2020年8月、ようやく全ての準備が整い販売をスタート出来るところまで辿り着きました。

 

 

〜今後の展望〜

まずは先駆けとして鶏しゃぶセットの販売をスタートしますが、今回のプロジェクトをきっかけとして、今後EC販売に向けた商品をたくさん開発していく予定です。

行き場を失った素晴らしい食材を皆様のご自宅に届けたいという想いで始めましたが、今では全国の皆様に”美味い”をお届け出来るツールを構築出来た事に僕自身とてもワクワクしています。

ここまで長々と書いておきながら、読者の皆様に鶏しゃぶの魅力を上手くお伝え出来たのか、いささか不安ではありますが。笑

もし、この記事を読んで頂いた方々の中でお近くだったり、旅行で大阪に来られる方がいらっしゃいましたら、僕はきっとどこかの店舗で楽しんでいると思いますので、是非お声掛け下さいますと直接お話させて頂きたいと思います。

もちろんカンパイもご一緒に!
 

それでは、皆様の「STAY HOME」が笑顔溢れる事を願って、結びとさせて頂きます。



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企業情報

企業名 鶏寅陽
代表者名 吉田靖広
業種 外食・フードサービス

コラム

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