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ALS(筋萎縮性側索硬化症)と闘う重度障がい者のデザイナーが考案した、着る人にも介護者にも優しいルームウェア「Laque(楽衣 ラクエ)」を発売

ALS(筋萎縮性側索硬化症)患者のデザイナー・濱口 育代(はまぐち いくよ)が創設したブランド「itsuka・kitto(いつか・きっと)」より、身体の自由がきかない人や長い時間を部屋着で過ごす人たちのための、おしゃれな介助型部屋着兼用パジャマを7月1日(水)より販売。毎日の更衣を楽に気兼ねなくできるよう設計されています。

介護ケア用品ブランド「itsuka・kitto(いつか・きっと)」の企画・販売を手がける合同会社H2プロダクト(所在地:京都府宇治市、代表社員:正垣 真由理)では、2020年7月1日(水)、ブランドの新作「テーピースナップウェア Laque(楽衣 ラクエ)」の販売を開始しました。年齢を問わないカジュアルなデザインと、着脱の時間や体への負担を大幅に軽減できる機能が特徴。実用性と美しさを兼ね備えた、着る人にも介護者にも優しい女性用のルームウェアです。

 

▼「itsuka・kitto(いつか・きっと)」公式サイト:https://www.itsukakitto.jp/

 

 

■自分らしく快適に。くらしと介護を楽しむための「itsuka・kitto(いつか・きっと)」ブランド

介護ケア用品ブランド「itsuka・kitto(いつか・きっと)」の創設者は、アパレル業界でデザイナーとして長年働き、現在は ALS (筋萎縮性側索硬化症)と闘っている重度障がい者の濱口 育代(はまぐち いくよ)です。「おしゃれを楽しみたいけれど、自分の着たい服がない。自分に自信が持てる部屋着がほしい」という想いが、ブランド創設の起点となりました。

 

身体の自由がきかない人や部屋着で長い時間を過ごす人たちにも、気持ちが前向きになれるような“おしゃれ”を楽しんでいただきたい──。「itsuka・kitto(いつか・きっと)」は、そんな想いを実現するために作られたブランドです。

 

 

■デザイナー・濱口 育代(はまぐち いくよ)プロフィール

1965年3月24日生まれ

介護ケア用品ブランド「itsuka・kitto(いつか・きっと)」代表兼デザイナー

レイデザイン研究所卒業

テキスタイルとアパレル製品を扱う繊維専門商社「瀧定」にて、テキスタイルデザイナー職に就く

「瀧定」を退社後、2015年3月にALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症

2018年7月「itsuka・kitto(いつか・きっと)」を立ち上げ、現在に至る

 

 

■更衣のストレスを軽減し、女性らしいシルエットを実現した「Laque(楽衣 ラクエ)」

自分らしい装いをしたい──。社会で生活する誰もが日々感じる願いです。しかし、ベッド上での生活時間が長くなったらどうでしょうか。ベッドや車いすで生活するということは、自立度が下がり、人の手を借りることが必要になるということでもあります。多くの衣類は、ユニバーサルデザイン(※)で設計されておらず、残念ながらベッド上ではリラックスしにくい形や素材でできているのが現状です。毎日の更衣の場面では、手足の硬縮や可動域の狭まりによって痛みや苦痛を伴うこともあり、そうした場合には介護者の負担が増大することもあります。

 

こうしたことから、「Laque(楽衣 ラクエ)」の留め外し部分には、オリジナルのテーピースナッパーを採用しました。着脱時の負担を軽くするよう適度な間隔に配置されており、合わせにずれが生じるマジックテープ留めとは異なり、着崩れたイメージになりません。 テーピースナッパーは、軽い力で留め外しができるので指先に負担がかからず、更衣をスムーズに行えるようサポートしてくれます。また、テーピースナッパーを留め合わせる際の目印も作り、使いやすくなるよう工夫しました。車いす利用時や就寝時に、ズボンの裾がめくり上がらないようスナップ止めも付いています。

 

ズボンは、必要とする介助の方法により2種類から選択できるようにしました。自立度が高い方は両サイド開き、介助度が高い方は前中心開き(センター開き)を選択することで、より利用者・介助者の心理的・身体的負担を軽減できるようになっています。また、人工呼吸器を使用しながら生活する場合にも、回路を固定するベルトを必要に応じて装着できます。

 

さらに、下着を着用していなくても気にならないように胸部分の裏側に共生地のあて布を付けたり、長めの着丈にするなど、細部にいたるまで介護を受ける側・介護する側のアイデアが盛り込まれています。着用時のストレスを軽減させながらも、女性らしいシルエットを保つ柔らかなラインという、実用性と美しさを兼ね備えたルームウェア兼パジャマであることが、「Laque(楽衣 ラクエ)」の大きな特徴となっています。

 

※ユニバーサルデザインとは、文化・言語・国籍や年齢・性別・能力などの違いにかかわらず、できるだけ多くの人が利用できることを目指した建築・設備・製品・情報などの設計(デザイン)のこと。

 

 

■商品概要

品名:「テーピースナップウェア Laque(楽衣 ラクエ)」

サイズ:フリー(女性用)

カラー:ピンク/グレー

価格:16,500円(税込)

ズボンは、センター開き/サイド開き、から選択

 

販売ページ

ピンク:https://www.itsukakitto.jp/SHOP/800001.html

グレー:https://www.itsukakitto.jp/SHOP/800002.html

 

 

■療養生活でも、毎日を楽しく明るく過ごせるような部屋着&パジャマを

「Laque(楽衣 ラクエ)」を含む、介護ケア用品ブランド「itsuka・kitto(いつか・きっと)」の創設は、濱口 育代がテキスタイルデザイナーとして働いた後、第二の人生を歩もうとした矢先、難病であるALSを発症したことに始まります。

 

今後の生き方を考えたとき、身体を動かすことが困難になったとしても、自身も介護者も楽に着脱でき、おしゃれで毎日を明るく過ごせるような部屋着&パジャマを開発したい、そして同じような環境の女性たちに喜んでもらいたいと考え、商品化を実現しました。「itsuka・kitto(いつか・きっと)」ブランドは、これからも、療養生活をおくる人や介護・医療と共に生きる人の生活に、潤いを与える商品の開発を目指してまいります。

 

 

【合同会社H2プロダクトについて】

所在地:〒611-0002 京都府宇治市木幡平尾54-2

代表者:代表社員 正垣 真由理

設立:2020年3月

電話番号:0774-38-1800

URL:https://www.itsukakitto.jp/

事業内容:障がい者に向けた機能性おしゃれ衣類と生活用品の企画・販売

 

 

【一般の方向けのお問い合わせ先】

企業名:いつか・きっと

担当者名:正垣 真由理

TEL:0774-33-0013

Email:shop@itsukakitto.jp



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企業情報

企業名 合同会社H2プロダクト
代表者名 正垣真由理
業種 医療・健康

コラム

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