品川リハビリテーション病院の「医療情報システム」が本稼働を開始

株式会社WorkVision(旧社名：東芝ソリューション販売株式会社／本社：東京都品川区／取締役社長：大和田 昭彦／以下、ワークビジョン)が納入構築した、公益財団法人河野臨牀医学研究所附属品川リハビリテーション病院(東京都品川区／院長:渡辺 寛／以下、同院)の、医療情報システム(電子カルテ、オーダリング、医事会計)が、本稼働を開始しました。

 

同院は、回復期リハビリテーション病棟84床と、医療型療養病棟46床を有しています。2018年には、品川区との共同事業で、地域包括ケアを目的とする複合施設「品川リハビリテーションパーク」を開設し、介護老人保健施設・訪問看護・デイケアとの一体運用で、病院から在宅までの医療と介護を提供しています。

 

今回本稼働を開始した同院の医療情報システムは、診療や検査の専門分化に伴い複雑化した院内の業務プロセスを改善し、医療の標準化を促進する診療プラットフォームです。ワークビジョンは、診療をサポートし患者との円滑なコミュニケーションを実現するオーダリングシステム、そして医事会計システムを提供することで、患者様へのサービス向上と、院内情報の共有化を実現しました。また、複数施設のデータ運用を可能とする電子カルテシステムの提供により、急性期病院との診療情報の共有を可能としました。

 

ワークビジョンは、医療機関をはじめ、製造業や、流通業など、さまざまな業界で、ICTによる業務プロセス改善の実績があります。品川リハビリテーション病院では、業務効率化に加え、診療方針の了解を得る（インフォームド・コンセント）サポート体制の強化、入院診療計画書（クリニカルパス）の早期提供など、患者サービスの向上も実現しました。

 

ワークビジョンは今後も、地域包括ケアを実践する品川リハビリテーション病院の取り組みに、最適なソリューションと各種サービスの提供を通じて、地域社会に貢献できる医療コミュニティの創造を支援してまいります。

 

＜医療情報システム、各システムの特長＞
1.電子カルテシステム
院内に加え、急性期病院での診療内容まで、複数施設のデータ運用を可能とし、正確かつタイムリーな診療情報の共有により、地域包括ケアのICT環境を改善しました。

 

2.オーダリングシステム
医師のデータエントリー、各部門の検査結果を、正確かつタイムリーに医師へフィードバックします。院内コミュニケーションの活性化を可能とし、インフォームド・コンセントのサポート強化、クリニカルパスの早期提供など、患者様サービス向上を実現しました。

 

3.医事会計システム
患者情報の詳細が管理できる運用性と、オーダリングシステムと連携できる拡張性に加え、処方データコンバートのスピードアップによる患者様サービスの充実化、レセプトデータの自動作成による業務時間の短縮化を実現しました。

 

医療情報システム導入事例（株式会社WorkVisionホームページ）
https://workvision.net/ex/kcmi/

 

■品川リハビリテーション病院について
昭和47年の開院以来、各部署が専門知識と経験を生かし、患者様やご家族様の在宅生活やリハビリニーズに応え、在宅復帰率60％を維持しています。また、脳血管障害で生じる痙性麻痺に対するボトックス療法や、磁気で大脳を刺激して、脳を活性化させるTMS （経頭蓋磁気刺激） 治療の施行など、入院後のカンファレンスにより、最も適切なプログラムを作成することで、患者様ひとり一人の在宅復帰を目指しています。

 

2018年には、品川区との共同事業で地域包括ケアを実現する複合施設「品川リハビリテーションパーク」を開設し、さらなるチーム医療の強化に加え、併設する介護老人保健施設・訪問看護・デイケアとの一体運用で、病院から在宅までシームレスな医療と介護のトータルサービスを強化しています。

 

品川リハビリテーション病院ホームページ
http://kcmi.or.jp/shinagawarehabilitation/

 

■株式会社WorkVision（ワークビジョン）について
クラウドソリューション、パッケージソリューションを主体とした情報システムを、企画からサポートまで一貫したサービス体制で提供しています。

 

2019年7月1日付けで東芝デジタルソリューションズグループから独立し、新たに、株式会社WorkVisionとしてスタートいたしました。

 

・株式会社WorkVision（ワークビジョン）ホームページ
https://workvision.net/