「奇跡の40歳」と噂のPsycho le Cému のYURAサマ、初のソロアルバム『Colorful Life♪』の全曲を解説!!

Psycho le Cémuのドラマーとして。他にも、Dacco/THE BEETHOVEN/Brotherと様々なバンドのメンバーとして活動しているYURAサマが、初のソロアルバム『Colorful Life♪』を8月14日に発売。9月には40歳を迎えるYURAサマ。20代の頃と変わらぬ体型や美貌から「奇跡の40歳」とも言われています。そんなYURAサマが、渾身の作品について全曲解説したプレスリリースになります。

「奇跡の40歳」と世間で騒がれているYURAサマが、9月12日に、ついに40歳の誕生日を迎える。2002年にPsycho le Cémuとしてメジャーデビューを飾ってから数えると、今年で17年。10代の頃からバンド活動へ日々を費やしてきたことを考えれば、20年以上は音楽活動へ人生を注いできた。その間、YURAサマの音楽人生には華やかな時期も訪れば、明日も見えない暗闇の中を手探りで歩く日々もあった。それでも"表現すること"を辞めなかったからこそ、今も音楽を生業にして生きてゆく術を得ている。継続は力なりとは、まさにYURAサマのような活動のことを言うのだろう。

  じつはYURAサマの心の中には、密かな野望の火が消えることなく、小さく揺らめいていた。それが「何時かはソロアルバムを出したい」という想いだった。ただし、いろんな活動を並行してゆく中、なかなかタイミングを見いだすのに試行錯誤もしていたようだ。そこに訪れたのが、「40代へ突入する」という人生に於いて一つのタイミングだった。「このチャンスを逃したら、次は10年後になってしまう」と焦ったYURAサマは、昨年より、様々な活動の合間を縫う形でソロアルバムの制作へと着手。完成したのが、8月14日(水)発売のソロアルバム『Colorful Life♪』になる。ここからは、YURAサマのアルバム全曲解説をお届けしたい。

 

『[発信for dear]』

 

  アルバムは、僕が、このアルバムを聞いてくれてる方&応援してくれてる方へ電話で語るという形で始まります。20代の頃は、ここで語っているような想いを本気で持っていたんですけど。人生って、思い通りにはいかないものなんですよね。詳しくは、直接聴いて僕の本音を確かめてください。

 

『My Destiny』

 

  楽曲としては1曲目になります。ドラムから曲が始まるところは、やはりドラマーとしての自負の表れと言いますか。たまーに、僕がドラム叩ける事を知らない人もいらっしゃいますからね(笑)

  ゲストのお二人は、僕の地元である姫路の直径の先輩方。正直、お声をかけるのは緊張しましたけど、1曲目を飾るうえで、そこは先輩方にお願いをしたかったわけなんです。共演させてもらった作品として形を残せて…恐縮です。

『My Destiny』の楽曲の軸になっているのが、ベートーベンの「運命」。ジャジャジャジャァーンという、アレですよ。この曲のバックには、まさに「運命」を彷彿させるフレーズといいますか、「誰もが知ってるフレーズの上へ、メロディを乗せるという作り方が面白いんじゃないか」と思い、それに挑戦。「運命」ということで、タイトルも『My Destiny』にしています。まさに、アルバムの1曲目に相応しい運命的なものを感じることが出来ますからね。

  歌詞の表現は、あえてヴィジュアル系っぽさを意識しています。曲自体は、だいぶ前に書きました。この当時の自分は、バンド活動が休止となり、自分でいろいろやらなあかんなとなっていた頃。人って、大変な状況にあるときほど自分を見つめ直すじゃないですか。その頃の、必死に前を向いていた気持ちがここには記されています。

 

『初恋のヒト』

 

  『初恋のヒト』は、Daccoで披露している曲なんですけど。自分の中で、「すごい良くできた楽曲」と自画自賛していることから入れました。僕は、実際に自分が体験したことを、あえて物語風にして書くのが好きなんですね。『初恋のヒト』には、僕が幼稚園時代に体験した初恋の話を書きました。

  幼稚園が舞台ということから学芸会でも使えそうな楽器で構築しようと、オリジナルバージョンでは大太鼓や小太鼓、ピアニカやハーモニカなどを駆使して演奏しているんですけど。この楽曲も好きでいてくれるThe Benjaminのミネムラ"Miney"アキノリさんにアレンジをお願いしたところ、ミネさんいわく「40歳を迎えるYURAサマが、大人の目線で当時のことを振り返ったアレンジにした」と言いながら、今回の楽曲を仕上げてくださいました。より甘酸っぱく切ない雰囲気になりました。ミネさんなりにイメージを膨らませてくれた事がすごく嬉しかったでしたね。ツブク君ともステージで何度も一緒に演ってるので何の心配もなかったですし、”らしさ”も入れてくれてて嬉しかったです。

  歌詞では、密かに好きだった子か学芸会で「いじわるばあさん」を演じることになり、僕が勇気を出して「いじわるじいさんをやる」と立候補をするなど、実際に体験したことを書いています。なんか、昔からそういう正義感みたいな気持ちが強かったんですよね。自分で今振り返っても、「ええ奴やなぁ」って思いますもん(笑)。

 

『ヒヨドリ』

 

『ヒヨドリ』は、初めて女の子と一緒に住んでからの話なんですけど。『初恋の人』で僕が好きになった女の子こそ、『ヒヨドリ』の女性なんですよ。つまり、僕の初恋は十数年後に実ってるんです。初めて一緒に住んだ子が初恋の人なんて、とてもドラマチックでしょ。でも、別れちゃうんですけどね(笑)。

  彼女との再会のきっかけが、地元の成人式でのこと。彼女とは小学校から高校まで別だったんですけど、同じ市内いうことから成人式でばったり再会。お互いに「あっ、久しぶり」「あの頃のこと覚えてる?」という話になって、そのときに話しましたもん、「自分、あのとき初恋やったんやで」って。そしたら彼女も、「わたしも初恋やったで」って。「マジか!!」と思って、そっから話はどんどん進み、結果、付き合ってしまうみたいな。

  ヒヨドリというのは、当時、上京して一緒に住んでいたボロアパートの部屋の扉のこと。その扉が、開くたびにヒヨドリの声みたいにキイキイ言ってたことから。当時、彼女がそうネタにして僕に話してくれていたんですよ。彼女と一緒に住んでいたのは、1年くらい。よくある話と言いますか、当時の僕らは、デビューを目標に精力的にインディーズ活動をしている時期。歌詞にも書いたように、擦れ違いの日々が多くなり、結果、お互いに上手くいかなくなり別れてしまいました。結果、彼女がいなくなり、僕もしばらくして引っ越しもして、あのヒヨドリの声を聞く事はなくなったなぁという内容です。

  楽曲は、大人のポップスとしてお洒落なアレンジにしたいことから、僕の中でお洒落な音を奏でてくれそうなのがCUTTさんとSatoくんだったことから、アレンジもCUTTさんにお願いをしました。

  『ヒヨドリ』もDaccoで演奏している曲。むしろ『初恋の人』と『ヒヨドリ』はセットで聴いて欲しくて、この並びで持ってきました。

 

『CODE 010-004』

 

  僕の好きな普段聞くような曲ばかりを入れちゃうと軽やかでポップな曲ばかりになってしまうことから、「僕だってヴィジュアル系色の強い曲も作れるんだ」という姿勢も見せたくて作ったのが『CODE 010-004』になります。演奏も、ギターはDのRuizaさん、ベースと楽曲アレンジはメトロノームのリウさんという、ゴリゴリの重たくて激しいのが得意な人達にお願いをしました。

  歌詞は、僕の思うヴィジュアル系の世界観を表現。「自分の恋愛に対する感情がイキすぎて、何時しかメカニック(無感情)になっていく」様を表現しています。最初は漢字やひらがな中心だった歌詞が、最後は全部カタカナ表記になれば、僕の歌声もだんだんメカニックになり、最後には僕の声では無くなってしまうほどに加工。そうやって、感情がどんどん消えていく様を表現しています。

  僕は公式LINEを作っているんですけど。そこでファンの人たちから「四文字のヴィジュアル系っぽいワード」という題材で歌詞を募集しました。中に記した「罪人」や「戯れ言」などが、まさにそう。そうやって、みんなから集めた言葉を中へ詰め込んだのも面白い書き方でしたね。ちなみに「CODE 010-004」というのは、何処かの国の秘密の暗号みたいなもの。いわゆる、その人たちの間でしか通じない言葉なんですけど。ここでは「010-004」(テンフォー)を「了解しました」という意味で使っています。しかもその言葉にも、次第に感情が無くなり、なんの想いもないまま機械的に「了解しました」と受け止めるように変化してゆく言葉としても用いています。

 

『西空-seiku-』

 

  2-3年くらい前からかなぁ、たまーになんですけど一人でアコースティックなスタイルで歌う機会をもらうことが増えまして、そこでは自分がバンドのために作った曲を歌い演奏していたんですけど。あまりにも機会があるもんで、「そこでしか聴けない曲もあったほうがいいな」という想いから、アコースティック曲をと作ったのが『西空-seiku-』でした。

  これも実体験を元にした、悲しい恋愛の話。結果、別れてしまったように、僕が作ると寂しい内容の歌ばかりになっちゃいますが…今後僕と付き合う事になると人には「すぐに曲にされるで」と言うようにします(笑)。過去の思い出にすぐ浸ってしまうんですよね(笑)

  『西空-seiku-』に出てくる相手とは、ちゃんとお別れが出来ていません。いわゆる、いきなり訪れた別れ。そういう別れほど引きずるというか、後に残っちゃうんですよね。お互いきちんとさよならが言えたら、心の整理もついたかも知れないですけど。答えの出ない別れだったので、気持ちを込めながらこの歌を歌うと、すぐ泣けると思います(笑)

  僕の中で、アコースティックギターが得意な方というと最鋭輝さんという印象が強かったことから、最鋭輝さんにアレンジを任せれば、犬神ジンさんがよく最鋭輝さんと一緒にやっているように、この2人ならより相性が良いだろうと思ったし、ジンさんもこういう曲でのベース演奏が得意なイメージがあったことから、演奏は2人にお願いしています。

 

『[発信for my family]』

 

  これは、自分からおかんに電話をしたときに、おかんが僕のことを勘違いして…という、そこのオチは、ぜひ聴いて確かめて欲しいんですけど。これは、うちのおとんとおかんに向けた、かなりふざけた(シニカルに遊んだ)内容になっています。

  ちなみに、アルバムには3つほど小ネタを挟んでいますけど。そういう遊び心を通しても、アルバム全体に込めた想いが見え隠れしたほうが深みは出ますし。僕自身、そういうアルバムが好きだからこそ、そういう遊び心も入れてます。ぜひ、クスッと笑いながらも、その真意まで紐解いていただけたら嬉しく思います。

 

『Opening bell♪キンコンタンゴン♪』

 

  この楽曲を作ったときに、大太鼓や小太鼓にハーモニカや木琴などを演奏しながら子供たちと一緒に歌っているイメージが浮かんだことから、歌詞にも、みんなで「キンコンカンコン」と歌ってゆく様を書いたんですね。だけど、楽曲を仕上げてゆく中、なぜか「タンゴをやりたい」と思い、そこからタンゴの要素を入れようと、歌詞を「キンコンタンゴン」に変えました。他にも、「ファイト!ファイト!ファイト!」と歌っているところのメロディが「黒猫のタンゴ」風にもなっています。

  アレンジに関しても、「子供たちが歌い演奏しているポップなイメージを、福助。さんの持っている機械的なイメージとミクスチャーにしたら面白くなるんじゃないか」と思って依頼をしたところ、見事にポップタンゴ風なテクノにと広がりましたからね。そこに渉くんの個性が加わるのでもうミクスチャーしすぎてますね(笑)

  僕、明るいメロディに暗い歌詞を乗せるのが好きなことから、ちょっと考えてもらえるような内容にしています。同じシチュエーションでも、子供と大人ではまわりのリアクションが違ってゆく。そんなシニカルなメッセージを詰め込んでいます。子供たちの明るい声の背景に、じつは重いテーマを投げかけている。そこもまたいいですよね。

 

『皐月の雨』

 

『皐月の雨』は、自分がやっているBrotherというバンドの曲なんですけど。Brotherのヴォーカルの真実くんの似合う曲というと、僕の中では昭和歌謡系になるんですけど、そういう雰囲気で原曲を制作。Brotherとして演奏を行ううえで、重くて速いヴィジュアルロックなスタイルへ仕上げました。なので、僕としては元々あったスタイルに戻して表現したのが、より昭和歌謡チックなこの『皐月の雨』になります。

  『皐月の雨』の歌詞の書き方は、自分でも天才だなと思っていて。短歌って五七五七七の文字数で表現するものじゃないですか。その短歌の元になったものとしてあるのが長歌。その長歌の要約や補足をするときに使うのが反歌。『皐月の雨』は、小野小町さんが百人一首の中へ綴った短歌を元に、僕がそれを長歌にし、最後に反歌にして書いたものを1曲の中にまとめあげた歌。自分でも斬新な書き方をしたなと思っています。

  ただし、実際に小野小町さんが書いている「自分がどんどん年老いていくのが寂しい」という意味ではなく、「いなくなった女性を今でも想っている男性」の歌として表現。最後に僕が記した反歌の二行には、じつはこれだけの想いが詰め込まれてるんですというのをわかってもらえたら嬉しいですね。

  演奏には、Brotherのメンバーに参加してもらいました。ただし、アレンジはあらかた僕が行い、それを2人に伝えたうえで、遊んでいただいています。大祀さんのギターのフレーズ、勇輔くんのビート感、昭和歌謡感がすごく出てていいですよね。「ホンマ、わかってくれてんなぁ」と思いましたからね。

 

『Let's Go!!』

 

  僕が「アラスタ」という舞台の制作を行ったときに、劇中歌として作った曲になります。アルバムの中に、1曲くらいはキーボードやシーケンスの音を入れない、いわゆるギター・ベース・ドラムだけのバンド演奏による楽曲が欲しいなと思ったんですね。そのときに、「あっ、こんな曲あったなぁ」と思い浮かべたのが『Let's Go!!』でした。

  この曲は、明るい曲調に明るいメッセージを乗っけたように、すごくわかりやすく真っ直ぐな歌。自分で言うのもなんですけど、僕が前向きな歌詞を歌うと言葉に説得力が出るなと思ってて。と言うのも、「この道をただひたすらに 我が道を貫き通せ」という歌詞のように「僕に対する世間のイメージってそうなんやろうなぁ」と思ったし。今もいろんなことをやってるとはいえ、根本にある芯は一切ぶれていないように、僕が歌うからこそ意味があるなと思ったことから入れました。ゲストに関しては、単純に頼みやすい&何度も一緒に演奏した事のある人として安心して任せました(笑)。なのでなんの心配もしてなかったです。

 

『Tsutae Ai-Ai』

 

  『Tsutae Ai-Ai』も、頼みやすい人たちにお願いしていますし、僕の中で2人はセットやなという印象があることから、自然とそうなりました。ちなみに、厚かましい事を頼みやすい関係のせいか、アルバム収録曲の中でも最後に発注したように、結果的に2人にはバタバタさせてしまいましたけど(笑)。

  『Tsutae Ai-Ai』は、同じことを男性と女性の視点から歌にしています。というのも、今年に入ってから「読書をする」という趣味を一つ増やしまして。いろんな本を読んでいく中、「同じ出来事を違う登場人物の目線で表す」書き方が面白いなと思い、その手法を参考にさせてもらったうえで、男目線と女目線それぞれに書きながら。でも、「2人ともこう思ってるよね」という書き方をしています。内容は、説明しすぎると面白くないので直接確かめてください。

  曲調は、ピアノを用いた明るいロックというイメージを想定していたように、軽やかなピアノの音が前に出てくるファンキーでソウルフルなお洒落曲に仕上げています。

 

『まさか逆さま』

 

  僕は毎日twitterへ、かならず一個回文(前から読んでも、後ろから読んでも同じ文章)をつぶやくことやってまして。何時か、これを形にしたいと思っていたのが一つ。そしてもう一つが、自分のやっているバンドであるPsycho le Cému/Brother/THE BEETHOVENのメンバーみんな、楽器演奏で僕のアルバムに参加していますけど。僕が歌っているように、ヴォーカリストはなかなか参加できないんですね。もちろん、コーラスという手もありますけど。メインヴォーカリストが僕の歌のコーラスにまわるなんて、とても恐れ多いこと。「ちゃんとアルバムへ参加してもらう良い形はないか」と思案していたところ、「あっ、回文を言ってもらおう」と思い、そこからいろんなバンドのヴォーカリストの方々に参加してもらえば、それらの声を『まさか逆さま』に詰め込みました。

  回文というのは、前から読んでも後ろから読んでも同じ言葉ということ。歌詞がすべて回文になっているのはもちろん。じつは楽曲も、前から聴いても最後から聴いても同じという形を取りました。(※あくまでMIDI上での事ですので生演奏のものは反対から聞いても同じにはなりません)これ、正直めっちゃしんどかったです。理屈の面では算数的な考えとはいえ、完璧な左右対象のメロディのデータを作るのは、そうとうしんどい作業。もう、何度あきらめかけ、何度泣きそうになったことか。それでも、「40歳の記念作品やし、絶対に悔いを残したくない」一心で作りあげました。

  曲を発注するときも、「一見、ふざけた内容に聞こえる曲ですけど、一番計算され尽くしている曲なので、申し訳ないですけど、一切自分の色を入れることなく、この通りに弾いてください。そうしないと、曲が成り立たなくなるんで」と先に説明をし、とても複雑なリズム構成を持ったこの曲を完璧に弾いてくれる方々ということで、透さんと那オキさんにお願いしました。

  ヴォーカリストの方々にも、同じ説明をし、あらかじめ自分がタイム感も意識して吹き込んだ音源を渡し、タイム感だけは意識してもらったうえで、あとは、その人のテイストでしゃべってもらっています。何より、こんだけの人たちに参加していただけたのが、ホンマにありがたかったですね。

 

『[着信old me]』

 

  前の2つのは、自分から電話をしていましたけど。『[着信old me]』だけは、相手から自分へかかってくる形になっています。その相手も、過去の自分。これは、40歳の自分が、20代の頃の自分に対して言いたいことを伝えています。その内容も、ぜひ聴いて確かめてください。

 

『Life is beautiful』

 

  これも、Daccoで演っている曲なんですけど。僕の中で「これはもっと日の目を浴びていい」と思っている曲だったし、『Colorful Life♪』というアルバムに詰め込んだ想いともリンクすることから持ってきました。しかも最初から、「この歌でアルバムの本編を締めよう」との想いを持って選んでいます。

  楽曲のアレンジは、UCHUSENTAI:NOIZのMASATO氏にお願いをしました。僕は彼のことをまーぼうと呼んでいるんですけど、もともと僕とまーぼうは、僕がPsycho le Cémuを、まーぼうがUCHUSENTAI:NOIZをやる前に、一緒にバンドを組んでいた仲なんですね。あの頃は、まだお互いに10代。そういう繋がりからお願いをした形です。

  まーぼうと一緒に音楽を作るのは、それこそ20年ぶり。お互い、一緒のイベントに出ることはあっても、一緒に作品を作ることがなかったから、そこは嬉しかったですね。しかも、僕の言ったことに対して、それ以上の形で返してくれたように、改めて彼の才能はすごいなと思いましたね。

  RYO:SUKE君とは、まだ2-3年くらいの付き合いなんですけど。彼はすごく熱い人だし、『Life is beautiful』が持つ強いメッセージを表現するうえでもピッタリと思いベースを弾いてもらったところ、本当にしっくりきたなと思いましたからね。「Life is beautiful」と歌いながらアルバムを締めくくる、その流れもいいですよね。

 

『あおぞらのわ』

 

  僕の中で『あおぞらのわ』は、アンコール曲というイメージです。これも、一人でアコースティックライブをやらせてもらうときに必ず歌っている曲なんですけど。縁起でもない話に思えるかも知れませんが、僕は何時もこの歌のことを説明するときに、「僕が死んでお葬式をやるときは、この曲を流すんで、そのときはみんなで合唱して僕を見送ってくださいね」と言ってるように、そういう想いを詰め込んだ歌です。

  『あおぞらのわ』は、「アラスタ」という舞台をやったときに作った歌なんですけど。「アラスタ」という舞台に関わったのは、Psycho le Cémuが活動休止になった頃、これからの道を模索していた時期のこと。その舞台には、同じシーンの仲間たちも出ていれば、みんなが、そのときの僕の環境を理解し、「YURAサマ大変だから、みんなで支えようぜ」とも言ってくれました。そんな、みんなへの感謝の気持ちも含め、あの頃も、今も、自分がこうやってステージに立ち続ける想いを、この曲へすべて詰め込むことが出来たなと思っています。だからこそ、自分の人生のテーマソングとして、僕がステージに立ち続ける限りは、『あおぞらのわ』を歌い続けていこうと思っています。

  この楽曲のコーラスは、僕の公式LINEを通してファンのみなさんから集めた歌たちをまとめあげたものになります。名前を載せてもいいと言ってくれた人たちのみをクレジットしていますが、「名前は載せたくないけど声だけて入れてください」という人たちもたくさんいるように、本当にファンの人たちとも一緒に作った歌になりました。

 

  まさに、これまでのYURAサマの人生や、今のYURAサマの人生感を詰め込んだ作品として、アルバム『Colorful Life♪』は生まれている。YURAサマは、この作品を手に、9月から初のソロワンマンツアーを行う。最後に、そこへ向けてのメッセージも記そうか。

 

  東名阪を舞台に4本。しかも、ファイナルは僕の誕生日当日となる9月12日にTSUTAYA O-WESTで行います。この日はとくに、僕が言うからこそ響くなというメッセージをしっかり伝えたいなと思っています。同時に、自分の40歳の誕生日の思い出作りも出来たらなとも思っています。

  ソロツアー自体初めてなんで、とても楽しみにしています。その合間合間にもアコースティックライブも入れてるように、喉が持つのか心配という面もありつつ。まずは、40歳の記念をみんなで味わいたいので、みなさん遊びに来てください。

 

TEXT:長澤智典

 

YURAサマ twitter

https://twitter.com/YURAsamaTakeshi

YURAサマ BLOG

https://ameblo.jp/dacco-yurasama/

★音源情報★

 2019/08/14(水)リリース!

YURAサマ ファーストソロ アルバム

「Colorful Life♪」

SAMA-001\\3,200(税別)

 

★LIVE情報★

 

YURAサマ40th Anniversary Solo Concert Tour

「Colorful Life♪」

09/01(日)初台DOORS

09/07(土)梅田Zeela 

09/08(日)HOLIDAYNEXT NAGOYA 

09/12(木)TUSTAYA O-WEST※Come on! Happy birth day♪

出演:YURAサマ/

サポートミュージシャン:Gt.加藤透,Ba.進藤渉,Dr,村田一弘

全会場共通

チケット代/\4,000(税込ドリンク代別)

 

 

 

 

 

 

 



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企業名 ライター:長澤智典
代表者名 長澤智典
業種 エンタテインメント・音楽関連

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