海外映画祭で3つの賞を受賞したドキュメンタリー映画『FREEDIM』が 国内上映を目指しクラウドファンディングを開始

ハイロックフィルム株式会社(東京都杉並区高円寺南1-18-2)は、海外映画祭に多数ノミネート、受賞を果たした、日本人監督杉野啓基によるドキュメンタリー映画『FREEDIM(フィリーディム)』の国内上映を目指し、CAMPFIRE(https://camp-fire.jp)にてクラウドファンディングを開始いたしました。

『FREEDIM(フィリーディム)』は日本人監督杉野啓基が13年間に渡り、ラスタファライのレゲエミュージシャンたちに密着したドキュメンタリー映画です。 ボブ・マーリーを中心としたレゲエミュージシャンたちにより全世界に広った思想運動、“ラスタファライ ”。彼らの現在の姿に迫ることで、その思想の根底にある、愛を持って多様性を受け入れ実際に行動に移す姿勢を浮き彫りにし、政治や宗教により人々が分断され混迷を極める現代社会において、明るい未来を切り開くためのヒントを提案します。

LUCIANO、BUNNY WAILER、JOHN HOLTといったレゲエ界を代表するシンガーが出演する他、 レゲエの父、JOE HIGGSの元マネージャーが語るレゲエ誕生秘話や東日本大震災直後にミュージシャンたちが支援のために制作した楽曲『Starting Over』の収録風景など、レゲエ史に残る貴重な映像が満載となっています。

尚、本作は海外の映画祭にも多く選出され、2020年2月には、ロシアのモスクワ映画祭エクスチェンジ・プログラムに監督がパネリストとして招聘・参加予定です。クラウドファンディングは8月10日まで支援受付中。詳細はCAMPFIRE(https://camp-fire.jp)をご覧ください。

 

【クラウドファンディング実施概要】

◼ URL

https://camp-fire.jp/projects/view/156509

◼ スケジュール 2019年8月10日 23時59分クラウドファンディング終了

 

【作品概要】

◼ ストーリー

帝国主義時代、ジャマイカはアフリカからの奴隷貿易が盛んであった。時を経て彼らは自由を得たが、それでも差別や社会的な不遇は続いている。 1930年代にジャマイカで生まれた「ラスタファライ」は、多様性を受け入れ、普遍的な愛を持って行動することを信念とする思想運動。これに共鳴したレゲエミュージシャンたちにより、ラスタファライは世界に広がってゆく。 数十年の時を経て、彼らのメッセージは現代社会に、どのような影響を与えているのか。 世界中に存在するラスタファライの現状を、ラスタファライであるレゲエミュージシャンの視点から伝える。

Bunny Wailer、Lucianoをはじめとするミュージシャンが多数登場。また、ボブ・マーリーの師ジョー・ヒグス の元マネージャーがレゲエ誕生の秘話を語るなど、レゲエの歴史を語る上で貴重な映像が満載。 また、本作は 70~80年代にかけて多くのヒット曲を残したジャマイカを代表するシンガー、John Holtの遺作となった。 「FREEDIM」とは英語のFreedom(自由)とかつての奴隷たちの方言であるカリブ訛りの英語 Riddim(音楽)を合わせた造語。

 

◼ 予告編

https://vimeo.com/303064355

 

◼ 画像

http://gg5.work/igzw

 

◼ 作品情報

監督:杉野啓基

出演:LUCIANO、BUNNY WAILER、JOHN HOLT、MARCIA GRIFFITHS、TRISTON PALMA、RAS ERIC 他

ナレーション:DEREK “A.K.A. JOHNNY BLACK”

制作:highrockfilm Inc.

協力:Wesstrybe International

 

◼ 受賞歴等

2004年 Panavision New Filmmaker Grant

2018年 African World Documentary Film Festivalにて上映

    World Music and Independent Film Festival 最優秀長編ドキュメンタリー賞 ・新人監督賞受賞

    Russia Film Festival 公式選出

    I Rep Film Festival 公式上映

    Belize International Film Festival “Collective Memory部門”ノミネート

2019年  World Film Fair(アメリカ)一次選考通過

    Festival International Cannes(フランス)ノミネート

    Cyprus International Film Festival(キプロス)審査中

    Austria International Film Festival(オーストリア)ノミネート Rome Film Award(イタリア)ノミネート

    Malta Film Festival(マルタ)ノミネート

2020年  Moscow Film Festival(ロシア)上映、エクスチェンジ・プログラムQ&A参加予定

 

◼ メッセージ

【DOZAN11(ミュージシャン)】

未だマイナーでアンダーグラウンドながら、我々が愛して青春を捧げたレゲエの文化を映像作品にして世に広めよ うとしてくれることに敬意を表したいです。 私もレゲエアーティストと名乗りながら、その歴史や輪郭については未だ勉強中です。 世界的なトップアーティスト、トップミュージシャンを含む出演者たちのインタビューでまたパズルのピーズが埋 まりました。 日本人として日本のことを歌う為に、ダンスホール文化に入門した自分としては、ラスタについては別の国の、自 分のものでない宗教、という意識でした。 しかし、ジャマイカでのラスタとの対話で神道について説明をした私に、あるラスタは『ほ~ラスタと同じやな』 という返事をくれました。 更に、ラスタの言うバイブルがいわゆる旧約聖書だということが分かった頃と前後して、神道にもどうやら旧約聖 書の影響があるようだ、と思う様になり、 もう若くなくなっていく自分が、ダンスホールよりラスタの音楽が心地よく感じだしたタイミングとも重なり、 ラスタファリズムへの親近感が近年グっと高まりました。 ラスタは宗教でなくライフスタイルだ、というラスタもいますが、この映画を見た人は、ある宗教とその信者達の ドキュメンタリーだと思っても不自然じゃないんじゃないでしょうか。 世界の宗教には様々な功罪があると思いますが、素晴らしい芸術を生み出す点が大きな功だと私は思っています。 半裸の様な格好で、セックスの様に踊るジャマイカのダンス(イベント)に、威厳が同居するのはラスタファリズム があるからだとも言えると思っています。 ジャマイカ人ミュージシャン達へ、ラスタファリズムが与えたものは、信念や歌詞のトピックスなど絶大です。 現在、人類は救いをシステムやテクノロジーに求め、宗教の存在感は薄れていっています。 これが進んだ時、日本の葬式はどうなるのか。聖書に手を置いてその職につくアメリカの大統領はどうなるのか。 ヨーロッパは?アラブは? 我々の愛して、日本に輸入しようと切磋琢磨したレゲエとジャマイカ人の文化のこれまでと現時点を描いているも のとして、 、この作品はおもしろいものですが、この数年後、世界の変化が進んだ時、この時点のドキュメンタリーが、大変 化の前のモノとして振り返えられると、

この作品のおもしろさもまた違った意味を持つんだろうと思います。

 

【神本秀爾(文化人類学者)】

ラスタにまつわる表現は、人々の期待や願望を引き受ける強さをそなえている。 「ラスタとは○○だ」となぞらえられることが多いのは、そのせいだろう。

「○○だ」の○○には、愛が入ることがあれば、心が入ることもある。

ただし、だからと言って短絡的に「ラスタにすべての答えがある」と考えては本質を見誤る。 むしろ、ラスタとは、すべてに立ち向かうきっかけなのだ。

この作品には、ラスタファリの思想をそれぞれの文脈で引き受けた、いくつかの生の姿が描かれている。 それらは、ラスタファリを介してみずからの答えに近づこうとする絶えざる試みの一瞬一瞬である。

「ラスタとは生き方である」とは、このような意味でもある。

 

 

【問い合わせ】

ハイロックフィルム株式会社(担当:日高)

freedim.the.movie.2019@gmail.com/080-4297-4217



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企業情報

企業名 ハイロックフィルム株式会社
代表者名 杉野啓基
業種 エンタテインメント・音楽関連

コラム

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