Discover Japan後援による「未来につながる伝統」能公演が2019年2月2日に開催。

エンタテインメント・音楽関連

この度、雑誌『Discover Japan（ディスカバー・ジャパン）』を発行する株式会社ディスカバー・ジャパン（所在地：東京都渋谷区、代表：代表取締役社長齋藤健一）が後援する「未来につながる伝統」能公演が、2019年2月2日に宝生能楽堂（東京都文京区）で開催されることになりました。4度目の今回の演目は「望月」となります。

Discover Japan（ディスカバー・ジャパン）は、日本の魅力、再発見。をコンセプトに、これまでさまざまな日本文化の体験機会を企画、主催、後援をしてまいりました。このたびの「未来につながる伝統」能公演においては、能文化を広め、未来につなげたいという、宝生流能楽師シテ方佐野登氏の想いに共感し、後援としてサポートしております。今回で４度目となる公演の演目として「望月」が選ばれ、スペシャルトークとともに能文化の魅力を十二分に体験できる内容となっております。

「未来につながる伝統」能公演

開催日時

2019年2月2日(土)

開場 14:30／開演 15:00／終演予定 17:35

開催場所

宝生能楽堂

東京都文京区本郷1-5-9

http://www.hosho.or.jp/nohgakudo/

公演内容

15:00〜　スペシャルトーク「五感フル活用の能鑑賞のススメ」佐野登

15:30〜　舞囃子「小袖曽我」田崎甫辰巳和磨

15:45〜　狂言「鎌腹」野村万作

休憩

16:15〜　能「望月」

席種

S席 10,000円

A席 8,000円

B席 7,000円

※価格は全て税込み

「望月」のあらすじ

安田庄司友春は従弟の望月秋長に討たれ、主人公である友春に仕えていた小沢刑部友房が友春の妻と子と共に仇討ちをする物語。友春の妻子が盲目の女芸人に扮し、謡い舞を舞い、宿屋の主人に扮した友房が獅子舞を舞うという芸尽くしの趣向が織り込まれた見どころ満載の曲です。

佐野登氏より「ご挨拶」

能の演目の中で「獅子」という舞を舞うものは「石橋」が有名です。なぜなら歌舞伎では「連獅子」「鏡獅子」など「石橋物」「獅子物」として庶民に広がり、現代に置いても人気が高く度々上演されているからです。今回の演目に選びました「望月」、これも実は獅子の舞です。宝生流で獅子はこれら二番しかございません。「石橋」では文殊菩薩の浄土、清涼山に住む霊獣の獅子として舞を舞いますが、それに対して「望月」では石橋の獅子を模して人が舞うという違いがあります。二つとも大曲とされ昨年の「道成寺」につづき”抜きもの”といわれる曲です。しかも「望月」は滅多に上演されることがなく、希少価値の高い曲でもあります。身体を激しく動かす舞であり、きちんとこなすことが年齢の内に、一生に一度演じたいと常々思っており、この度宝生宗家のお許しを得て演じる機会を得ました。そして、あまりお目にかかれないこの素晴らしい曲を、皆さまに鑑賞していただく運びと相成りました。

本公演は文字通り、「未来につながる伝統」を体現する一つの場です。私は表現者であり、能という芸能の継承者でもあり、それを未来へつなげるための橋渡しをする者でもあります。昔の人々がどうしても残したかった、伝えたかった、生きていくための智慧を、能を通して伝え続けています。今回の公演では試行的に至極シンプルな公演といたしました。まずは舞台をご覧ください。見方は色々、その人なりの見方でよく、それにルールはございません。何を感じ、心に残ったものは何か？意味など考えなくとも漠然としていても構わないのではないでしょうか。心が受け止めた貴方なりの能を次のどなたかへお伝えいただければ幸いです。

宝生流能楽師シテ方　佐野登

PROFILE

佐野登

宝生流能楽師シテ方。宝生流十八代宗家宝生英雄に師事。演能活動や謡曲・仕舞の指導を中心に、日本の伝統・文化理解教育を行うなど現代に生きる能楽を目指し積極的に活動

チケット購入を希望される方へ

2019年1月27日（日）までに

①お名前 ②席種 ③購入枚数 ④電話番号 ⑤住所

の5点をご明記の上、下記のメールアドレスにメール送信をお願いいたします。

件名は「未来につながる伝統」能公演　チケット申し込みとご記入ください。

E-mail：shihoukai202@gmail.com

一般社団法人能楽謡隊協会事務局（佐藤華名子宛）

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