発達障害者の特性を活かしたRPAエンジニアの育成プログラムを福岡市でも開始
WEB・IT分野に特化した障害者の就労移行支援を行う株式会社アーネスト(本社:東京都港区、代表取締:水野 聰/以下、アーネスト)は、RPAの導入支援で実績豊富な株式会社RPA NEXT(本社:東京都千代田区、代表取締役:小林 隆洋/以下、RPA NEXT)と提携し、RPAの導入企業で課題となっているRPAエンジニアの人材不足を補うために、自閉症スペクトラム障害やADHDなどの発達障害者が持つ特性を活かしたRPAエンジニアの育成プログラムの実施とプログラムを修了した発達障害者の紹介事業を、東京都内の事業所に続き福岡市で展開するWEB・IT特化型就労移行支援事業所アーネストキャリア中洲川端駅前事業所(福岡市)でも開始致します。
◆RPAエンジニア育成プログラム開発背景
RPA(Robotic Process Automation)の導入により、ホワイトカラー領域と言われていた多くの基幹業務が人間からロボットに置き換わると言われております。それにより、RPA自動化によるコスト削減によって一般的な事務補佐役として法定雇用率に守られてきた多くの障害者の方々が仕事を失う可能性が出てきております。ExcelやWordなどの入力作業を中心とした事務系スキルだけを身に付けてきた障害者の方々が担っていた業務が、RPAの導入により自動化されることで、既存の障害者の就労価値が失われる可能性が大きくなっております。
また、RPAを導入企業では、事務作業が大幅に削減出来る可能性がありながら、その一方で新しいテクノロジーということもあり、シナリオ設計等のRPAに習熟している社内人材がまだまだ不足しているのも現状です。
そこで、アーネストでは、RPAの導入支援とRPAエンジニアの人材育成分野において国内で高い実績を誇るRPA NEXT社との提携により、既存の障害者雇用枠とされていた事務作業領域において、これから就労価値の低下が予想され人員削減の可能性が高い障害者を育成するのではなく、障害者がRPA自体を操作するエンジニアスキルを身につけ、たとえ障害を持っていたとしてもRPA導入企業や省庁、地方自治体などで必要とされる就労価値の高い人材の育成を、福岡並びに九州エリアとしては初めてWEB・IT特化型就労移行支援事業所アーネストキャリア中洲川端駅前(福岡市)にてスタート致します。
◆RPAエンジニアと障害者雇用枠の両方を充足させる
福岡県内でRPAを導入している企業や自治体としては、RPAエンジニアのスキルを持つ障害者を雇用することで、RPA導入後のオペレーションカスタマイズやプロセス再設計を担う人材を社内に確保できるだけでなく、今後も引き上げが予定されている法定雇用率で定められた自社の障害者雇用枠も満たすことが出来るため、障害を持ちながらも所属する企業等で利益を生みだすことが出来る貴重且つ優秀な人材を採用出来ることになります。
◆RPAのシナリオ設計に能力を発揮する発達障害者
本来の障害者雇用とは、海外の先進企業で広まりつつある「ニューロダイバシティ(脳の多様性)」に代表されるような障害者本人の能力を最大限活用し、企業における戦力として活躍できるような働き方目指すべきであると考えます。しかし、発達障害のある人たちの中にはIT分野においてパターン認識、記憶、数値理解といった高い潜在能力を持ちながら画一的な就労形態への適応が難しいために働けていないケースや、事務作業補佐などの業務内容しか与えられず、本来の特性や能力が十分に活かしきれずに働いていのが現状です。
しかしながら、一部の発達障害者が持つ上記のような潜在能力が、コーディングやプログラミングなどのIT分野や、RPAエンジニアのシナリオ設計において発揮されることが世界中で分かってきており、今後の日本国内での障害者雇用におけるイノベーションになると考えております。
◆今後の展望と就労実績について
アーネストでは、RPAソフトで国内トップシェアを誇る「Win-Actor」の操作方法の習得プログラムや導入企業へのインターンシッププログラムからスタートし、「UiPath」などの他のソフトウェアの習得プログラムも順次スタートする予定です。また、紹介先企業へのサポート業務等についても、RPA NEXT社と連携することにより、万全なフォローアップ体制を実現して参ります。
また、昨今の省庁及び地方自治体等の公的機関における障害者雇用の水増し問題を受け、RPA導入が進む一部の公的機関との発達障害者RPAエンジニアの共同育成事業や人材紹介についての協議も始まっており、更なる需要拡大が見込まれております。
プログラム受講の対象者は、アーネストが運営するWEB・IT特化型就労移行支援事業所アーネストキャリア中洲川端駅前(福岡市)に通所する方々となり、一般企業への就労が可能と判断される発達障害者などを想定しております。尚、東京都内でのプログラム修了者(発達障害者)が既にRPA NEXT社のRPAエンジニアとして採用されております。また、RPAを導入されている複数の大手企業において、採用を前提としたインターンシッププログラム等も順次スタートしており、福岡市周辺でも更なる雇用拡大を見込んでおります。
■株式会社アーネスト
設立
2016年3月
代表者
代表取締役 水野 聰
本社所在地
東京都港区六本木2-4-5 六本木Dスクエアビル8階
事業内容
障害者を対象としたWEB・IT特化型就労移行支援事業
福岡事業所所在地
WEB・IT特化型就労移行支援事業所アーネストキャリア中洲川端駅前
福岡県福岡市博多区古門戸町2-4KSコモンドビル502号室
TEL 092-409-9277 担当:石原
資本金
5,800万円
URL
■株式会社RPA NEXT
設立
2017年9月
代表者
代表取締役 小林 隆洋
本社所在地
東京都千代田区丸の内1-6-5 丸の内北口ビル9階
事業紹介
RPA導入支援から効果検証、本導入から運用保守まで、
お客様の目的達成に向けた最適なソリューションをワンストップで提供するRPA専門会社
資本金
1,000万円
URL
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【本件に関する報道関係者からのお問合せ先】
株式会社アーネスト 担当:吉田
電話/FAX:03-5946-8995
メールアドレス:pr@earnest.ac
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企業情報
企業名 | 株式会社アーネスト |
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代表者名 | 水野 聰 |
業種 | 教育 |