日本人の留学生数は社会人を含めると20万人超も視野に ~『一般社団法人海外留学協議会(JAOS)による日本人留学生数調査2017』調査レポート~

留学事業の健全な発展と国内の留学啓蒙を目的として、民間の留学事業者等 66機関で構成される一般社団法人海外留学協議会(JAOS、設立1991年、理事長 曽根 靖雄、以下、「JAOS」)は、2017 年 8月にJAOS会員である留学事業者 40 社を対象に日本人の留学生数の調査、『一般社団法人海外留学協議会(JAOS)による日本人留学生数調査2017』を実施しました。その結果、2016年1年間のJAOS加盟の留学事業者40社の年間留学生数は約8万人(79,123人)であることが明らかになり、他調査と合算すると日本人の留学生数は20万人超と推測できることが明らかになりました。

留学事業の健全な発展と国内の留学啓蒙を目的として、民間の留学事業者等 66機関で構成される一般社団法人海外留学協議会(JAOS、設立1991年、理事長 曽根 靖雄、以下、「JAOS」)は、2017 年 8月にJAOS会員である留学事業者 40 社を対象に日本人の留学生数の調査、『一般社団法人海外留学協議会(JAOS)による日本人留学生数調査2017』を実施しました。その結果、2016年1年間のJAOS加盟の留学事業者40社の年間留学生数は約8万人(79,123人)であることが明らかになり、他調査と合算すると日本人の留学生数は20万人超と推測できることが明らかになりました。

 

※参考添付:留学渡航国別の日本人留学生数『一般社団法人海外留学協議会(JAOS)による日本人留学生調査2017』

 

【調査背景】

これまで留学生数の調査は、独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)の『協定等に基づく日本人学生留学状況調査』や、文部科学省発表するOECD調査等をもとにした『日本人の海外留学状況』などの統計がありました。しかしながら、海外の大学や大学院等の高等教育機関に留学した日本人の人数や、日本国内の大学経由で留学をした学生の人数しか計測されていない側面がありました。大学のプログラムを利用せずに留学をした学生や、中学高校生の留学や、社会人の語学留学については計測されていないという背景があるため、JAOSは新たに『一般社団法人海外留学協議会(JAOS)による日本人留学生数調査』を毎年実施し、中学高校生や社会人を含む新たな留学生数統計データを提供していく方針を決めました。これにより、日本人の留学生数をより明らかなものとし、留学業界全体を正しく発展させていくことを目的とします。

 

※参考添付:留学目的別データ『一般社団法人海外留学協議会(JAOS)による日本人留学生調査2017』

 

 

 

※参考添付:各国における留学目的比率『一般社団法人海外留学協議会(JAOS)による日本人留学生調査2017』

 

 

【調査結果数値サマリー】

※本調査では、JAOS加盟の留学事業者40社の2016年の留学生数を第三者機関に委託し調査を実施しました。

※JAOS非加盟の留学事業者の数値は含まれておりません。

 

【2016年の留学トレンド】

1)欧米圏のシェアは大きいが、アジアのシェアが17%強

北米、ヨーロッパ、オセアニアの留学国が全体シェアの80%強を占め、引き続き留学地として不動の人気を誇る。一方で、フィリピンやシンガポール、中国、韓国、台湾などのアジアのシェアが17%強もあり、アジアで学ぶ日本人も一定数いることが伺える。

 

2)その中でもフィリピンの躍進が大きくニュージーランドを抜いて5位に

単体では近年留学先として人気を博しているフィリピンがニュージーランドを抜いて、アメリカ、オーストラリア、カナダ、イギリスに次ぐ5番目の留学渡航先となる。

 

3)中学・高校生のシェアが全体の19.2%を占める

2020年の大学入試改革の中で、英語教育は劇的変化の中にあり、中学・高校の英語教育も見直しが進んでいる。特に「なぜ語学を学ぶ必要があるのか?」という動機づけを海外留学の中で培える部分と、日本国内では難しいスピーキングのレッスンを実践的に積むことができる部分が評価されていると伺える。

 

 

【今後の留学トレンド】

1)2020年の大学入試改革を見据えた留学生の若年化

2016年のトレンドから引き続きとはなるが、2020年の英語入試改革に向けて留学生の若年化が進む。具体的には親子留学、中高生の留学は躍進していくと推測できる。また、小学生の英語教育も変化の中にあるため、今後は小学生の留学も増えていくと思われる。

 

2)海外大学進学者の増加

2020年の英語入試改革の中で、英検、TOEFL、IELTSなどの外部試験も利用される可能性は高い。高校生のグローバルに通じる英語力が向上し、そのまま海外出願も可能なスコアを持つ学生も増加していく。2020年前後において、日本国内の大学のみではなく、海外の大学進学を志す高校生が増加していくことと推測できる。

 

3)日本企業のグローバル化、観光インバウンド需要による社会人留学の増加

年々進む日本企業のグローバル化に伴い、ビジネスにおいて実践で使える英語コミュニケーションは強く求められており、企業の研修などで海外留学へ渡航する社会人も増えている。また、20代および30代のキャリア志向の社会人を中心に有給休暇を使用した1-2週間の短期留学も増えているが、転職タイミングに今後のキャリアやライフスタイルを考えて留学を選択する社会人も増えている。海外志向が元々無かった層も、観光インバウンド需要により日本国内に外国人が増え、観光業・サービス業を中心に語学留学のニーズは一層伸びていくであろう。

 

【日本人の留学生数は20万人超も視野に】

これまでの留学統計調査では計測されていなかった民間事業者経由での留学生、特に社会人の留学については本調査によって世の中に対して情報を届けることができました。JASSO、文部科学省発表統計、そしてJAOSの統計数値を合わせ、JAOS非加盟である他の留学事業者の手配数を推定すると、日本人の留学生数は実質20万人を超えて存在している、もしくはすぐその手前まで来ていると考えられます。正しい統計数値を取得することが難しい領域ではありますが、JAOSは今後も『一般社団法人海外留学協議会(JAOS)による日本人留学生数調査』を継続拡大していき、より正しい情報を世の中に届け、留学業界全体の発展に貢献して参ります。

 

参考情報

・文部科学省発表統計『日本人の海外留学状況』(2017年3月発表): 53,197人

*OECD等からの統計をまとめたもの。主に高等教育機関に在籍する日本人留学生。

・独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)発表統計

『協定等に基づく日本人学生留学状況』(2017年3月発表): 54,455人

*日本の大学が行う留学プログラム等で留学した日本人大学生数。約9割が1年未満の留学。

 

以上

 

【統計調査概要】

期間:2016年1月1日~2016年12月31日

調査対象:JAOS加盟留学事業者40社

 

■一般社団法人海外留学協議会(JAOS)とは

1991 年に留学事業の健全な発展と国内の留学啓蒙のために組織された機関。現在、留学サービス事業者を中心に 65 以上の団体が加盟、パートナー会員として、オーストラリア大使館マーケティング事務所、ブリティッシュ・カウンシルなど公的機関も会員になっている。2016 年には JAOS 会員留学事業者から約8万人の日本人が留学している。

・設立: 1991 年(2008 年に一般社団法人格を取得)

・理事長: 曽根 靖雄

・所在地: 〒162-0825 東京都新宿区神楽坂6-46ロベール神楽坂7F

・URL: http://www.jaos.or.jp/

 

■本リリースについてのお問い合わせ先

一般社団法人海外留学協議会(JAOS) 事務局長 星野 達彦

Email: jimukyoku@jaos.or.jp  電話:03-3269-8446  FAX:03-3269-8447

 

 



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企業情報

企業名 一般社団法人海外留学協議会(JAOS)
代表者名 加藤 ゆかり
業種 教育

コラム

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