国内初！ろう・難聴の選手たちに「音声が見える」空手道大会の実現に向け、クラウドファンディングを11月15日より開始

全国のろう・難聴者による空手道団体、全日本ろう者空手道連盟は、2017年11月15日よりクラウドファンディングサービス「READYFOR」にて、「国内初！ろう・難聴の選手たちに「音声が見える」空手道大会を」のプロジェクトを開始しました。

 

「国内初！ろう・難聴の選手たちに「音声が見える」空手道大会を」

https://readyfor.jp/projects/jdkfkaratedo

 

本プロジェクトでは、耳の聞こえないろう者や難聴者の選手たちが出場できる空手道大会として、「音声が見える」空手道大会開催のためのプロジェクトです。

このプロジェクトが実現できれば、音声情報が必須である空手道大会において、一生懸命練習する耳の聞こえない子供たちが力を発揮できる機会を増やすことができます。

 

空手の競技大会は、審判員の声による合図や笛による合図など様々な音声情報が発します。そのため、例えば聞こえない選手が、審判員の声による「ヤメ！（止め）」の合図が聞こえず、試合を継続するとそれが違反行為とみなされてしまうことがあります。

 また、残り15秒になると「あとしばらく」という声による合図がありますが、聞こえない選手はその合図が聞こえず、最後の攻めをかけることがなく終了してしまうこともあります。こうした不利な状況は、視覚的な情報保障を備えることで、聞こえない選手も対等な状態でベストを発揮できることになります。

 しかし、視覚的な情報保障として用いるライトを導入した大会は、国内ではまだ実行されたことがありません。そのため、ライトの設営や手話通訳者への謝礼などにおいて、資金80万円が足りていない状況です。

 

個人向け3,000円から企業向け10万円まで支援を受け付けており、オリジナルグッズや大会プログラム掲載、視覚的情報保障のスペシャル体験などのリターンを手に入れることができます。本プロジェクトは12月22日23時〆切であり、目標金額の80万円に達した場合のみ、プロジェクトが成立となります。

 

【クラウドファンディングとは】

インターネット上で個人や団体、株式会社などがプロジェクトを提案し、不特定多数の方からお金を集める仕組み。2000年代初頭から、欧米を中心に企業・団体・アーティストなどが利用したことで広まり、日本では震災後に活発化。被災地支援や医療問題、製造存続の危機に瀕した製品の継続、海外に渡航し夢を実現したい人に至るまで、あらゆる企画が「共感」によって資金を集め、企画を実現させています。

 

【今後の展望】

大会名：第１回JDKF.空手道競技大会

日　時：2018年2月4日（日）

場　所：BumB東京スポーツ文化館

主　催：全日本ろう者空手道連盟（JDKF.）

本プロジェクトが成立した際は、視覚的な情報保障を完備します。

 

《視覚的な情報保障》

■合図と同時に発光するライト

■手話通訳者の配置

　審判員の声による合図をサインで情報提供

   大会中のアナウンスや様々な音声情報を伝達

　空手専門用語を習得するため手話通訳者の養成を行う

 

「国内初！ろう・難聴の選手たちに「音声が見える」空手道大会を」

https://readyfor.jp/projects/jdkfkaratedo

 

 

【全日本ろう者空手道に連盟ついて】

全国の聞こえない仲間同士が集まり、空手道の世界をお互いに励まし合い、

助け合い、一緒に頑張れる場を提供しようという思いで、2016年10月に発足。

活動理念として、ろう者の声である「手話」という言語と空手道の普及活動を行い、

社会に聴覚障害者の実態を発信し、聴覚障害者への理解を深め、

聴者との共存社会に結びつけるよう取り組んでいる。

年に3,4回の合同稽古や合宿、また各イベントへの出演やお手伝いなど活動中。

会員は約50名ぐらいで、半分以上はジュニア会員。

聞こえない子供たちが空手道を楽しみつつ、競技力の向上、

いずれ強化選手として育成するための選手強化事業も展開中。

E-mail：jdkf.karatedo@gmail.com

Facebook：https://www.facebook.com/JDKF.karate/