クラウドファンディング「MotionGallery」にて記録映画『アジア犬肉紀行』仕上げ費用応援プロジェクトを開始

合同会社adg-ethicsでは、インディペンデントでドキュメンタリー映画『アジア犬肉紀行』を製作しています。この映画は、東アジア地域で年間推定3000万頭を超えると言われる違法な犬肉の食文化を描いています。今、心ある人々がこの食文化に異を唱え立ち上がり始めています。その姿を炙り出すために2017年夏、中国、韓国、日本のロケを敢行しました。この度、映画仕上げと海外プロモーション資金調達のために、クラウドファンディングサービス「MotionGallery」にて171万円を目指し、プロジェクトをスタートしました。なお、本プロジェクトの募集締め切りは平成30年1月25日です。一口5,000円から支援することが可能であり、Ｔシャツや上映権などのリターンを手に入れることができます。

拝啓　

　貴社におかれましてはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

　合同会社adg-ethics(本社：山梨県甲府市、代表：北田直俊)では、2017年9月30日より

クラウドファンディングサービス「MotionGallery」にて記録映画『アジア犬肉紀行』の

仕上げ支援プロジェクトを開始いたしました。

　以下に詳細をご説明させていただきますので、ご多用の中と存じますがどうかお読み

くだり取り上げて頂ければ幸いに存じます。よろしくお願いいたします。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　敬具

　　「『アジア犬肉紀行』記録映画仕上げ費用支援プロジェクト」

　　　　https://motion-gallery.net/projects/dogfilm0701

　本プロジェクトは、東アジア(中国、韓国、日本)における違法ともいえる犬肉産業の実態に

迫ったドキュメンタリー映画のクラウドファンディングです。

　アジアの犬肉産業のなかでも近年特に注目されているのは、中国広西チワン族自治区での

玉林（Yulin)ライチ犬肉祭や、韓国のボクナル(犬肉スープ祭り)で、毎年夏の時期に暑気払いを

名目として開催され、わずか数日～1か月のうちに数万頭以上の犬猫が食用に消費されると

言われています。

　また近年、犬（猫）肉食がそれほどまでに世界中で問題視され、各地で大規模な犬肉への

反対デモが起きているのは、その極めて残酷な屠殺方法が一般市民に明らかになってきた

ためです。

　我々制作スタッフは、アジア圏の犬猫食にまつわる実態を映画という手法で炙り出し、

より多くの人たちに知ってもらいたいという使命感から、敢えて屠殺などの残虐シーンを

極力描かずに、犬猫食に果敢に挑む人々の視点から事実を伝えることを心掛けました。

今回、「アジア犬肉紀行」は、完成と同時にアジアや欧米など海外のテレビ局での放映を

見据えたヴィジョンを念頭に考えております。そのため、テレビ視聴者に配慮して、残虐な

シーンは描かずとも犬肉食の実態を伝えることができるクオリティを目指しています。

　映画で一番重要なポイントは、犬肉食に対して人々が抱く一般的な印象ですが、やはり

民族的な風習や国民性の違いとしてとらえられがちで、文化が違うからという一言で簡単に

片づけられてしまうことがままあります。そこで私は、敢えて今回の企画には、30年程前

まで日本でも犬肉食文化はあったという事実も提示したいと考えています。

　つまり、犬肉食は単純に民族的な風習や国民性の違いが背景にあるのではなく、実は

その国の経済発展やそれに伴う教育、道徳的倫理観に由来するところが大きいのではないか

と分析しているのです。それを裏付けるのは、韓国で2017年5月、新たに大統領に就任した

文在寅氏が段階的に犬肉産業を廃止すると公言している姿でした。

　「アジア犬肉紀行」では、映画という世界共通言語ともいうべきメディアを通じて、これ

からの時代に於ける新たな人間の倫理観を表現し、社会を変えていきたいと考えています。

宜しくお願いします。

■クラウドファンディングとは

　インターネット上で個人や団体、株式会社などがプロジェクトを提案し、不特定多数の方からお金を集める仕組みです。2000年代初頭から、欧米を中心に企業・団体・アーティストなどが利用したことで広まり、日本では震災後に活発化しました。これまで、被災地支援や医療問題、製造存続の危機に瀕した製品の継続、海外に渡航し夢を実現したい人に至るまで、あらゆる企画が「共感」によって資金を集め、企画を実現させています。