マーサー、日本株のESG評価状況を発表

世界的な資産運用コンサルタントであるマーサーの日本法人であるマーサージャパン株式会社は、日本版スチュワードシップ・コードの精神に則り、マーサーが運用機関の運用プロダクトの評価に当たって実施している、ESG評価の日本株運用における評価状況を発表しました。マーサージャパン株式会社は資産運用コンサルタントとして、2014年8月に日本版スチュワードシップ・コードの受け入れを表明しましたが、今回の発表はその受け入れ表明に基づいた3回目の発表となります。

世界的な資産運用コンサルタントであるマーサーの日本法人であるマーサージャパン株式会社は、日本版スチュワードシップ・コードの精神に則り、マーサーが運用機関の運用プロダクトの評価に当たって実施している、ESG評価の日本株運用における評価状況を発表しました。マーサージャパン株式会社は資産運用コンサルタントとして、2014年8月に日本版スチュワードシップ・コードの受け入れを表明しましたが、今回の発表はその受け入れ表明に基づいた3回目の発表となります。

 

今回の発表では、2番目に高い評価となるESG2のレーティングが、3運用プロダクトから5プロダクトに増え(全体の中での比率は3%から5%へ増加)、また、最も低い評価のESG4の比率が全体の15%から10%に減少しています (i) 。グローバル全体でのESG1とESG2の比率と比べると日本株運用におけるESG要因の取り込みの状況は、まだ、発展途上にあると言わざるをえませんが、ESG4の比率はグローバル全体での比率を下回る状況になっており、アクティブ運用にESG要因を取り込むことの重要性の認識が着実に広がっていると言えます。

 (i) 再委託された運用プロダクトは二重計上を避けるために除いています

 

2017年8月末時点における、日本株のESGレーティングの付与数と分布は、以下の表の通りです。

マーサーの日本株運用プロダクトの評価担当者である若槻学は、「運用会社のESGに対する意識はマーサーがESGレーティングの付与を開始した2008年頃と比較すると格段に向上しています。特に、ガバナンスに関しては、日本版スチュワードシップ・コードの導入後、企業の投資家との対話の姿勢に変化が見られたこともあり、これを好機と捉えてより積極的なスタンスで取り組んでいる様子が窺われます。マーサーの日本株式戦略のESGレーティングに関しても、ESG2のプロダクトが徐々にではありますが年々増加しており、運用会社の意識の高まりが反映されています。ただし、海外株式の運用プロダクトと比較した場合に依然としてその割合は低く、今後も増加することが期待されます」と述べています。

 

マーサーの日本株運用プロダクトの評価担当者である若槻学は、「運用会社のESGに対する意識はマーサーがESGレーティングの付与を開始した2008年頃と比較すると格段に向上しています。特に、ガバナンスに関しては、日本版スチュワードシップ・コードの導入後、企業の投資家との対話の姿勢に変化が見られたこともあり、これを好機と捉えてより積極的なスタンスで取り組んでいる様子が窺われます。マーサーの日本株式戦略のESGレーティングに関しても、ESG2のプロダクトが徐々にではありますが年々増加しており、運用会社の意識の高まりが反映されています。ただし、海外株式の運用プロダクトと比較した場合に依然としてその割合は低く、今後も増加することが期待されます」と述べています。

 

また、マーサーの日本における資産運用コンサルティング部門の責任者である大塚修生は、「ESG要因を重視した運用は、市場全体に影響力を持つ、巨額な資金を運用する公的資金にとって取り組みやすい運用です。運用業界にとって、公的資金のビジネス上の重要性は高まっていますが、その公的資金のESG要因の重視姿勢は明確になってきています。ESG要因は長期的に企業業績と株価に影響をもたらすと考えられていますが、現在の注目度は、短期的な成果を期待されているのではないかと懸念させるほど高くなってきています。一過性のブームに終わるのではなく、長期的な取り組みとして、アクティブ運用に根付くことを期待しています」と述べています。

 

【マーサーのESG評価レーティングについて】

マーサーは運用機関のアクティブ運用プロダクトを4段階のレーティングで評価していますが、その際、運用機関の投資判断におけるESG(環境、社会、ガバナンス)要因の取り組み度を合わせて評価しています。ESGの評価の結果は、以下の表のように、4段階のレーティングとして表示されます。ESGの評価の結果は、以下の表のように、4段階のレーティングとして表示されます。

 

ESGを含む評価対象となる運用プロダクトはマーサーの顧客のニーズ等をふまえながら評価担当者が選定しています。評価対象とした運用プロダクトはアクティブ運用の日本株(小型株を含む)ですが、現段階でSRIの専門ファンドは含んでおりません。また、パッシブ運用のESG評価では、議決権行使とエンゲージメントを中心とした評価を行いますが、評価実績数が限られることから、昨年に引き続き今年も公表の対象としていません。

 

日本株のESGレーティング付与数と分布の表、ESGの評価結果表を含むリリース全文はこちら:

https://goo.gl/bY2qzw

 

2016年の調査結果はこちら:

https://www.mercer.co.jp/newsroom/2016-esg-evaluation.html

 

<マーサーについて>

マーサー (英語社名:Mercer、本社: ニューヨーク、社長兼CEO:Julio A. Portalatin) は、組織・人事、福利厚生、年金、資産運用分野でサービスを提供するグローバル・コンサルティング・ファームです。

 

全世界約22,000名のスタッフが40カ国以上約180都市の拠点をベースに、130カ国以上でクライアント企業のパートナーとして多様な課題に取り組み、最適なソリューションを総合的に提供しています。

 

日本においては、35年余の豊富な実績とグローバル・ネットワークを活かし、あらゆる業種の企業・公共団体に対するサービス提供を行っています。組織変 革、人事制度構築、福利厚生・退職給付制度構築、M&Aアドバイザリー・サービス、グローバル人材マネジメント基盤構築、給与データサービス、年金数理、資産運用に関するサポートなど、「人・組織」を基盤とした幅広いコンサルティング・サービスを提供しています。

 

マーサーは、ニューヨーク、シカゴ、ロンドン証券取引所に上場している、マーシュ・アンド・マクレナン・カンパニーズ(証券コード: MMC)グループの一員です。 マーサーについての詳細は、以下をご参照ください:

マーサー ジャパン https://www.mercer.co.jp

Mercer(Global) https://www.mercer.com

 

<マーシュ・アンド・マクレナン・カンパニーズについて>

マーシュ・アンド・マクレナン・カンパニーズ (ニューヨーク証券取引所コード: MMC) は、グローバルプロフェッショナルサービスを提供する企業グループとして、顧客企業にリスク、戦略、人材分野の助言とソリューションを提供しています。

 

マーシュ・アンド・マクレナン・カンパニーズはマーシュ(保険仲介とリスクマネジメント)、ガイカーペンター(再保険仲介・コンサルティング)、マーサー(組織・人事マネジメント・コンサルティング)、そしてオリバーワイマン(戦略コンサルティング)から構成されており、年間総収入130億米ドル超、全世界に60,000名の従業員を擁し、130ヶ国以上で顧客に分析、アドバイスを行い、各種取引を支援しています。

 

当グループは責任ある企業市民として事業展開しているコミュニティに貢献しています。詳しい企業情報については http://www.mmc.com、今日企業が直面する課題に取り組む当グループの国際的な実務能力とソリューションについては http://www.PartneringImpact.com をご覧ください。

 

<本件に関するお問い合わせ>

マーサー ジャパン株式会社

広報

小原 香恋 Karen Ohara

Tel: 03 6775 6639 pr.japan@mercer.com

 

資産運用コンサルティング部門

investment.japan@mercer.com

http://www.mercer.co.jp/about-mercer/lines-of-business/investments.html



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企業情報

企業名 マーサージャパン株式会社
代表者名 鴨居 達哉
業種 その他サービス

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