人形一筋、90年。人形アーティスト 「小池 緋扇の人形ワンダーランド」 展、開催!総勢100体以上の人形が、横浜・関内に舞い降りる!

小池緋扇の人形ワンダーランド実行委員会(所在地:神奈川県横浜市)は、 2017年10月5日(木)〜9日(月・祝)の5日間、横浜市技能文化会館(横浜・関内)にて、「小池緋扇の人形ワンダーランド」展を開催することを発表しました。今年90歳を迎える、人形アーティスト・小池緋扇がこれまで制作してきた「江戸の粋」をテーマとした人形90点以上と、今回新たに制作に挑戦した最新作「幻想的な人形たち」14点を加えた、全100点以上の人形が一堂に会します。小池緋扇の90年の歴史を総覧するにふさわしいスケールで送る「小池緋扇の人形ワンダーランド」展が、横浜・関内に舞い降ります。

日本随一の人形アーティストが命をかけて制作!

90年のキセキをかけて挑む「小池 緋扇の人形ワンダーランド」展とは?

横浜生まれ、山手女子学園卒業、現在も鶴見区に在住している小池緋扇は、10代で人形制作をスタートさせ、以降70年以上にわたり人形制作を行ってきた希代の人形アーティストです。

小池はこれまで「江戸の粋」をテーマとした人形を制作してきましたが、本展覧会ではこれらの作品90点以上に加え、今年新たに挑戦した最新作「幻想的な人形たち」全14点を出品し、合計100点以上を総覧できる展覧会となっています。小池緋扇が長年にわたって構想してきた「夢」を現実化したこれらの最新作は、成熟した技術・経験による美の表現だけでなく、ピュアで童心にかえったような少女のような気ままな表現とが融合した、非常に個性的な作品となっています。

「江戸の粋」という伝統的なテーマと「幻想的な人形たち」という「和」と「洋」の融合で拓く新たなテーマとを、同時に鑑賞でき総覧出来る二度とない機会です。

 

人形に吹き込まれる「生命」と内側から放たれる「美しさ」の秘密

小池緋扇が人形制作において行っている「秘密の技」とは?

小池緋扇の人形の特徴は、人形たちが今にも立ち上がって動き出しそうな、「生命感の強さ」にあります。そして、その生き生きとした顔や手の表情から溢れる「美しさ」にハッとし、思わず人形に「惚れてしまいそう」と思ってしまう力があります。

実は、この生命感の裏には、作家が独自に工夫している「秘密の技」があります。

通常、人形を制作していく過程において、人形の肌に白い貝の粉を塗り込み、乾燥させるという作業を行っていきます。この作業は、数十回程度行うのが一般的です。

しかし、小池は、この作業を1000回以上繰り返します。この地味で淡々とした作業を1000回以上も繰り返すことにより、小池の独特の表現である「手の動きの妖艶さ」や「顔の喜怒哀楽の豊かな表情」が生まれ出ずるのです。これが、作家が数十年にわたり行い続けてきた「人形への命の吹き込み方」であり、作品の独自性を生み出す技のひとつなのです。

 

人形を彩る「衣装」に隠された秘密とは?

人形がその姿を現すために必要な「偶然の織りなす奇跡」

もうひとつ、小池独自の表現が「人形たちの衣装」です。

実は、この人形たちの衣装は、今から「150年以上も経過した古布」から制作をしています。

作家は、「その古布は、今日ですら決して見劣りすることなく、むしろ新鮮に見え、不思議な旅をして、私のもとに嫁いできました。これまでの人形制作は、ひとつひとつがこの古布との出会いでもありました」と語っています。

このような偶然の上に、作家独自の生命の吹き込み方や技術が加わることにより、小池緋扇にしか表現できない独自の人形世界が生み出されるのです。

 

人形制作の第一人者が

90歳で挑戦する「新たな人形の未来」

今年10月に90歳を迎える小池緋扇。その年齢からは想像できないほどのエネルギーと、その人形に向けた情熱の結晶である本展は、明日を生きる勇気を与え、多くの人を魅了する日本文化の粋と言える展覧会です。

 

「人形は私の“果てぬ夢”なの。

いつまで作り続けられるかわからないけど。

でも、命ある限り作り続けていくわ」

 

展覧会期間中は、作家が毎日在廊しています。是非、気軽に声をかけてみてください。

 

【実施詳細】

日時:2017年10月5日(木) – 9日(月・祝) 10:00開場 19:00閉場

場所:横浜市技能文化会館

アクセス:

JR根岸線 関内駅南口徒歩5分、

横浜市営地下鉄ブルーライン 伊勢佐木長者町駅2番出口徒歩3分

 

入場無料。

各日先着20名様に、小池緋扇オリジナルグッズをプレゼントします。

 

■小池緋扇・プロフィール

昭和 2 年 10月20 日生まれ。

一般財団法人 人形美術協会 常任理事・本部主任教授・人形美術展審査員。

父が材木問屋を営む家に生まれ、当時としては珍しく大変モダンな考えの家庭で、幼少から文化的なものに囲まれて育つ。

幼少の頃から人形に触れ、小学校5年の時、先生が趣味でつくった日本人形を見てその美しさに魅了されたのを機に、本格的に日本人形の制作を開始。

昭和19年4月、横浜山手女子学園卒業後、文化庁管轄の日本で唯一の人形学校「人形美術協会」にて人形師範の育成や文化交流に携わるようになる。以後、90歳となる現在も育成を行っている。

今日まで70年以上、人形制作の第一線を歩み続け、人形界に新たな風を吹き込み続けてきた。

あたかも生きているかのような妖艶な魅力を醸し出す人形から放たれるエネルギーは、人々を魅了し続けている。

 

<著書>

「人形と生きる江戸の風旅 粋 – 小池緋扇作品集」(クオリアート)

「緋扇 人形と生きる江戸の粋 – 小池緋扇作品集」(アイノア)

 

<公式サイト>

小池緋扇オフィシャルホームページ

http://www.koike-hisen.com/

 



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企業情報

企業名 株式会社SDアート
代表者名 堀越 啓
業種 その他サービス

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