硝子彫刻工房「はつか庵」が10月3日から同8日まで都内で作品展を開催。古来より伊勢神宮の奉納文で使われていた「阿比留草文字」が硝子工芸品となって、今、蘇る!

独自の彫りである初花彫(商標登録第5591894号)。すべての作品にジーニアスノートの存在事実証明書付き。古来より伊勢神宮への奉納文に使われている「阿比留草(あひるくさ)文字」を使用して古事記「上の巻」で語られる創世記を表現した作品、硝子彫刻と漆蒔絵を融合させた作品といった日本初と思われる試みを目で見て楽しみ、そして購入することもできる作品展です。期間は10月3日から同8日まで。

砂を吹き付けて彫る“サンドブラスト工法”のガラス工芸を提供する硝子彫刻工房「はつか庵」(所在地:東京都葛飾区、代表:舟橋初花)が10月3日より同8日まで、都内で硝子彫刻作品展を開催します。独自の彫りである初花彫り(商標登録第5591894号)の手法を用いた作品、そして古来より伊勢神宮への奉納文に使われていた「阿比留草文字(あひるくさもじ)」を使い、古事記「上の巻」で語られる創世記を表現した作品の展示会です 。日常に使うグラス、観賞用の大鉢、大皿、花瓶などを展示販売いたします。

 

▼硝子彫刻工房|はつか庵:http://hatuka-an.com

 

阿比留草文字大皿 作品名「なみのりふね」

 

 

■全作品に証明書付き、硝子彫刻と漆蒔絵の融合作品も出展

 

今回の作品は、古来より伊勢神宮への奉納文に用いられていた「阿比留草文字(あひるくさもじ)」を用いて古事記「上の巻」で語られる創世記を硝子工芸作品に仕上げています。硝子彫刻と漆蒔絵を融合させた作品も出展し、ともに日本では他に類のない作品です(*自社調べ)。

 

作品は、独自に開発した“サンドブラスト工法”をさらに進化させた「初花彫り」という、商標登録もされている技法で彫られています。ガラスの表面に砂を吹き付け削って彫る“サンドブラスト工法”は、細いノズルの先から噴出される砂で削っていき、ノズルの距離が遠ければ砂は拡散して表面に当たるため微妙なグラデーション表現が可能になります。初花彫りはそれにさらに工夫を加え、彫刻的な彫りと絵画的な彫りを融合させた彫り方であり、花と葉という風合いの違うものをそれぞれ生かすことに成功しました。これによって日本的な幽玄の世界や、自然の捉え方を追求しています。

 

三層被せ初花彫り 作品名「不二」

 

さらに、全ての作品にジーニアスノートの存在事実証明書を付けてあります。この証明書により「いつ、誰が」その作品を作ったのか、権利は誰が持っているかを証明することが可能です。

 

<はつか庵 硝子彫刻作品展>

日時:10月3日(火)〜10月8日(日)午前11時〜午後6時(最終日は午後5時まで)

会場:桃林堂(東京都港区北青山3-6-12 みずほ銀行ビル1階)

会場電話:03-3400-8703

 

 

■日本古来の「阿比留草文字」の形から想起した作品群

 

今回の作品は、作者が「阿比留草文字」について知り、その形に魅了されたことがきっかけで生まれたものです。古事記古神道研究家である小笠原孝次氏の伝説の名著「言霊百神」を読み、古事記「上の巻」で語られる創世記の世界を「阿比留草文字」を使って硝子彫刻で表現してみたいと考えたことから、作品展での展示販売につながりました。

 

古代文字で書かれた伊勢神宮への奉納文は1973年に一般公開され、2012年までは神宮文庫に所蔵保管されている奉納文の実物を伊勢神宮神宮文庫で見ることができました。

 

神宮文庫には古事記編纂者の太安万侶、稗田阿礼、日本書紀編纂者の一品舎人親王、他歴史上の人物の直筆の奉納文99葉が保管されています。その99葉の内、58葉は「阿比留草文字」で書かれています。

 

阿比留草文字で書かれた伊勢神宮神宮文庫所蔵の奉納文 
一番右【アマテラスオホミカミ、フシハラフヒラ(藤原不比等)】

 

古くから「阿比留草文字」は伊勢神宮に奉納文を書く時に使用されてきましたが、現在はほとんど知る人はいません。そんな「阿比留草文字」がこの展示会をきっかけに広く知られることを願っています。それは日本人が忘れてしまっている古代日本の叡智を呼び覚ますきっかけにもなりえますし、2020年東京オリンピックに向けてネオジャポニズムが世界で高まっていく中で、古代日本の叡智を海外にも発信していきたいとの思いもあります。

 

■硝子彫刻と漆蒔絵の融合作品

 

硝子彫刻はひたすら削り落として表現するもので、漆蒔絵は塗り重ねていくものです。工芸の手法としては真逆と言えますが、光の工芸である硝子彫刻と光を全く通さない漆蒔絵を一つのグラスの上で融合させることにより、今までにない作品を生みだすことができました。

 

このたび展示する硝子彫刻と漆蒔絵を融合させた作品は1点だけですが、今後はさらに研鑽を続けて、積極的に発表していく所存です。今後も活動を通じて、多くの人に古来より続く日本文化を広く知っていただきたいと考えています。

 

<作者:舟橋初花 活動歴>

2006年 第30回埼玉女流工芸家展入選

2006年 第60回岐阜県美術展入選

2006年 2006モントリオール国際芸術祭 伝統芸術賞受賞

2008年 名古屋ギャラリー蓬菜にて個展開催

2011年 銀座協会ギャラリーエルピスにて個展開催

2012年 体験教室を自宅アトリエで始める

2012年 「初花彫り」商標登録(登録第5591894号)

2012年 桃林堂にて個展開催

2013年 桃林堂創業88周年記念展出品

その他、グループ展に出品

 

 

【有限会社富士ハーモニーについて】

本社:〒124-0002 東京都葛飾区西亀有2-49-10

代表者:代表取締役 舟橋初花

設立:

1999年12月17日設立

FAX:03-5680-0883

URL:http://hatuka-an.com

事業内容:

工房はつか庵の運営

 

 

 

 

 

 



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企業情報

企業名 有限会社富士ハーモニー
代表者名 舟橋初花
業種 その他製造業

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