寄り道 ならぬ ”寄りまち”! 若者と地域を結ぶ拠点「みなと」を作る!

人口の約1割が大学生という北海道江別市において、若者と地域を結ぶ「仕組み」を作る取組「community HUB 江別港」の活動が2013年からスタートした。現在までに、「子ども食堂」や「短編映画の作成」など、若者の「やってみたい!」を実現化するサポートが行われてきた。その一方で、経済的な理由などで、そうした活動に取り組めない若者にも多く出会ってきた。この課題を解決しなければ、若者と地域を結ぶこともままならないと考え、2017年から江別港のような地域拠点「みなと」を、国内外に展開することなどを柱とした「みなと計画」をスタートさせた。地域の若者を地域で育むことで、若者は「自分の声が社会に届く」という実感を持てるようになり、地域のことを「自分事」として考えられるようになる。その第一歩として、江別港を「みなと」の理想形に改装するためにかかる費用を、クラウドファンディングで募ることとした。

若者と地域をつなぐ仕組み作りを手掛ける、community HUB 江別港(所在地:北海道江別市、代表:橋本正彦)は、2017年7月24日よりクラウドファンディングサービス「READYFOR」にて、地域交流拠点「江別港」の改装費を募るプロジェクトを開始しました。

 

「寄り道 ならぬ ”寄りまち”!  若者と地域を結ぶ拠点「みなと」を作る!」

https://readyfor.jp/projects/poebetsu0724

地域活動に関わった若者の卒業を、地域の方とお祝いするパーティの様子

 

▼概要▼

本プロジェクトは、家庭や社会環境が原因で不安や課題を抱え、自分に自信を持てない、地域と関わりのない若者に対して、社会との接続を容易にするための事業「みなと計画」の一環として、地域交流拠点「みなと」を構築するための改装費用を、クラウドファンディングによりご支援をお願いするものです。

 

▼背景▼

「今を生きる若者の意識~国際比較からみえてくるもの~」(内閣府 平成26年版子ども・若者白書)によると、諸外国に比べて日本は「自分自信に満足している」や「自分には長所がある」といった自己肯定感が低く、「うまくいかないことにも意欲的に取り組む」意識も低い傾向が見られます。

 

同じ調査では、「社会現象が変えられるかもしれない」という意識が低く、「自らの将来に対するイメージ」も明るくないと答える割合が高くなっています。このように若者が将来に希望を持てない社会は健全なのか、そのような社会に未来はあるのか、を考えさせられる内容となっています。

 

 

この調査の結びでは、「家庭・学校・地域が一体となって,子ども・若者の成長を温かく時には厳しく見守り,支えることのできる環境づくりを一層進める」ことや「子ども・若者が社会とのかかわりを自覚し自己肯定感を育むことにつながり,ひいては子ども・若者が将来に明るい希望を持つことに寄与すると考えられる。」と報告されています。

 

裏を返せば、現在の社会では、若者の存在を地域で受入れ、社会参加が自然と出来るような体制が整っていないことを意味していると言えます。

 

その一方で、他のNPO活動の現場では、社会課題と向き合いながら成長していく若者の姿も目の当たりにしてきました。それにより、困難な課題が山積する今後の社会において、若者が小さくとも成功体験を積み上げながら自信とスキルを身につけて、前例にとらわれない発想を社会に反映させられる仕組みをつくることが、今後益々必要であるとの思いを強くしました。

 

そこで、若者と地域を結び、より良い社会を作るための仕組み=「community HUB 江別港」の活動を2013年にスタートさせました。

 

▼課題▼

しかし、そうした活動をしたくてもできない若者とも多く出会ってきました。その理由は様々ですが、特に多いと感じたのは、学費や生活費を稼ぐためにアルバイトが忙しかったり、往復4時間など遠方から通学したりしているため、活動に参加する時間が取れないといったものでした。

それから1年の間に、このような事態に立て続けに直面したこともあり、江別港という一つの拠点では限界を感じ、次の展開を図ることとしました。それが「みなと計画」です。

 

▼みなと計画の事業内容​▼

若者が未来を諦めない社会を作るため、「community HUB 江別港」のような地域交流拠点= ”みなと”を全国各地に作ります。そして、みなとを運営する人財(灯台守)を育成する講座を開催したり、給付型奨学金など若者の活動を支援するための「みなと基金」を運営したりする活動です。現在は、NPO法人化に向けて準備を進めているところです。

 

 ①そこに行けば必ず誰かと出会える「場=みなと」の多地域展開

 ②人が集まる磁場を作り上げる「コーディネーター=灯台守」の育成

 ③様々な若者の希望を支えるための「資金=みなと基金」の創設

 

▼クラウドファンディング内容▼

 

今回のプロジェクトでは、「みなと」整備にかかる費用を募るため、3000円から支援を受け付けており、江別市の製麺会社「菊水」の袋麺のみなと計画オリジナルパッケージや、改装後の江別港の利用パスポートなどのリターンを手に入れることができます。本プロジェクトは9月15日23時〆切であり、目標金額の125万円に達した場合のみ、プロジェクトが成立となります。

 

【クラウドファンディングとは】

インターネット上で個人や団体、株式会社などがプロジェクトを提案し、不特定多数の方からお金を集める仕組み。2000年代初頭から、欧米を中心に企業・団体・アーティストなどが利用したことで広まり、日本では震災後に活発化。被災地支援や医療問題、製造存続の危機に瀕した製品の継続、海外に渡航し夢を実現したい人に至るまで、あらゆる企画が「共感」によって資金を集め、企画を実現させています。

 

【今後の展望】

クラウドファンディングと同時進行で、8月14日からは、可能なところから改装工事が始まります。作業のお手伝いをお願いできる方も随時募集をかけて、皆さんと共に作り上げていきたいと考えています。

改装後の営業は9月19日より再開します。今までよりもさらに、誰もが「気軽にぶらっと」立ち寄ることのできる、「みなと」がお目見えします。

また、改装期間中ではありますが、8月31日には、みなと計画の設立総会を行います。NPO法人化を行うことで、基金の運営も本格的に進めていく予定です。

 

「寄り道 ならぬ ”寄りまち”! 若者と地域を結ぶ拠点「みなと」を作る!」

https://readyfor.jp/projects/poebetsu0724

 

【community HUB 江別港について】

住所:〒069-0852 北海道江別市大麻東町13番地48 きりんビル1階 江別港/麺こいや

代表者:橋本 正彦

設立:2013年7月

Tel:011-398-9684

URL:江別港 https://www.facebook.com/poebetsu/ みなと計画 https://minato-plan.jimdo.com/

事業内容:若者と地域を結ぶ「仕組み」作りとして、若者の「やりたいこと」の実現のサポートや、若者を必要とする地域との橋渡しを行う活動を展開する。商店街内に構える拠点「江別港」の1階では、飲食店「麺こいや」を営業。自主財源を確保することで、拠点の運営を図りつつ、多様な方が出入りできる環境を作っている。



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企業情報

企業名 community HUB 江別港
代表者名 橋本 正彦
業種 その他サービス

コラム

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