医療モールに関する事業開始

◆事業開始の背景◆
山下医科器械株式会社（代表取締役社長山下耕一、福岡市中央区）は、平成15年より新規開業支援ビジネスを手掛けており、4年間で約260件の新規開業支援実績を上げております。「地域医療の発展に貢献する」という経営理念に基づき、開業を志望するドクターの理想とするクリニック（診療所）を具現化するためのノウハウを構築してまいりました。またその延長線上として、地域から求められる質の高い医療を受ける機会を創出するため、複数の診療施設をコーディネートして提供することの出来る医療モールについての研究を重ねてまいりました。本年5月の組織改正で新規事業本部を設置し、具体的な取り組みについて検討してまいりましたが、今回、その第1号案件に関する事業の概要を決定いたしました。

◆事業の目的および場所選定の理由◆
医療モールとは、複数のクリニックが同一敷地内に立地し、各診療科の専門医が医療サービスを提供する複合型医療施設のことであります。
医療モールは、既に全国各地で展開されておりますが、当社は長年医療現場で培ったノウハウを持っており、医療を提供する病院サイド、医療を受ける患者サイド双方の視点から捉えた、より良い医療サービスを提供できるクリニックの集合体である、「医療・健康」を発想の原点とした医療モールをコーディネート・提供することが地域医療への貢献に繋がると考えており、本事業開始の目的であります。
また、今回の第1号案件を広島県福山市に選定した理由といたしまして、九州を事業活動の地盤とする当社は、本年5月、広島市に広島営業所を開設し、中四国地区への進出となる足掛かりをつくり情報収集を行ってまいりましたが、中四国地区において、福山市は交通の要所であり、当該地区全体を見渡せる福山の地に、当社の中四国事業展開における象徴となるものを創出したかったこと、また、福山市は約47万人という人口規模から考えた場合、近隣の都市と比べ診療所数、医師数が少ないため、医療モールによるクリニックの設置によって、当該地域の医療提供体制を充実させ、地域の医療・健康へ資するという当社の理念に合致すると考えたからであります。

◆事業の内容◆
今回、当社が手掛けます第1号案件の概要は、次のとおりです。
　■コンセプト
　　　「安心と希望をデザインする　地域医療の発展に貢献する」
　　　医療、食事、運動をミックスさせ、ヘルスケアの新しい価値を
　　　地域社会へ提供する
　■施設名称
　　　東手城ヘルスケアモール（仮称）
　■開設予定地住所
　　　広島県福山市東手城一丁目3番11号
　■敷地面積
　　　9,735.70?
　■テナント構成
　　　・クリニック　6診療科
　　　・調剤薬局
　　　・オーガニックレストラン
　　　・フィットネスクラブ

◆事業を開始する時期◆
平成20年4月の施設建築にかかる工事着工、同12月のヘルスケアモールオープンを予定しております。なお、計画の進捗状況により、事業の内容および開始時期は変更の可能性があります。

◆事業のために支出する予定額の合計額◆
本事業にかかる設備投資額は、総額700百万円を予定しております。
なお、必要資金につきましては、自己資金にて賄う予定であります。

◆今後の見通し◆
本事業の開始に伴う、平成20年5月期の連結業績および個別業績の見通しについての変更はございません。
なお、次期以降の業績見通しへの影響につきましては、具体的内容が決まり次第お知らせいたします。

◆添付資料◆
　　　東手城ヘルスケアモール（仮称）完成予想図


＜本プレスリリースに関するお問合せ先＞
　山下医科器械株式会社　福岡本社　経営企画室　　北野　TEL 092-726-8202
　　　　　　　　　　　　　　　　　総務部　　　　日巻　TEL 092-726-8203

＜本件施設への出店に関するお問合せ先＞
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