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20代でも「老眼」のような症状が…新たな現代病!?『スマホ老眼』の実態を調査 原因は“ピント調節筋”のコリ! 眼科医が語る対策ポイント

トレンド総研

! 2016年3月9日 15時

生活者の意識・実態に関する調査をおこなうトレンド総研(東京都渋谷区)は、このたび、『スマホ老眼』に注目し、レポートいたします。

▽レポート内容

1:概要紹介…『スマホ老眼』とは

2:調査結果…20~30代スマートフォンユーザーの実態調査

3:診断テスト…『スマホ老眼』予備軍チェックリスト

4:専門家コメント…眼科医が語る『スマホ老眼』の原因と対策

 

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1:【概要紹介】 『スマホ老眼』とは

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近年、若い世代を中心に拡大し続けるスマートフォンユーザー。総務省(※)の調査によると、20代では94%、30代では82%がスマートフォンを利用しているようです。しかし、便利なアイテムだからこそ長時間利用してしまう人も多く、最近ではスマートフォンによる目の酷使が招く『スマホ老眼』が、新たな現代病として問題になっています。

 

そもそも「老眼」とは、加齢による老化現象の1つであり、近いところが見えにくくなるなどの症状を指します。一般的に、40代くらいから「老眼」の症状を自覚するという人が多いようです。

 

これに対して、『スマホ老眼』とはスマートフォンやパソコンなどを長時間利用することで、手元が見えにくくなるなど、“老眼のような”症状が出ること。本来の「老眼」が加齢によるものであるのに対し、『スマホ老眼』は目の酷使が原因とされており、20~30代の若い世代であったとしても、近くのものを見る際にピントが合わないなど、老眼と同じような症状があらわれるようになります。

 

※総務省「平成26年 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」より

 

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2:【調査結果】 20~30代スマートフォンユーザーの実態調査

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そこで今回トレンド総研では、20~30代のスマートフォンユーザー男女500名を対象に実態調査をおこないました。

 

[調査概要]

・調査名:「スマートフォン」に関する調査

・調査期間:2016年1月14日(木)~1月15日(金)

・調査対象:20~30代 スマートフォンユーザー 男女500名 (年代・性別 均等割付)

・調査方法:インターネット調査

 

■3人に1人が「1日に5時間以上」利用するスマートフォン…長時間利用における懸念点、1位は「目の負担」

はじめに、20~30代男女の「スマートフォン利用歴」を質問したところ、最も多かった回答が「3~4年以内」(45%)、次いで「5~6年以内」(33%)となりました。スマホを利用しはじめて5年前後という人が大半のようです。

 

続いて、「1日のスマートフォン利用時間」を聞いたところ、平均は「3.3時間」という結果に。また、約3人に1人(31%)は「5時間以上」の数字を回答しており、長時間利用の傾向がうかがえます。

 

そこで、「スマートフォンの長時間利用における懸念点」を聞いたところ、最も多かったのは「目に対する負担」で70%。「インターネットへの依存」 (48%)、「姿勢が悪くなる」(35%)、「生活リズムや生活習慣の乱れ」(32%)などを大きく上回りました。目の負担を気にしながらもスマホの長時 間利用を続けている人が多いようです。

 

■スマホを利用するようになって「目の悩みが増えた」人が6割超

さらに、「スマートフォン を利用するようになってから、目に関する悩みが増えたと思いますか?」と質問したところ、64%と過半数が「そう思う」と回答。また、スマートフォンを長 時間利用していて「手元がぼやけたり、見にくいと感じた経験がある」という人も4割以上(42%)にのぼりました。

 

具体的なエピソードとしては、「電車の待ち時間にスマホを見た後、駅の看板に目を移すとぼやけて見えないことがある」(28歳・男性)、「スマートフォンを見ている途中でテレビに目をやると、見づらく感じる」(27歳・女性)、「スマホを長時間使用した後は目が疲れていて、視界がぼやける」(31歳・女性)などの声があがりました。こうした症状は、いわゆる『スマホ老眼』の兆候であり、注意が必要です。

 

■ユーザーの約4割が『スマホ老眼』の自覚アリ!

実際に、今回の調査対象者に『スマホ老眼』に関する説明をした上で、「自分が『スマホ老眼』だと思うか」を聞いたところ、39%が「そう思う」と回答。 20~30代スマホユーザーの約4割が『スマホ老眼』の自覚があるということになります。また、『スマホ老眼』の自覚があると答えた人に、「対策の必要性を感じるか」を聞くと、89%と9割近くが「感じる」と答えました。

 

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3:【診断テスト】 『スマホ老眼』予備軍チェックリスト

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調査結果からもわかる通り、『スマホ老眼』は、加齢による老眼とは異なり、20~30代でも陥ってしまう症状です。下記のチェックリストで「2個以上」当てはまる人は『スマホ老眼』予備軍と言えます。(チェックリスト監修:眼科医 岡野敬先生)

 

<あなたは大丈夫? 『スマホ老眼』予備軍チェックリスト>

□目が乾きやすかったり、しょぼしょぼしたりする

□目が疲れやすく、凝ったような感覚がある

□夕方になると、目がかすみやすくなったり、ずっしりと重く感じたりする

□まぶたがピクピクと痙攣することがある

□最近視力が落ちた、または視力が不安定である(同じものを見て、見える日と見えない日がある)

□近くのものを見る時にピントが合わないことがある

□スマートフォンの画面がかすんで見えづらいことがある

□スマートフォンを連続で90分以上利用することがある

□パソコンで仕事などをした後、気分転換でスマートフォンを利用することが多い

□満員電車、布団の中、暗い場所などでスマートフォンをよく使っている

 

▼2個以上当てはまる方は『スマホ老眼』予備軍!

【0~1個】 目の負担は少ないと言えます。

【2~4個】 現在の症状・習慣が続くと、『スマホ老眼』になる可能性が。

【5~7個】 目に負担がかかっています。早めに対策をする必要があります。

【8~10個】 目に対して大変負担をかけています。症状によっては眼科の受診をおすすめします。

 

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4:【専門家コメント】 眼科医が語る『スマホ老眼』の原因と対策

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また今回は、前述のチェックリストを監修いただいた、眼科医の岡野敬先生に、『スマホ老眼』の原因と対策についてもお伺いしました。

 

■スマートフォンは、目に負担をかけやすいツール

近年、スマートフォンやタブレット端末などの普及により、目を酷使する人が増えているようです。当院の患者さんの中にも、20~30代などの比較的若い世代を中心に、いわゆる『スマホ老眼』の症状を訴える人が目立ちます。

 

スマートフォンは、「小さな画面」の中で「細かく動くもの」を「長時間見る」ことが多く、パソコンなど従来のデバイスと比べて、目の負担が大きいツールです。さらに、うす暗い寝室や、画面が動く電車内など、より目に負担をかけやすい環境で操作することが多いというのも、スマートフォンの特徴と言えるでしょ う。

 

■『スマホ老眼』の原因は「ピント調節筋」のコリ

人は、目の中にある毛様体と呼ばれる筋肉を使い、水晶体と呼ばれるレンズの 厚みを変えてピントを合わせています。しかし、スマホのように目に近いものを長く見続けていると、この筋肉が疲れてコリ固まり、動きが鈍くなってしまうため、ピント調節がうまくできなくなります。この「ピント調節筋」(=毛様体筋)のコリが、『スマホ老眼』の原因です。「ピント調節」がうまく働かなくなる ことで、「ピントが合いづらい」、「視界がぼやける」など、加齢による老眼と同じような症状が出てきます。

 

なお『スマホ老眼』は、長時間目を休ませずにいることが原因のため、夕方になると症状がでてきやすいのが特徴。また、視力も不安定になりやすく、同じものを見ていても「見える日」と「見えない日」が出てくることがあります。

 

■『スマホ老眼』予防のためには「目を疲れさせないこと」が重要

『スマホ老眼』にならないために重要なのは、「目を疲れさせないこと」。スマートフォンを使用する時には、時間を決めて、明るく見やすい位置で使いましょう。どうしても長時間使う必要がある場合は、こまめに目を休ませるようにしてください。目安としては、連続90分以内。また、連続で5m以内のものを90分以上注視し続けるのは、スマホに限らず、目に負担がかかりますので、例えばパソコン作業の休憩にスマートフォンを見るというのも避けましょう。

 

■対策のポイントは、「ピント調節筋」の働きを取り戻すこと!

また、加齢による「老眼」は、ピント調節をする筋肉そのものが老化しているため、元に戻すことは難しいですが、『スマホ老眼』は「ピント調節筋」の働きを取り戻せば改善が期待できます。

ポイントとしては、「血流」をよくして、「ピント調節筋」のコリをほぐすこと。目をあたためたり、マッサージやツボ押しをするのがおすすめです。

 

さらに、『スマホ老眼』で目の症状を感じた場合、目薬をさす人も多いと思います。最近では、この「ピント調節筋」(=毛様体筋)に直接はたらいて、ピント調節機能を改善し、目の疲れを緩和する目薬も登場していますので、目薬選びにも気を配るとよいでしょう。

 

<専門家プロフィール>

岡野敬 (おかのたかし) -スマイル眼科クリニック 院長-

平 成9年3月 杏林大学医学部卒業。 平成9年5月 杏林大学病院アイセンター、公立阿伎留病院眼科、志和眼科医院、みたけ眼科医院、都南眼科に勤務し、外来診療と手術を行う。 平成14年9月より、青葉区青葉台のスマイル眼科に勤務。 平成15年1月よりスマイル眼科クリニック院長。専門は、前眼部疾患、緑内障、アレルギーなど一般眼科外来と、コンピュータ支援医療。 日本眼科学会、日本眼科医会会員、ドライアイ研究会会員、日本東洋医学会会員。

 

新たな現代病とも言える『スマホ老眼』。今回の調査でも、スマートフォンユーザーの約4割が『スマホ老眼』の自覚があることが明らかになりました。

し かし『スマホ老眼』は、その原因となる「ピント調節筋」のコリをほぐすことで、改善が期待できます。まずは「目を疲れさせない」ように、スマートフォン は、時間を決めて、明るい場所で使用することが重要。さらに、血流をよくするマッサージをしたり、「ピント調節筋」に働きかける目薬を活用することも、症状緩和につながるようです。チェックリストで『スマホ老眼』予備軍に当てはまった方は、ぜひ普段の生活の中で対策を心がけてみてください。



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