マルハニチロ調べ これから挑戦したい時短調理法は「炊飯器調理」と「圧力なべ調理」

マルハニチロ株式会社(http://www.maruha-nichiro.co.jp/)(所在地:東京都江東区豊洲3-2-20 代表取締役社長 伊藤 滋)は、2015年7月29日~7月31日の3日間で、週に1回以上自宅で夕食を作る20歳~59歳の女性に対し、「料理の工夫と時短調理に関する調査」をインターネットリサーチで実施し、1,000名の有効回答サンプルを集計しました。

■■「料理の工夫と時短調理に関する調査」 調査結果■■

 

==料理の工夫==

◆「料理のレパートリーを増やしたい」7割半、「調理時間を短くしたい」7割弱

◆料理で工夫していること 1位「節約」 2位「栄養バランス」 3位「時短調理」

 

週に1回以上自宅で夕食を作る20歳~59歳の女性1,000名(全回答者1,000名)に、日頃の料理で、“改善できたらいいな”と思っていることを聞いたところ、「メニュー数(レパートリー)を増やす」が76.3%で最も多く、「栄養バランスをとる」68.3%、「調理時間を短くする」68.1%、「材料費を抑える」66.2%、「(もっと)おいしくする」54.7%が続きました。栄養バランスや節約と同等に、調理時間の短縮が意識されているようです。

 

また、日頃の料理で、“実際に工夫している”ことを聞いたところ、「材料費を抑える」46.2%と「栄養バランスをとる」45.1%、「調理時間を短くする」43.7%の3つの回答が約4割半で上位となり、「残り物を活用する」35.4%、「メニュー数(レパートリー)を増やす」29.3%、「食材を余すところなく活用する」28.8%が続きました。それぞれ、改善できたらいいなと思っている割合よりも実際に工夫している割合が低くなっています。料理や調理方法について、今よりもっと良くしたいとの思いを抱いていながらもなかなか取り組めていない方も多いのではないでしょうか。

 

 

==時短料理に対するイメージ==

◆「時短料理は楽しい」9割超

◆「好きな人に時短料理を出すのは“アリ”」8割半、「お義母さんを時短料理でおもてなしは“アリ”」7割弱

◆時短料理と手抜き料理の違い ポイントは「調理法や材料の工夫」にあり

 

調理時間を短縮して作った時短料理に対して、抱いているイメージについて質問しました。

全回答者(1,000名)に、時短料理をすることは、楽しいか、楽しくないか聞いたところ、楽しいと思う人が91.7%(「楽しいと思う」39.0%、「どちらかといえば楽しいと思う」52.7%)と9割を超えました。

 

次に、好きな人に時短料理を出すことはアリかナシか聞いたところ、アリだと思う人が83.5%(「アリ」42.5%、「どちらかといえばアリ」41.0%)で多数派になりました。

また、義理の母に時短料理を出すことはアリかナシか聞いたところ、アリだと思う人が68.1%(「アリ」30.1%、「どちらかといえばアリ」38.0%)で、こちらも多数派となっています。時短料理は“手抜き料理”とは別物だと考えられていることが窺えます。

 

続いて、時短料理と手抜き料理の違いはどのようなところか聞いたところ、「調理法を工夫するところ(たとえば、火の通りにくい野菜はレンジで加熱する)」が26.6%、「材料を工夫するところ(たとえば、市販の冷凍食品や加工食品を利用する)」が18.3%、「作る手順を工夫するところ(たとえば、レシピサイトを参考にする)」が17.0%、「下ごしらえを工夫するところ(たとえば、市販の下ごしらえ済み食品を利用する)」が14.2%となりました。調理法や食材などに様々な工夫をして、効率よく調理の手間を省くことが時短料理のポイントのようです。

 

 

==時短調理方法==

◆行っている時短調理法 「便利グッズの活用」「計画的な献立」「火の通りにくい野菜はレンチン」

◆これから挑戦したい時短調理法は「炊飯器調理」と「圧力なべ調理」

◆よく使われている時短食材・食品は「冷凍食品」と「おかずの素」

◆次に流行る? これから利用したい時短食材・食品は「缶詰」と「料理キット」

◆時短に便利な缶詰アレンジ料理 人気1位「サラダ」 2位「スープ」 3位「煮物」

◆ロングライフチルド食品の認知率は43%、購入経験者は5人に1人

 

全回答者(1,000名)に、調理時間を短くするために、実践している調理法を聞いたところ、「ピーラーやスライサーなど便利グッズを使う」42.6%と「献立を前もって考えておく」40.1%、「火の通りにくい野菜はレンジで加熱する」38.7%が4割前後、「下ごしらえ(洗う・切る・下味など)して保存しておいた食材を使う」30.3%と「作り置きしたものを使う」27.1%が3割前後で続きました。

料理好きか料理好きでないかに分けてみると、料理好きの方は「献立を前もって考えておく」が47.6%、「下ごしらえ(洗う・切る・下味など)して保存しておいた食材を使う」が35.9%で、それぞれ料理好きでない方よりも高くなりました。料理好きな方は、作り置き可能な食材はまとめて下ごしらえを行うなど、計画的に時短調理を実践しているようです。

また、調理時間を短くするために、今後(または今後も)やってみたいと思う調理法を聞いたところ、「1つの調理器具で2品以上同時に作る(炊飯器で同時調理など)」26.8%や「圧力鍋を使う」25.9%、「炊飯器を使う(ご飯を炊く以外)」14.0%などは、実践している割合よりも高くなりました。炊飯器を使って作るアイデア料理や圧力鍋を使って作る料理などに、今後挑戦してみたいと考えている方が多いのではないでしょうか。

 

続いて、調理時間を短くするために、利用している調理・加工食品について聞いたところ、「冷凍食品」が31.1%、「惣菜用調味料(おかずの素)」が30.8%、「カット野菜」が28.8%、「お惣菜」が28.1%、「レトルト食品を使う」が20.2%、「チルド食品」が20.1%となりました。

また、調理時間を短くするために、今後(または今後も)利用したい調理・加工食品について聞いたところ、「缶詰」15.4%や「料理キット(必要な調味料や材料が全てセットになったもの)」11.7%などは、利用している割合よりも高くなりました。缶詰にひと手間加えたアレンジ料理や、必要な調味料や材料がセットになった料理キットは、“時短のために活用したい”と関心を持たれているようです。

 

では、缶詰を使った時短調理では、実際にどのようなものが作られているのでしょうか。調理時間を短くするために、缶詰を利用していると回答した人(115名)に、缶詰を使ってどんな時短料理を作っているか聞いたところ、最も多かったのは「サラダ」(47人)でした。具体的には、「ツナ缶を使い、野菜と和えてサラダ」や「カニ缶詰でサラダ」、「イワシのサラダ」など、魚介類の缶詰を使ったサラダや、「大豆の缶詰を使ったサラダ」や「コーンでコールスロー」といった野菜の缶詰を使ったサラダなどのコメントが挙がりました。次いで、多かったのは「スープ」(24人)で、具体的には「アサリの缶詰でクラムチャウダー」や「コーンスープの素の缶に、コーン缶と牛乳を入れてのばして軽く煮るだけ」、「トマトスープ(生トマトから準備しなくて済む)」といった使用例が挙がりました。次いで3位に「煮物」(19人)が挙がり、「サバ缶と大根の煮物」や「大豆缶でひじきの煮物」、「ツナじゃが。肉じゃがの肉をツナ缶で代用したもの」といった使用例が挙がりました。“あと一品”欲しいときの副菜づくりに、時短食品として缶詰を利用している様子が窺えました。

 

また、最近では、冷蔵で賞味期限が長期間(約1か月)のロングライフチルド食品が発売されています。このようなタイプの商品について、知っているか、また、購入したことがあるか聞いたところ、「買ったことがある」が20.0%、「買ったことはないが、知っていた」が23.4%となり、合計で認知率は43.4%となりました。

世代別にみると、年齢が上がるにつれ浸透しているようで、認知率は20代では3割半(34.4%)、30代(41.6%)や40代(43.6%)は4割台、50代では54.0%と半数を超えました。

 

 

==時短調理による短縮時間の実態と価値==

◆日頃の夕食調理時間 平均47分

◆時短調理の効果は平均13分短縮、1ヶ月(30日)で6時間半の短縮に

◆調理時間の時短目標は平均19分

◆時短調理に掛けてもいい月額 平均3,100円、子育てママは月3,800円出しても時短したい

 

実際に、時短調理でどのくらいの時間を短縮できているのでしょうか。

まず、全回答者(1,000名)に、日頃、どのくらいの時間で夕食を調理しているか聞いたところ、「30分未満」が10.3%、「30分~60分未満」が52.7%で最も多く、「60分~90分未満」が29.2%となりました。半数以上の方は30分~60分未満で夕食を作っているようで、平均時間は46.8分となっています。

 

次に、夕食を作る時間を短くすることを意識したとき、何もしないときと比べて、どのくらい短縮できていると思うか聞いたところ、「10分未満」が32.4%、「10分~20分未満」が38.4%、「20分~30分未満」が13.2%となり、平均時間は13.0分でした。仮に、毎日13分短縮すると、1ヶ月(30日)では6時間半(13分×30日=390分=6.5時間)、1年(365日)では3日以上に相当する79.1時間(13分×365日=4745分=79.1時間)短縮できる計算になります。

 

また、夕食を作る時間をどのくらい短縮できたらいいなと思うか聞いたところ、「10分~20分未満」が40.2%、「20分~30分未満」が20.5%、「30分~40分未満」が25.2%となり、平均時間は19.3分となりました。実際に短縮できている時間よりも長めの回答が多くなっており、短縮できるならもっと短縮をしたいとの思いが窺えます。

 

それでは、時短調理に、月にいくらまでであれば、余分にお金を掛けても良いと思うのでしょうか。全回答者(1,000名)に聞いたところ、お金を掛けても良いと思わないとする回答の「0円」は26.4%で、「1,000円~2,000円未満」が21.8%、「2,000円~3,000円未満」が8.4%、「3,000円~5,000円未満」が11.7%となり、平均額は3,132円となりました。時短調理のためにお金を掛けても良いと思う方が多数派で、月に数千円の範囲であれば、時短調理のために余分にお金を掛けても良いと考えている方が多いようです。

子どもがいる方といない方で分けてみると、子どもがいる方は平均3,816円と、子どもがいない方(平均2,368円)よりも高くなりました。子どもがいる方は、余分にお金を掛けることになっても調理時間を短縮したいとの思いが強いようです。

 

 

==時短調理で自分の時間が増えたら==

◆忙しい現代 時短調理で生み出した時間は「睡眠に充てる」5割弱

◆20代女性が時短調理してやりたいこと「ゲーム」が3割強

「スキンケア」や「資格の勉強」などの自分みがきは2割台

◆30代女性が時短調理したら「空いた時間は子どもやパートナーと過ごしたい」

 

それでは、食事を作る時間が短縮でき、自分の時間が増えたとしたら、どのようなことにその時間を使いたいと思うのでしょうか。全回答者(1,000名)に聞いたところ、「睡眠」が48.1%で最も多くなりました。家事や仕事で忙しく働く女性は、調理時間を短縮して得た時間を休養に充てたいとの思いがあるようです。次いで、「料理以外の家事」が38.3%、「テレビ・DVD」が36.9%、「読書」が25.0%、「子どもとの時間」が20.8%となっています。

世代別にみると、20代は「ゲーム」31.2%や「パートナーとの時間」24.8%といった娯楽・触れ合い、「肌の手入れ」22.4%や「資格などの勉強」20.4%といった自分みがきが他の世代よりも高くなりました。調理時間を短縮できたら行いたいことは多岐に渡るようです。また、30代は「料理以外の家事」44.4%のほか、「子どもとの時間」31.6%、「パートナーとの時間」24.8%といった触れ合いに時間を使いたいと思う割合が他の世代よりも高くなりました。

 

※リサーチ結果・グラフは、下記URLで公開しております。

http://www.maruha-nichiro.co.jp/news_center/research/

 

■■「料理の工夫と時短調理に関する調査」 調査概要■■

・調査タイトル:料理の工夫と時短調理に関する調査

・調査対象:ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする週に1回以上自宅で夕食を作る20歳~59歳の女性

・調査期間:2015年7月29日~7月31日の3日間

・調査方法:インターネット調査(モバイルリサーチ)

・調査地域:全国

・有効回答数:1,000サンプル(内訳)20代250名/30代250名/40代250名/50代250名

・実施機関 :ネットエイジア株式会社

 

 

■■報道関係の皆様へ■■

本ニュースレターの内容の転載にあたりましては、「マルハニチロ調べ」と付記のうえご使用くださいますよう、お願い申し上げます。



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企業名 ネットエイジア株式会社
代表者名 三清慎一郎
業種 ネットサービス

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