第三回フットボールフォーフレンドシップフォーラムロシアリーグ のアナトリイ・ティモシュチャク選手「スポーツこそ、政治家にとっての良いお手本である」

第三回フットボールフォーフレンドシップフォーラムに参加した、ロシアリーグに所属する、ウクライナ人の著名なフットボール選手、アナトリイ・ティモシュチャク氏は、ロシアの通信社RBTH(Russia Beyond the Headlines)に対し、お互いを理解するのに困難が伴うとき、いかにスポーツが役立つかを述べました。

RBTH記者 アレクセイ・モスコ

2015年6月、ロシアリーグの著名選手であるアナトリイ・ティモシュチャク選手は、フットボールフォーフレンドシップに参加しました。

彼は少年スポーツの育成における、モチベーション向上について語り、スポーツは、政治的危機において、相互理解をしていくためのいい機会だと語りました。

 

アナトリイ・ティモシュチャク選手

 

2018年のロシアワールドカップにおいて、青少年スポーツの促進に関して、多くの議論が行われると思われます。経験豊かな選手たちのプレーが、青少年をどれだけ インスパイアするでしょうか?

「プロ選手と青少年選手のトレーニングのレベルに違いがあるのは当然で、それゆえ、合同トレーニングは行われません。しかし、私の個人的な経験では、子どもがマスタークラスのトレーニングへの参加することは、プロになることへのモチベーション向上に非常に役に立つと思います。もちろん全員の子どもがプロ選手になれるわけではありませんが、フットボールをした経験はかけがえのない記憶として残ります。」

「私は常に社会的活動をサポートするようにしています。青少年の成長にとって最も大事なことは、様々な国の選手とコミュニケーションを図ること、そして、新たなことに気づき、さまざまな感情を体験することです。」

 

あなたのような著名な選手の参加は、個々のプロジェクトを良い結果に導いているとお考えですか?

「私たちは当然ながら一人ひとり違います。ですから、一番は自分自身を理解すること、可能性を自ら把握すること、一番の強みを持つことです。有名なアスリートとはつまり成功物語の象徴であり、それが、青少年のモチベーションをあげて、成長を促します。また、彼ら自身とその生活をより素晴らしく健康的にしてくれるのです。」

 

ウクライナのチームは、フットボールフォーフレンドシップに二度目の参加をしました。ウクライナのチームがロシアのプロジェクトに参加することで、昨今の政治問題に果たす役割はどう考えますか?

「私は、フットボールにはフットボールの、政治には政治の手法が当然あると考えています。フットボールでは、90分間2つのチームが勝利を目指して戦うわけです。ウクライナはロシアの大会に参加できますし、ロシアのチームがウクライナの大会に出場することが出来ます。ワールドカップがいい例です。イングランドとアルゼンチン、フランスとドイツ、ロシアとウクライナが対戦することがありえるのです。おそらく、フットボールは政治家にとって両国間の関係を考えるのによき機会となるのではないでしょうか? 」

 

ロシアワールドカップが、その国のスポーツ振興、特に青少年スポーツに及ぼす影響はどうお考えですか?

「私は、2006年のドイツ大会にウクライナ代表として参加しました。だからこそ言えるのですが、フットボールの人気は、偉大な歴史のあるドイツでさえ更に上がっているということです。トーナメントのレベルはロシアの歴史にとって初めて経験するほど高いものですし、だから、ロシアの名前をとどろかすのに十分です。そして自国民にも興味を与えることでしょう。」

 

[フットボールフォーフレンドシップについて]

フットボールフォーフレンドシップは国際的な社会プロジェクトで、2013年にロシアのガスプロム社の社会貢献プログラムの一つとして始まりました。今年は、6月4日から6月7日まで世界から24カ国がドイツのベルリンに集まりました。ストリートサッカートーナメントの決勝は、オーストリアのラピッドウィーンと、スイスのチューリヒFCとの間で、市の中心部である、ブランデンブルグゲートで行われました。誰もが知っている偉大なフットボール選手であったフランツ・ベッケンバウアー氏がアンバサダーを務め、選手を迎えました。ベッケンバウアー氏によると、このトーナメントの意義は、双方を尊敬することと、忍耐であると語りました。フォーラムのメインはナインバリューカップ贈呈でした。FCバルセロナが受賞。これは参加した子ども選手が選んだもので、青少年のフットボールへのサポートをしているか、また、発展途上国の子どもたちに対するフットボール支援、をしているかの観点から選定されたものです。トーナメント終了後には、UEFAチャンピオンズリーグ決勝を観戦しました。

 

[アナトリイ・ティモシュチャクについて]

アナトリイ・ティモシュチャクはクラブボリンの出身です。シャルツァドネツクで1998年から2007年までプレーしました。2007年にはロシアのゼニトに2000万ドルの移籍金で入団しましたが、これはロシアでは最高額です。2009年には、UEFAカップとUEFAスーパーカップを獲得しました。2009年、バイエルンミュンヘンに入団し、2013年、ゼニトに戻りました。その後、ウクライナ代表チームでキャプテンを務め、代表出場記録を伸ばし続けています。2015年夏、契約を満了。今後の活動予定はいまだ発表していません。



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企業名 フットボール・フォー・フレンドシップ日本広報事務局
代表者名 鈴木 勇
業種 広告・デザイン

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