アメリカ版「フルーツバスケット」（高屋奈月・作）コミック最新刊が全米売り上げランキングで第１５位！

「フルーツバスケット」は、少女マンガ誌『花とゆめ』（白泉社発行）で９年間連載。
母をなくした少女が移り住むことになった家の一族は、どうもみんなあの、子、丑、寅、卯、辰、巳・・十二支のモノノケにとりつかれているらしい。ぜったい秘密を明かさない、と誓って、学校へ通い始めた少女の身に・・？！ふしぎ感覚に満ちた真摯な青春ファンタジー作で大ヒット。男女を問わず、圧倒的多数の読者をひきつけました。


「ＵＳＡ　Ｔｏｄａｙ」のブックチャートは、すべての書籍についての全米売り上げランキングです。日本マンガのこれまでの最高は、昨年９月の「ＮＡＲＵＴＯ」岸本斉史作（集英社、週刊少年ジャンプ連載中）で、第２１位でしたが、「フルーツバスケット」（ＴＯＫＹＯ　ＰＯＰ社発行）は、今年それをかるくクリア。堂々史上最高を記録し、日本の少女マンガのパワーを示しました。


１．米国における「フルーツバスケット」第１巻の出版は、２００４年２月。第１６巻は、今年４月１０日発行。マンガ最高位を達成した同じ週の第１位は、「Ｔｈｅ　Ｓｅｃｒｅｔ」というスピリチュアル・ヒーリングのハードカバー書籍でした。過去に「フルーツバスケット」は、１４巻が２００６年８月に２６位。何より特筆すべきは、アメリカで出版した「フルーツバスケット」の全巻が、「ＵＳＡ　Ｔｏｄａｙ」Ｔｏｐ１５０にランクインしていることです。このことからも従来の、いわゆるアメコミとは別に、日本のマンガがアメリカのファンに受け入れられ、社会に浸透しているのが分かります。今後さらにファンがふえ、新しいアメリカンポップカルチャーとして定着していくと思われます。


２．「ＵＳＡ　Ｔｏｄａｙ」紙は、発行部数２２０万部のアメリカ最大の新聞で、特にトレンド情報は、最先端をリードしています。Ｂｏｏｋｓランキングは毎週実施。書店、図書館、評論家、そして出版業界におおきな影響力をもっています。米国で出版される全書籍が対象。従って、マンガ単行本が、トップクラスにランクインするということは、米国において、極めて大きな出来事です。カテゴリー別のブックランキングを発表している米国ＢｏｏｋＳｃａｎでは、マンガ部門で「フルーツバスケット」は、すでに２００５年、２００６年と２年連続で、年間全米ＮＯ．１の売り上げを記録しています。
　

３．オリジナルの花とゆめコミックス「フルーツバスケット」は全２３巻、完結発売中。
１９９９年1月、第1巻発売、総累計１６５４万部超。第25回講談社漫画賞を受賞しました。ＴＶ東京系でアニメ化もされ、キャラクター画集、ファンブック、ドラマＣＤなども好評です。アメリカ版「フルーツバスケット」は１〜１６巻刊行中。発行ＴＯＫＹＯ　ＰＯＰ社。15巻までで累計売り上げ２００万部を突破し、同社最大級のヒット作です。
ＴＯＫＹＯ ＰＯＰ社は、アメリカではじめて、日本のマンガを紹介したパイオニア出版社。日本と同じ右開きのマンガの形態を普及させ、マンガ文化を世界に広げる役割を果たしています。「フルーツバスケット」は、アメリカのほかに、少女マンガで初めて、中国で出版スタート。現在、韓国、タイ、台湾、香港、シンガポール、インドネシアなどのアジア諸国、イタリア、ドイツ、フランス、スペイン、イギリスなどのヨーロッパ各国のほか、ブラジル、メキシコ、オーストラリアなど、１６の国と地域で出版され、世界に大きく市場を広げています。




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