Solvayが新たなポリアミドソリューション「Technyl One」を発表、電気安全装置の小型化に貢献
Solvay Engineering Plasticsは、新たなポリアミド材料「Technyl One」を発表しました。この特許取得の革新的なソリューションは金型の腐食を劇的に低減し、加工を簡略化する一方で、高い電気的性能をもたらし、電気的保護装置の小型化に取り組むメーカーを支援します。
2014年1月8日、フランス リヨン --- ポリアミドソリューションの世界的リーダー、Solvay Engineering Plasticsは、特に電気的保護装置の小型化に取り組むメーカーを支援するために設計された特許取得の新たなポリアミド材料「Technyl One」を発表しました。ドイツ デュッセルドルフのK’2013展で発表されたこの革新的なソリューションは、金型の腐食を劇的に低減し、加工を簡略化する一方で、高い電気的性能をもたらします。
現在、電気機器メーカーは製品の小型化と多機能性に対応するため、より小さく複雑な部品を開発し続けており、これにより素材への要件も益々厳しくなっています。これらの課題を克服するため、プラスチック材料には、製品壁厚の薄肉化や電気的使用性能(耐アーク性など)を向上するため、より高い流動性が求められています。
電気機器市場のグローバルリーダーであるSchneider Electricでマテリアル・マネージャーを務めるSylvie Teyssier氏は「高圧遮断器やコンタクタといった高性能電気安全装置は、非常操作時に優れた電気的・機械的特性を必要とします。Technyl Oneのような革新的ポリアミドは、容易な加工と強い耐腐食性を提供しながら、これらの非常に厳しい要件を満たします。」と語っています。
Solvay Engineering Plasticsでは、試験開発品としてハイレンジ小型遮断器、配線用遮断器(MCCB)、コンタクタなどを製作しています。同社は、カラーサンプリングなど、最終製品の厳密な要件に合わせて素材をカスタマイズするだけに留まらず、専用の設計支援と試験による顧客のサポートも行っています。
Solvay Engineering PlasticsのGlobal Electrical Equipment Market Director、James Mitchellは「高温用マトリックス樹脂とは対照的に、Technyl Oneは幅広い加工方法や正確な充填が可能で、50%のガラス強化でも良好な表面形態を示します。」としており、また「さらに金型や射出成形機械に腐食がないので、メーカーは生産コストを最小限に抑えることができます。」と説明しています。
今回Solvay Engineering Plasticsが発表したTechnyl Oneの最初のグレードは、低発煙性、火炎伝播ゼロなど、クラス最高の耐火性を実証するハロゲンフリーの難燃性ソリューションです。わずか0.4mmの肉厚でUL94 V0等級を達成します。またTechnyl Oneは、抜群の熱劣化特性(150C 電気的RTI(Relative Thermal Index))を発揮し、高融点タイプのエンプラ樹脂とのギャップを埋めます。応用プロファイルは、高い比較トラッキング指数(600V以上でCTI 0)など、極めて優れた電気的特性によって補完されています。
この新素材は世界中で販売が開始されています。厳格な品質管理のため、すべてのTechnyl Oneソリューションは、Solvayによって自社生産工場から供給されます。
60年間にわたり、Technylの高性能素材は、自動車・輸送、建設・エネルギー、消費財、産業機器といった様々な業界で、付加価値型イノベーションを導いてきました。現在、Technylシリーズは、これまで以上に製品展開を強化し、金属代替、防火、サーマル・マネージメント、液漏れ防止の分野にSolvay Engineering Plasticsの専門技術に基づいて構築された様々な製品とサービスを提供しています。
Technylソリューションの詳細は、http://www.technyl.com をご覧ください
Technylは、SolvayグループのメンバーであるRhodia Operationsの登録商標です。
現在、電気機器メーカーは製品の小型化と多機能性に対応するため、より小さく複雑な部品を開発し続けており、これにより素材への要件も益々厳しくなっています。これらの課題を克服するため、プラスチック材料には、製品壁厚の薄肉化や電気的使用性能(耐アーク性など)を向上するため、より高い流動性が求められています。
電気機器市場のグローバルリーダーであるSchneider Electricでマテリアル・マネージャーを務めるSylvie Teyssier氏は「高圧遮断器やコンタクタといった高性能電気安全装置は、非常操作時に優れた電気的・機械的特性を必要とします。Technyl Oneのような革新的ポリアミドは、容易な加工と強い耐腐食性を提供しながら、これらの非常に厳しい要件を満たします。」と語っています。
Solvay Engineering Plasticsでは、試験開発品としてハイレンジ小型遮断器、配線用遮断器(MCCB)、コンタクタなどを製作しています。同社は、カラーサンプリングなど、最終製品の厳密な要件に合わせて素材をカスタマイズするだけに留まらず、専用の設計支援と試験による顧客のサポートも行っています。
Solvay Engineering PlasticsのGlobal Electrical Equipment Market Director、James Mitchellは「高温用マトリックス樹脂とは対照的に、Technyl Oneは幅広い加工方法や正確な充填が可能で、50%のガラス強化でも良好な表面形態を示します。」としており、また「さらに金型や射出成形機械に腐食がないので、メーカーは生産コストを最小限に抑えることができます。」と説明しています。
今回Solvay Engineering Plasticsが発表したTechnyl Oneの最初のグレードは、低発煙性、火炎伝播ゼロなど、クラス最高の耐火性を実証するハロゲンフリーの難燃性ソリューションです。わずか0.4mmの肉厚でUL94 V0等級を達成します。またTechnyl Oneは、抜群の熱劣化特性(150C 電気的RTI(Relative Thermal Index))を発揮し、高融点タイプのエンプラ樹脂とのギャップを埋めます。応用プロファイルは、高い比較トラッキング指数(600V以上でCTI 0)など、極めて優れた電気的特性によって補完されています。
この新素材は世界中で販売が開始されています。厳格な品質管理のため、すべてのTechnyl Oneソリューションは、Solvayによって自社生産工場から供給されます。
60年間にわたり、Technylの高性能素材は、自動車・輸送、建設・エネルギー、消費財、産業機器といった様々な業界で、付加価値型イノベーションを導いてきました。現在、Technylシリーズは、これまで以上に製品展開を強化し、金属代替、防火、サーマル・マネージメント、液漏れ防止の分野にSolvay Engineering Plasticsの専門技術に基づいて構築された様々な製品とサービスを提供しています。
Technylソリューションの詳細は、http://www.technyl.com をご覧ください
Technylは、SolvayグループのメンバーであるRhodia Operationsの登録商標です。
企業情報
企業名 | ソルベイジャパン株式会社 |
---|---|
代表者名 | 桑原 真 |
業種 | エネルギー・素材・繊維 |
コラム
ソルベイジャパン株式会社の
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