電子書籍「ついにわかった虚数の意味と波動関数の正体」の販売開始

　虚数は二乗して負になる数です。実数の世界では存在しないので、普通の数学の常識では理解できない数です。歴史的には、数学者が虚数をいろいろと研究した結果、これまでの数の概念を拡張する必要性を認識するようになってから、虚数も数として認めることになり、数の領域は拡大されていきました。
　ただし、数の概念が拡張されたからといって、虚数の意味が完全に理解できたわけではありません。虚数の発見当初に比べると虚数の意味や役割はある程度わかってきましたが、それでもまだ十分には理解されていません。そのため、物理の量子力学に出てくる虚数で表される波動関数も、その実体が何であるかは今でもわかっていません。虚数は現在でも雲をつかむような存在です。
　本書は、このような自然科学の奥深い謎を探る独自の「自然類推法」を用いて科学上の難問を解決し、「能動的思考発揮型学習法」を採用し、読者の科学的思考力向上に貢献します。高度な数学や理論を用いず、高校レベルで現代の数学や物理学の未解決問題を解き明かすと共に、物語調の文体で書かれているので科学の奥深いところを楽しく読めるようになっています。また、人生の羅針盤として現代を生き抜くヒントも与えている一般の方向けのユニークな科学書です。

　　　販売開始　2014年1月1日
　　　価格　　　840円
　　　URL　　　http://www.dlmarket.jp/products/detail/232453