ターボ機械用の熱流体解析システム『FINE/Turbo V7』リリース開始のご案内

エンジニアリング用ソフトウェアの開発・販売を国内外で展開する独立系企業の株式会社ヴァイナス（以下：ヴァイナス、本社：大阪市北区、代表取締役社長：藤川泰彦）は、ターボ機械用の熱流体解析システム『FINE/Turbo（ファインターボ）』の新バージョン『FINE/Turbo V7』（開発元：ベルギー NUMECA International社）の国内リリースを2007年2月1日より開始する。

『FINE/Turbo』は､ターボ機械CFDシミュレーションで最先端の技術力を誇るベルギーNUMECA International社が開発したターボ機械に特化した流体解析用ソフトウェア・パッケージである。簡単な条件設定により、コンプレッサ、タービン、ファン、ポンプ、ブロワなどのターボ機械の性能予測をきわめて高速かつ高精度に行うことができる。今回のバージョンアップは2003年以来4年ぶりであり、大幅に機能の追加・向上がされている。

新バージョンの『FINE/Turbo V7』では、世界初搭載のNon Linear Harmonic機能により、コンプレッサやタービンの多段翼列非定常解析を設計レベルで実行できる。従来の非定常解析では、実機を忠実に再現した大規模な計算モデルを使用して計算するために、数日から数週間の計算時間が必要である。このため、短時間での繰り返し計算によるターボ機械の性能評価が要求される設計現場では、非定常解析による詳細なシミュレーションは現実的に実行不可能であった。『FINE/Turbo V7』では、定常解析で使用されるモデルに非定常効果を独自の手法によって組み込み、定常解析の5倍から6倍程度の短時間で非定常解析を実行できる。これにより、数値流体解析による性能評価の精度が向上するだけでなく、短時間での詳細なシミュレーションが可能となるため、シミュレーション設計の効率と製品性能を同時に向上させることができる。

ヴァイナスでは、国内の重工業メーカーや自動車関連メーカー、研究機関等へ今後1年間で30ライセンスの『FINE/Turbo』の販売を計画している。

【製品の参考データ】
■発売予定日：2007年2月1日
■販売・サポート:株式会社ヴァイナス
■開発元：NUMECA International社(ベルギー)
■販売予定価格：年間ライセンス320万円〜（民間企業向け価格）
■動作環境：Windows, Linux, UNIX (IBM, DEC, HP)

【記者発表予定】
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