〈ビル節電〉ビル入居者の快適性を保つ範囲における最大ネガワット量を予測する機能をBEMSに実装~エネットとデマンドレスポンス支援サービスのトライアルを開始~

デマンドレスポンス発動時にビル設備を自動制御することで、最大ネガワット量を事前予測し、入居者の快適性を保つ範囲で節電を行う機能を当社のBEMS(FITBEMS)に実装しました。本機能により需要家には「入居者の快適性と最大限の節電」を、電力会社には「創出されるネガワット量の事前情報」を提供します。

NTTファシリティーズは、ビル設備を自動制御し節電を行う際に、入居者の快適性を保てる範囲における最大ネガワット量を事前予測する新機能を、当社製ビルエネルギー管理システムであるFITBEMSに実装しました。本実装により、デマンドレスポンス発動時、需要家には「入居者の快適性と最大限の節電」を、電力会社には「創出されるネガワット量の事前情報」を提供可能となります。
NTTファシリティーズは、8月から株式会社エネットと連携して実施する自動負荷制御型デマンドレスポンスの支援サービスをトライアル開始します。

1.背景と概要
NTTファシリティーズは昨年よりBEMSアグリゲータとして、FITBEMSを用いてお客様のデマンドレスポンスを支援しています。これまでは、節電要請を受けたお客様自身が空調や照明等の電源を切るなどしてネガワットを創出していました。そのため、過度な節電によってお客様施設の快適性が損なわれる場合や、獲得できるネガワット量の想定が困難なために電力会社が需給計画に組み込めないなどの課題がありました。
NTTファシリティーズは、このような背景から、需要家と電力会社に新たな価値を提供できる本機能をFITBEMSに実装しました。

2.需要家のメリット
空調機の停止または設定温度変更による節電は、室内の快適性を損なう場合があります。新機能を搭載したFITBEMSは、室内環境への影響を最小にしながら最大限の節電が可能となる空調制御パターンを予め算出し、当日節電要望のあった時間帯に自動制御を行います。これにより、一定の快適性を保ちつつ最大限の節電量の確保が可能となります。

3.電力会社のメリット
デマンドレスポンスを発動する電力会社は、前日の時点で翌日のネガワット量をより確実に把握することが可能となります。また、当社を介して需要家にデマンドレスポンスを要請するプロセスがシステム化されており、需要予測の実態に即した細やかな節電要請と応答を行うことが可能となります。

4.今後の展開
本トライアルの結果を踏まえ、新機能を標準搭載したFITBEMSによるデマンドレスポンス支援サービスを、平成26年度を目処に本格展開します。需要家と電力会社が一体となって、限られたエネルギーで快適な社会を実現するために、NTTファシリティーズは今後もネガワットアグリゲーションのサービスを進化させていきます。

企業情報

企業名 株式会社NTTファシリティーズ
代表者名 筒井清志
業種 その他サービス

コラム

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