晩婚化・少子化の日本に求められる、女性の生き方 “婚活ブーム”に続く“妊活”トレンド、認知率は6割超 理想の妊娠とは!? ポイントは出産への備え

仕事も家庭も、そして、妊娠も、自分らしい選択をし、イキイキと前向きに生きる。そんな女性の生き方に、注目が集まっています。いわゆる“妊活”です。生活者の意識・実態を調べるトレンド総研では、今回、この“妊活”に注目。今後より重要性を増すであろう、“妊活”の実態について調べました。

価値観や生活スタイルの変化とともに進む、日本の晩婚化や少子化。社会問題として語られる、これらの問題は、様々な局面で、非常に深刻な課題となり始めているようにうかがえます。卵子の凍結保存に関する議論の過熱などは、その一局面であると言えるでしょう。それでは、こうした時代背景の中で女性の意識はどのように変化しているのでしょうか。確かに、晩婚化にともない、出産への不安や心配の高まりは避けられません。しかし、子供が欲しいという気持ちは、今も昔も変わらないのではないでしょうか。
そんな中で、仕事も家庭も、そして、妊娠も、自分らしい選択をし、イキイキと前向きに生きる。そんな女性の生き方に、注目が集まっています。いわゆる“妊活”です。生活者の意識・実態を調べるトレンド総研では、今回、この“妊活”に注目。今後より重要性を増すであろう、“妊活”の実態について調べました。

■ レポート内容
1.20代後半~40代前半の女性500名に「妊娠・妊活」に関する調査を実施
 妊娠への不安と“妊活”トレンド、その実態を徹底調査

2.産婦人科医・宋 美玄先生に聞く、“妊活”のポイント
 ポイントは妊娠への備え、子供が欲しくなったら行うべき、葉酸サプリと女性の体の関係とは!?

Summary

本レポートでは、注目が高まる“妊活”にフォーカスし、その背景や実態を明らかにするために、子供が欲しいと思う20代後半~40代前半の女性を対象にした、アンケート調査を行いました。
また、本調査から明らかになった、妊娠への準備の重要性について、産婦人科医の宋 美玄先生に取材を行いました。

<主な調査結果>

(1) 妊娠への不安について
 ⇒ 94%が「妊娠に不安な気持ちがある」も、妊娠のための取り組みを行っている人は、わずか20%
(2) “妊活”の広がりについて
 ⇒“妊活”の認知率は63%、また、77%が「今後、その重要性は高まると思う」
 ⇒“妊活”の「実施意向あり」はおよそ半数、67%は「妊娠に対する情報が不足している」

<産婦人科医・宋 美玄先生へのインタビューの要点>

(1) 現代社会においては、女性は、妊娠に向けて日ごろから備えておくことが重要
(2) 一つのポイントとしてあげられるのが、葉酸
(3) 注意すべきは、葉酸を摂り始めるタイミングで、妊娠したことが分かってからでは遅く、子どもが欲しいと思ったときから、葉酸を摂り続けることが重要。
(4) 肌のターンオーバーを促したり、血行を良くし、代謝を高めたりと、葉酸のメリットは多岐に渡る。


[調査概要]
調査名:「妊娠に対する不安と“妊活”に関する意識・実態調査」
調査対象:25歳~44歳の女性 500名 (年代別に均等割り付け)
  ※20代後半:125名、30代前半:125名、30代後半:125名、40代前半:125名
  ※既婚者、あるいは、現在、結婚の予定がある人
  ※現在、将来問わず、子どもが欲しいと思う人
調査期間:2013年6月4日(火)~2013年6月6日(木)
調査方法:インターネット調査
調査実施機関:楽天リサーチ株式会社


1. 20代後半~40代前半の女性500名に「妊娠・妊活」に関する調査を実施

◆ 94%が「妊娠に不安」も、8割が「妊娠への取り組みなし」
はじめに、「妊娠に対する不安」について調べました。
「妊娠に対する不安な気持ちがありますか?」と聞くと、「ある」と回答した人は94%にのぼります。具体的には、どのようなことに不安を抱いているのか調べると、「仕事との両立に関する不安」が最多で、74%。次点に続く、「経済面に関する不安」(63%)と、外的な生活環境に関する不安が上位を占めます。僅差で続く、「自身の年齢に関する不安」(53%)、「赤ちゃんの健康に関する不安」(53%)、「出産後の育児に関する不安」(50%)といった自身や子どもに関する項目を上回り、現代の世情を表す結果となったと言えるかもしれません。
それでは、こうした不安に対して、女性の方たちはどのような対策をとっているのでしょうか。「妊娠に対する不安に対して、ご自身で取り組まれていることはありますか?」と聞きました。この質問に「ある」と答えた人は、20%にとどまります。8割程度の人は妊娠に対する不安を感じつつも、実際には何も対策を行えていないことが明らかになりました。また、その理由を自由回答で聞いたところ、多くあげられたのは「しばらく妊娠の予定がなく、準備をする気持ちにならないから。(東京都・28歳)」、「仕事が忙しく、ゆっくり考える時間がないから。(埼玉県・43歳)」といった意見。今回の調査対象の方たちは、現在、あるいは、将来的には、子どもが欲しいと思っている方たちですが、それでも、妊娠に対する準備ができているという人はごく一部に限られます。
さらに、こうした女性たちの現状が表れているのが、次の結果です。子どもが欲しいと思うという女性の内、「今は欲しいと思わないが、将来的には欲しい」という人の割合を年代別に比較しました。すると、20代後半、30代前半、30代後半、40代前半で、それぞれ44%、34%、31%、14%という結果に。30代後半の女性でさえ、3人に1人は、子どもが欲しいと思っていても、今すぐにではなく、先延ばしにして考えているという実態が明らかになりました。40代前半では、その割合は大きく下がるものの、それでも7人に1人は、子どもを生むことを将来のことと捉えているようです。

◆ 認知率63%にのぼる“妊活”、77%が「今後、重要性を増すと思う」
こうした現代社会で注目を集めているのが、“妊活”トレンドです。不安も多い妊娠に対して、ポジティブに自分らしい選択をとることを指す、この“妊活”というスタイル。女性誌をはじめとする各メディアで広く紹介され始めていますが、その認知はどの程度広がっているのでしょうか。今回の調査対象である、子どもが欲しいと思っている20代後半から40代前半の女性に聞くと、「“妊活”という言葉を見たり、聞いたりしたことがある」という人は、63%を占めます。特に、30代後半の認知率は高く、70%にのぼります。今回の調査対象に当たる方たちにとっては、特に身近な話題であることを差し引いても、“妊活”がかなり広く受け入れられていることがうかがえる結果と言えるでしょう。
さらに、「今後、“妊活”の重要性は高まると思いますか?」とたずねると、「思う」という人は、77%。 これは婚活について行なった同様の質問に対する72%をも上回る結果です。今後、“妊活”トレンドは、“婚活”と同様に、より広く受け入れられるようになるかもしれません。

◆ 実施意向率は、およそ半数…、ポイントは“基礎体温”、“葉酸”、“運動”
そこで、“妊活”に対する現代女性の受容性を受けて、「今後、“妊活”を実践したいと思いますか?」と聞きました。その結果、「思う」と答えた人は49%。およそ半数にのぼります。
一方で、“妊活”を実践するためには、妊娠に対する正しい理解が不可欠になるでしょう。例えば、増加している高齢出産については、そのリスクは避けることはできません。妊娠に対して、女性がポジティブに幅広い選択肢を持つためには、そのリスクについても知らなければなりません。リスクを認識し、そのリスクをコントロールしながら、ポジティブな選択を行なうことこそが、妊活と言えるでしょう。
ところが、「“妊活”を行なうにあたり、妊娠に対する十分な情報があると思いますか?」と聞くと、「あると思う」と回答した人は33%のみ。子どもが欲しいと思っている人でも、3分の2は妊娠に対する情報の不足を感じているようです。
また、今すぐに子どもが欲しい人ではなくても、妊娠に備えて行なうべきことは、山ほどあります。そこで、こうした取り組みを実施しているかどうか、たずねてみると、妊娠に備えて何かしらの取り組みを行っているという人は、わずか30%にとどまります。ちなみに、こうした取り組みの一例としては、「基礎体温を測る。(静岡県・32歳)」、「葉酸のサプリメントを上手に利用している(東京都・28歳)」、「適度な運動、バランスの良い食事を意識する。(千葉県・38歳)」といった意見が、実施している取り組みとして、多くあげられました。


※以下、詳しくは添付のPDFより、ご確認頂けます。※


2. 産婦人科医・宋 美玄先生に聞く、“妊活”のポイント

◆ “妊活”トレンドは当然の流れ、ポイントは…妊娠に備えて準備を怠らないこと
◆ 重要なのは、ちょっとした体の変化を見逃さないこと
◆ “妊活”に葉酸! 子どもが欲しいと思った時点でのサプリメント利用がオススメ、女性に嬉しい+α効果も

企業情報

企業名 トレンド総研
代表者名 ----
業種 その他サービス

コラム

    トレンド総研の
    関連プレスリリース

    トレンド総研の
    関連プレスリリースをもっと見る

    • クリックして、タイトル・URLをコピーします
    • facebook
    • line
    • このエントリーをはてなブックマークに追加

    プレスリリース詳細検索

    キーワード

    配信日(期間)

    年  月  日 〜 年  月 

    カテゴリ

    業界(ジャンル)

    地域