日本企業の多国籍展開とマレーシアの産業発展 ―光学機器・電子機器メーカーの事例に見る―

日本マレーシア学会（JAMS）関東地区研究会のおしらせ※※一般来聴歓迎※※

8月夏休み、12月研究大会以外は基本的に毎月一回、土曜開催です。報告90-120分、コメント30-60分および質疑と比較的ゆったり時間を取り、十分説明、議論ができる場です。国内外を問わず報告されたい方が居られれば、自薦他薦を問わず、ご希望の日時をご一報下さい。

2013年4月20日（土）14時～17時
立教大学池袋キャンパス5号館1階5126教室
題目：日本企業の多国籍展開とマレーシアの産業発展 ―光学機器・電子機器メーカーの事例に見る―
発表者：中村 眞人氏（東京女子大学現代教養学部国際社会学科教授）
コメント：東條 哲郎氏（立教大学兼任講師）

マレーシアには1500社近くの日本企業が進出し、そのうち2割弱を光学機器・電子機器メーカーが占めている。チャイナリスクを意識せざるを得ない昨今の状況の中で、中国以外の進出先として、マレーシアは非常に重要な位置を占めていると言えよう。本報告では、日本企業のアセアン、中国を含む多国籍展開を中心に、受け皿としてのマレーシアの産業発展に着目し、国産車製造、ルックイースト政策を踏まえ、産業社会学的な分析を試みるものである。
コメントには3月まで駐マレーシア日本大使館専門調査員として赴任されていた東條氏を迎え、最新かつ現地感覚に富んだ情報が補足される。更に、フロアのマレーシア研究専門家から、様々な意見が提起される。