富山県の名物「やくぜん」がサイダーに？　「越中富山やくぜんサイダー」新発売！

　株式会社トンボ飲料（富山県富山市、代表取締役社長 翠田章男）は、富山の名物「やくぜん」をイメージした炭酸飲料、「越中富山やくぜんサイダー」を4月1日に新発売いたします。

■富山と「やくぜん」の関わり
　全国的にも有名な富山県の薬売り（くすりうり）。江戸時代に柳行李（やなぎごうり）と呼ばれる大きな箱を背負って全国に売り歩いたことに端を発し、300年以上のときを越えた今も、薬業は富山県伝統の地場産業です。その“くすりの文化”は、やくぜん料理などにも生かされて富山の名物となっており、最近では、スープ、クッキー、ゼリー、羊羹、カレー、だしの素…様々なやくぜんにまつわる商品が販売されています。そして今回、その「やくぜん」が、なんとサイダーになって登場です。

■「やくぜん」をサイダーに！？
　「越中富山やくぜんサイダー」は、富山の薬売りと、やくぜんをイメージして作ったサイダーです。やくぜん料理に使用される食材、オタネニンジン*とハトムギ*のエキスを配合。キャッチコピーは「苦くないよ、だってサイダーだから」で、ほんのりと香る“やくぜん”の風味に、サイダー特有のほのかな甘み、そして炭酸の清涼感が合わせて楽しめる不思議な味わいに仕上げています。
*オタネニンジン…高麗人参・朝鮮人参とも呼ばれるウコギ科の植物
*ハトムギ…イネ科ジュヅダマ属の一年生作物で、その昔、主に漢方薬や滋養強壮の料理に使われていました

■富山のお土産品、変り種ドリンクとして
　ラベルのデザインは、柳行李を背負った売薬さんと、おみやげの紙風船をモチーフにした、レトロな雰囲気。富山県の地サイダーらしく、富山の大自然のシンボル・立山連峰を背景にかたどっています。なお、この「越中富山やくぜんサイダー」はトンボ飲料の富山の地サイダーシリーズの第3弾。富山観光の記念として、また、レトロな雰囲気が楽しめる変り種の飲み物として…新たな「とやまみやげ」として販売を開始します。販路は、富山県内の高速道路サービスエリア、道の駅などを中心に、全国の量販店、スーパーにて。年間販売目標本数は10万本を計画しています。

■商品概要
商品名：越中富山やくぜんサイダー
発売日：2013年4月1日
容器／容量：ワンウェイ瓶／240ml
価格：オープン価格（参考小売価格 200円）
※WEB特設サイト
http://www.tombow-b.jp/etchutoyama-yakuzencider/

【補足資料】
■富山の「やくぜん」の歴史
『“越中・富山の薬売り”の始まり』
富山の「薬売り」が世に広まったのは17世紀の終わり。ときは江戸時代、富山藩・二代目藩主、前田正甫（まえだまさとし）が参勤交代で江戸に登城した際に、腹痛を起こした大名に薬を与え、救ったことがきっかけでした。あまりの腹痛に苦しむ大名の症状が劇的に改善したのを見た諸大名が、その薬の販売を依頼。これが富山の薬、そして薬売りが全国へと広がった始まりと言われています。
『薬売りのトレードマーク』
江戸時代に全国各地へと薬を届けて回るようになった、富山の薬売り。特徴のひとつは、柳行李（やなぎこうり）を背負った姿です。行李とは、柳や竹で編んだ箱形の入れ物のこと。昔はおもに旅行や引っ越しの際に、荷物を入れて運搬するのに用いられました。当時の薬売りが一度に運ぶくすりの重さは約20kgもあったと言われています。行李の中には薬といっしょにおみやげの紙風船が入れてあり、子供たちも楽しみにしていました。背中に大きな柳行李がトレードマーク。町の向こうにシルエットが見えると、薬を求める大人とともに子供も大歓迎をしたそうです。

■トンボ飲料について
株式会社トンボ飲料は、創業1896年（明治29年）。ラムネの製造販売からスタートした飲料メーカーです（現存する日本最古のラムネメーカーです）。創業から100年以上にわたり、Drink for Entertainmentをテーマに、ラムネ、サイダー、シャンメリーなど、娯楽性あふれる清涼飲料を製造、販売しています。2011年からは富山県にちなんだ地サイダーシリーズを展開中です。
※トンボ飲料WEBサイト
http://www.tombow-b.jp/
※その他の富山・地サイダーシリーズ
「ラボンサイダー」
http://www.tombow-b.jp/raboncider/
「富山ブラックサイダー」
http://www.tombow-b.jp/toyamablackcider/