「サプライチェーン障害影響度分析 ツール」を開発

株式会社ヒルベット・ソリューション（千葉県千葉市中央区、代表取締役社長：小山隆）はこのほど、「サプライチェーン障害影響度分析 ツール」を開発しました。

＜現状の課題＞
現状の製品製造プロセスは、多数の外部サービスを要素とする複雑なサプライチェーンを構成していますが、このサプライチェーン上の単体もしくは複数の構成要素でトラブルが発生した場合、これらが複雑に影響しあっているので、どこに原因があるのか、もしくは、どこに影響を及ぼすのかを究明するのが困難になり、結果として対策に手間取り、製品製造が長時間停止することが想定されます。

＜課題に対する解決策＞
・現状の製品製造プロセスに対して、サプライチェーン障害影響度分析（サプライチェーン上の単体もしくは複数の構成要素を特定の時間機能停止の状態にさせて、それが製品供給プロセスに及ぼす影響を評価すること）を実施します。
・分析の結果から、ボトルネックになりそうな構成要素に対して予防・低減策を実施します。
・特定した影響範囲をデータベース化して、実際にトラブルが発生した場合に対応策を検討する際の情報として利用します。

＜ツールの機能＞
・製品製造プロセスを構成する業務活動を登録します。
・業務活動で使用する自社の構成要素（設備、装置、製品、材料等）を登録します。
・業務活動で利用する外部サービスを構成要素として登録します。
・構成要素間の相互依存関係を登録します。
・各業務活動の目標復旧時間を登録します。
・インシデントシナリオ（サプライチェーン上の単体もしくは複数の構成要素が特定の時間機能停止する状態）を登録します。
・インシデントシナリオごとに、構成要素間の依存関係をもとに各構成要素の稼動停止時間とボトルネック度（業務活動の目標復旧時間と稼動停止時間との乖離度）を自動計算します。
・インシデントシナリオごとに、業務活動への影響を表示します。
・インシデントシナリオの原因となりそうな構成要素を表示します。

＜稼動環境＞
・WindowsXP以上
・.NET Framework 2.0