海外商品先物取引の取次開始に関するお知らせ

岡安商事株式会社（本社：大阪市中央区、社長：姫野健一、以下岡安商事）は法人投資家向けにトレーディング・テクノロジー社のISV取引プラットフォーム「X_Trader(R)」を利用した海外商品先物市場（NYMEX等のCMEグループ）への取次業務体制を整備し、平成24年8月1日より海外商品先物取引の取次を開始しましたので、下記のとおりお知らせ致します。

接続環境ではKVH株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長 兼 CEO：東瀬 エドワード、以下「KVH」）データセンターより同社の超低遅延ネットワーク「Global Ether WAN」（シカゴ-東京間データセンター通信Pop to Pop　128ms）を採用し、CMEのデータセンターに設置した自社サーバーへ直結することにより、CMEへダイレクトに接続するDMA方式が可能となり、低遅延接続で現地と同レベルでの取引環境を実現しました。
さらに、現在提供中のTOCOMへ「X_Trader(R)」接続サービス「Net Trade Pro」を併用することで、ワンスクリーンの「X_Trader(R)」上でCMEとTOCOMを同時に取引することを可能とし、低遅延での市場間裁定取引を実現しました。
また、シカゴデータセンターに顧客サーバーを設置するサービスも同時に開始し、CME市場での超低遅延接続を実現させたことでHFT（ハイフリークエンシートレード）にも対応しています。

　岡安商事は商品先物取引業者として、国内商品取引所の専業として個人及び法人のお客様からの取引受託をおこなってまいりました。昨今、世界の商品先物市場が新興国の経済成長に伴う需要拡大に加え、年金基金やヘッジファンドなどの投機資金が、原油、金属、穀物の先物市場に流入し、各商品価格は持続的に上昇するなど活況を呈し、海外商品先物市場の大幅な売買増加が見込まれ、法人顧客の海外商品取引所の上場商品を取引したいとのニーズが高まっておりました。これを機に海外商品先物市場の取引をお考えの法人へ積極的にサービス展開をおこなっていきます。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　敬具

記
1．対象顧客　法人顧客
2．取次先ブローカー　ABN AMRO Clearing Chicago LLC
3．受託商品市場
シカゴ商品取引所　農産物市場
　　シカゴ商業取引所　農産物市場　　
　　ニューヨーク商業取引所　石油市場、金属市場
4．ネットワークベンダー：KVH株式会社
5．取引端末：X_Trader(R)
6．シカゴデータセンター：350　East Cermark
7．東京データセンター：KVHデータセンター
8．国内海外接続回線：KVH社　Global Ether WAN

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上