マリファナ・マーチ2006(東京・大阪・札幌)開催のお知らせ

今年も大麻の規制見直しを求める世界各都市共同行動「マリファナ・マーチ」を東京・大阪・札幌の三都市で行います。これは、市民のボランティア活動により運営される非営利のイベントです(入場無料)。 ●札幌:5月3日、札幌大通公園 ●東京:5月7日、上野公園 水上音楽堂 ●大阪:5月14日、大阪城公園 顕彰塔前広場

 今年も世界各都市共同行動の「マリファナ・マーチ」を東京・大阪・札幌の三都市で行います。これは、市民のボランティア活動により運営される非営利のイベントです(どの会場も入場無料)。

 大麻(=マリファナ)は、シンナーや覚せい剤のような有害性の高い薬物とは違います。当然ながら飲酒やタバコと同じように青少年には好ましくありません。また大麻の売買や使用が無条件に認められるべきだとも考えません。一定の規制は必要ですが、今の大麻取締法では、大麻の所持は5年以下の懲役刑、栽培は7年以下の懲役刑と、重大犯罪として扱われ、人の一生を潰してしまうような刑罰が科せられます。薬物の有害性と刑罰の重さにバランスが欠いている歪な状況にあります。

 いまこの社会の中で、「薬物汚染」という名目で、大麻は、他の有害な規制薬物と同一視され、毎年、2000人以上の市民・学生が逮捕され、職や学籍を失うといった事態が起きていることに無関心ではいられません。「薬物乱用」を防止するという大義名分のために、それらの人々は理不尽な処遇を科せられているとわたしたちは捉えています。

 世の中の全体からすれば、ごく少数者の問題かもしれませんが、ものの道理にあわない、理不尽なことが起きていることに無関心であっていいのでしょうか。厚労省の依託を受けた調査では、日本の大麻経験者数の推定値は100万人に近いとされています。ひとつの県の人口に匹敵する数です。大麻を好ましく思っている人々は、まるで江戸時代の隠れキリシタンのような存在だともいえます。

 このような状況はどこかおかしいのではないでしょうか? わたしたちは、大麻の問題を誤解や偏見にとらわれることなく公正な目で考え、語り合いたいと考えています。

 「薬物問題」が社会の中で、大きな課題になろうとしていますが、大麻についてはわたしたちのような意見もあること、このような意見はわが国では少数意見かもしれませんが、世界的に見ると民主主義や人権に配慮している国々では社会的な合意を得ていると言っても過言ではありません(大麻には過去に言われていたほどの害がないことが海外の先進諸国では一般的に認知されており、EUの主要国、オーストラリア、カナダ、およびアメリカの一部の州では個人使用目的での大麻の所持・栽培は非犯罪化されています)。

 マスメディアの取材など、積極的に受け入れます。

【日時・場所】
●マリファナ・マーチin東京
日時:5月7日(日)13:00-19:00
場所:上野公園 水上音楽堂
出演予定者:ランキン・タクシー/STEREO LYNCH/TaunoiA、ほか

●マリファナ・マーチin札幌
日時:5月3日(水)13時より
場所:札幌大通公園(大通1丁目をスタートして公園を一周する市民パレード)

●マリファナ・マーチin大阪
日時:5月14日(日)13:00-17:00
場所:大阪城公園 顕彰塔前広場
出演予定者:BUKKY RANKIN、ほか


【問い合わせ先】
マリファナ・マーチ事務局(カンナビスト):
電話 03-3706-6885/090-6049-0518
E-Mail info@cannabist.org
マリファナ・マーチ Blog http://marijuanamarchjapan.blog56.fc2.com/
カンナビストHP http://www.cannabist.org/


【マリファナ・マーチとは】
 マリファナ・マーチは、大麻の規制見直しを求めて1998年から毎年5月に世界の各都市で行われている市民の世界同時活動です。これまでにマリファナ・マーチが行われた都市は、アメリカ・ヨーロッパを中心に世界の348都市に上っています(今年も200都市以上が参加を予定)。大規模なものは数万人が集まる集会・デモもあれば、数十人ほどの集まりのものもあります。
 日本では2001年に東京(渋谷)でアジアの都市としてははじめて行われ、以後、毎年5月に開かれています。2004年からは札幌、大阪でも行われています。


【世界共通スローガン】
・治療薬として認めよ!(Release The Medicine!)
・大麻で逮捕するな!(Stop All Cannabis Arrests!)
・真実を語れ!(Stop The Lies!)
・病人を救え!(Heal The Sick!)
・自由を奪うな!(End The Peison State!)
[簡単な説明……大麻は欧米では一部の難病の治療薬として、あるいはいろいろな症状を緩和させる効果のある医薬として関心を集め、カナダやアメリカの一部の州では医療大麻として認められています。また、EU(欧州連合)の主要国では、大麻の有害性が低いことが明らかになってきたことから、個人使用に関しては大麻の所持・栽培を重大な犯罪とはみなさない、逮捕の対象から外す非犯罪化が実現しています。大麻について、これまで誤解や偏見に満ちた情報ばかりが多かったため、その是非について公正な議論ができない状況が続いてきました]


【カンナビストについて】
 大麻の個人使用の「非犯罪化」(刑罰の軽減化)をめざし活動している非営利の市民団体です。カンナビストという名前は、植物の大麻(=マリファナ)の学名であるカンナビス・サティバ.Lを基にした造語。
 アルコールやタバコと比較すると、科学的に見て有害度が高いとはいえない大麻に対して、現行の大麻取締法に基づく取り締まりと刑事罰、それにともなう社会的制裁は過度に重く、このような状況は人権侵害であると訴えます。2005年には、日本弁護士連合会に日本の大麻規制に関して人権救済申立を行いました。
 カンナビストは、大麻に対する誤解や社会的偏見を正すことに主眼を置き、インターネットによる情報提供、ニュースレターの発行、定例会の実施、各種イベントへの参加をはじめとする啓蒙活動などを行っています。
 設 立:1999年7月1日 会員数:3,979人(2006年4月1日現在)
 ホームページ http://www.cannabist.org/

企業情報

企業名 市民団体カンナビスト
代表者名 麦谷尊雄
業種 未選択

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