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4月18日はよい歯の日!現役歯科医師629人に聞いた第2回「1番力を入れている歯科診療科目」1位は歯周病治療、予防歯科が2位に上昇

アウトオブザボックス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:水本年成 )が運営する、歯科医師が実名でおすすめする歯科医師だけを集めた歯科医院検索キュレーションサイト『歯医者の選び方』が歯科医師629人に対して「1番力を入れている歯科診療科目」に関するアンケート調査【第2回】を実施いたしました。

<調査の背景>

歯科医院というと虫歯を治療するところイメージする方が多いかもしれませんが、実際には様々な診療科目があり、患者さんは虫歯治療以外にもいろいろな目的で歯科医院に通っています。従来は虫歯治療や矯正歯科が主な診療科目でしたが、ここ数年で少しずつ患者さんからのニーズに変化があり、歯科医院の力を入れている診療科目も違ってきています。

弊社が運営する『歯医者の選び方』(http://www.shikaosusume.com/)では、歯科医師がおすすめする歯科医師をご紹介していますが、いったいどの診療科目に特に力を入れているのでしょうか。「どこの歯科医院がいいのかわからない」と悩んでいる患者さんの歯科医院選びのヒントになるかもしれません。

30~70代の歯科医師629人が回答した「1番力を入れている歯科診療科目は?」というアンケート調査から、現在の歯科医院のニーズについて紐解いていきます。

 

第1位   歯周病治療      135票

第2位   予防歯科         116票

第3位   インプラント    94票

第4位   虫歯治療           80票

第5位   矯正歯科           41票

第6位   審美歯科           38票

第7位   顕微鏡歯科   26票

第8位   小児歯科            19票

第8位   根管治療            19票

第10位 嚙み合わせ      18票

第11位 義歯・入れ歯     17票

第12位 口腔外科            12票

第13位 顎関節症治療       6票

第14位 ホワイトニング    3票

第15位 訪問歯科              2票

第16位 歯科心身症           1票

第16位 口臭外来               1票

第16位 障害者歯科           1票

 

【歯科医師が今一番力を入れている診療科目1位は歯周病治療、予防歯科が2位に上昇】

「あなたが1番力を入れている歯科診療科目は?」というアンケートの第1位は「歯周病治療」でした。これは、2018年11月27日に弊社が前回出した結果と同じ順位です。歯周病は30歳以上の成人の約8割が罹患していると言われています。歯周病は、細菌によって引き起こされる感染症で、歯の周りの歯肉や歯を支えている骨などが溶けてしまう病気です。初期は、炎症を起こした歯肉とその周辺が腫れたり赤くなったりする症状が表れますが痛みはほとんどない場合が多いです。しかし、進行すると歯を支えられなくなるので、抜歯しなくてはならない状況になり、現代人が歯を失う原因として非常に多いのが歯周病です。糖尿病や喫煙は歯周病の進行に深い関わりがあるとされ、口腔内の健康が全身の健康にもつながっています。歯磨き中に出血があったり、歯肉が赤くなったりするのは、歯周病の初期症状かもしれないので、早めの受診をおすすめします。

 

第2位は「予防歯科」で、前回調査の4位から2つ順位が上がりました。今回の調査結果で1番の大きな変化が、歯科医師の予防歯科への注力と患者さんからの需要の高まりです。予防歯科とは、虫歯や歯周病を治療するのではなく、歯や口の健康を保ち、虫歯や歯周病を未然に防ぐメンテナンスをすることです。

「歯科医院は虫歯を治療するところ」というイメージを抱かれている方が多いと思いますが、ここ数年で患者さんは虫歯や歯周病を予防するために歯科医院に通うようになってきたことが分かります。アンケートさせていただいた歯科医師のお話によると、患者さんの口の中の健康状態はとても良くなってきているそうです。最近では、数ヶ月~半年ごとに歯科医院から患者さん宛に定期検診の案内はがきなどを郵送することで、定期的に患者さんに通ってもらおうという試みも増えています。定期検診をすることで、新たな虫歯ができてしまっても早期発見することができ、少ない治療で終えられるようになります。

また、虫歯や歯周病を未然に防ぐというメンテナンスの観点から、矯正装置や入れ歯の調整などにも力を入れているところもあります。

失ってしまった歯は元に戻すことができません。そうならないためには、虫歯治療のために受診した患者さんがその後も定期的にクリーニングや検診で歯科医院に通うことが大切です。

 

第3位は「インプラント」です。インプラントとは、人工歯によって虫歯や歯周病、怪我などで欠損した歯を再現する治療のことです。歯の根元部分には人工歯根を埋め込み、その上に人工の歯冠を取り付けるので、天然歯のような見た目と噛み心地を再現できます。機能性と見た目の綺麗さを兼ね備えていることから、インプラントを選ぶ患者さんも多くいるようです。

 

第4位が「虫歯治療」という結果になり、前回調査で4位だった予防歯科と順位が入れ替わりました。虫歯は、歯についた糖を餌にする虫歯菌が酸を出して歯を溶かしてしまう病気です。近年は、以前と比べて定期的な検診をする人が増えてきたこともあり、口内環境は少しずつ改善されているようです。また、子供の虫歯も減少しています。生まれたばかりの乳児は虫歯菌を保有していません。そのため虫歯菌を持っている親が食器の共有を避けることなどで虫歯菌を子供に移してしまうことができるのです。このような意識が広まったことなども子供の虫歯減少に関わっているとされます。

 

第5位は「矯正歯科」。矯正歯科とは悪い歯ならびや噛み合わせを整える歯科治療のことです。歯ならびや噛み合わせを整えるために矯正装置を取り付けて長期間かけて治していきます。歯ならびを良くすると見た目が綺麗になったり発音がしやすくなったりするだけでなく、歯周病や虫歯にかかりにくくなります。さらに、噛み合わせが改善することで、顎への負担が抑えられ、食べ物がよく噛めるようになります。根本的な改善をするため2~3年の長期の治療が必要になります。

第6位の「審美歯科」は歯や口元などの見た目の美しさにフォーカスした歯科治療のことです。審美歯科とされる治療メニューはホワイトニングやセラミッククラウン、クリーニングなどです。5位の矯正歯科もきれいな歯ならびにした結果として見た目の印象が良くなることもありますが、審美歯科は見た目を美しくすることに重きを置く治療という点で異なっています。

 

【男女別1番力を入れている診療科目は?】

続いて、男女別の「1番力を入れている診療は?」調査の結果を見ていきましょう。

 

■男性歯科医師

第1位 歯周病治療          130票

第2位 予防歯科              107票

第3位 インプラント         91票

第4位 虫歯治療                79票

第5位 矯正歯科                38票

第5位 審美歯科                38票

第7位 顕微鏡歯科     26票

第8位 根管治療                18票

第9位 噛み合わせ            17票

第9位 義歯・入れ歯         17票

            その他          41票

 

■女性歯科医師

第1位 予防歯科          9票

第2位 歯周病治療       5票

第3位 小児歯科          4票

第4位 矯正歯科          3票

第5位 インプラント   3票

第6位 虫歯治療          1票

第6位 根管治療          1票

第6位 噛み合わせ       1票

 

男性歯科医師のランキングは、1位から5位までが総合と同じ結果になりました。女性歯科医師のランキングは、第1位が予防歯科、第2位が歯周病治療となり、前回調査の総合ランキングから順位を上げた予防歯科に注力していることが非常によく表れています。また、特徴として上げられるのは、総合と男性歯科医師のランキングでは5位圏外だった小児歯科が女性歯科医師のランキングではインプラントや矯正歯科より上位の3位という結果になったことです。

 

【歯科業界のトレンドは虫歯治療から未然に防ぐ予防歯科へ】

歯科医師に聞いた「1番力を入れている診療科目は?」というアンケート調査の結果から以下のようなことがわかりました。

 

・予防歯科に注力する歯科医師が増えている

・歯周病治療は依然として患者からのニーズが高い

・定期的な検診をする人が増え、口内環境は少しずつ改善されている

 

歯科医師が最も力を入れている診療科目は「歯周病治療」という結果になりました。歯周病は国内だけでなく世界的にも感染者数が多い病気で、歯を失う最大の原因とも言われています。初期症状では痛みがない場合も多く気づきにくいため、定期的に歯科医院で検診を受けることが大切です。歯科医師が予防歯科に注力するようになったのは、患者さんからの予防歯科のニーズの高まりにも関連があるのではないでしょうか。2018年よりも予防歯科の順位が2つ上がり、虫歯治療の順位が下がったことは、多くの人たちが虫歯になる前から口の健康を保つという意識が高まったと言えるでしょう。今後も歯が痛くなる前に定期検診や歯のクリーニングを受けるようにして、歯の健康を維持できるようにしたいですね。

 

<『歯医者の選び方』ってどんなサイト?>

「本当に良いものはその道の専門家に聞くのが一番」をコンセプトにアウトオブザボックス株式会社が2017年1月にサービスを開始したインターネットメディアです。最大の特徴は現役の歯科医師の推薦コメントと顔写真付きであることで、医院の紹介ページは患者さん向けに弊社担当者が一つひとつの歯科医院に足を運び、注力診療科目について歯科医師にアンケート調査を行っています。

 

調査方法:訪問面接調査

調査対象:30~70代男女現役歯科医師629名

集計期間:2018年11月~2022年3月

 

■サービス概要

歯医者の選び方|歯医者がおすすめする歯科医院

http://www.shikaosusume.com/

 

■会社概要

社名:アウトオブザボックス株式会社 http://www.outofthebox.co.jp/

所在地:104-0033東京都中央区新川1-3-9 宮崎新川ビル4F

設立日:2016年12月8日

代表者:代表取締役 水本年成

従業員数:7名

事業内容:インターネット広告事業、オウンドメディア事業



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企業情報

企業名 アウトオブザボックス株式会社
代表者名 水本 年成
業種 ネットサービス

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