人材不足、インテリアパース＆提案書作成のプロを目指そう！

一般社団法人コンピュータ教育振興協会（以下ACSP）は、第1回となる平成26年2月実施の「Space Designer検定試験」の評価結果を3月末に公表した。本試験は、3Dソフトウェアを使ったインテリアパース画と提案書を作成する能力を測る検定試験で、1級合格率は14％、2級合格率は48％であった。また1級認定者の中から特に優秀と評価した2名に、銅賞を授与した。

本試験は、一つの課題をもとに、図面を読み取り正確にパースを作成する基礎課題（2級）と、オーナーのライフスタイルを意識し受験者自身のセンス、知識、能力をインテリアイメージに盛り込みパースと提案書を作成する応用課題（1級）で構成されている。今回は、ヨガを趣味とするオーナーの要望を踏まえた、アジアンテイストな提案が課題として出題された。

全体的には、1回目の試験にも関わらず、試験のガイドラインにそった一定のレベルのものであったが、基礎課題では図面と異なるモデリングや室内空間で重要となる照明器具や光源が適切に調整されていないケースが見受けられた。また応用課題のパースでは、インテリアイメージにそった小物の選定、色やバランスが要求レベルに達せず、さらに提案書においては説明過多な回答が目についた、とSpace Desinger検定試験委員会は評した。

なお本年度の金賞、銀賞については、評価委員全員の合意が得られる作品を選ぶに至らなかったため見送られた。

本試験は、急速な市場拡大にともない住宅リフォーム、リノベーション業界で求めれらている、リアルなパースと説得力のある提案書を作成できる人材の育成と発掘を目指しており、今後さらに業界の期待に応えるべく充実させていきたい。

■作品総評全文ならびに銅賞作品は次のWebをご参照ください。
http://www.acsp.jp/sd/sakuhin.php

■試験概要ならびに詳細は次のWebをご参照ください。
http://www.acsp.jp/sd/index.php

【一般社団法人コンピュータ教育振興協会（ACSP）概要】
一般社団法人コンピュータ教育振興協会（ACSP）は検定試験の主催、運営事業活動を主とし て 2009 年 2 月に設立された団体。Space Desinger検定試験、ベトナムハノイ市における「3D　CAD　エンジニア検定試験」を主催、7月には「エンジニアのための環境エキスパート検定試験」を実施する。またCAD 利用技術者試験および会計ソフト実務能力試験の運営、他社主催の検定試験のパートナーとして支援事業また教育・出版事業も行っている。 さらに検定試験合格者への就職支援の一環として、企業と優秀な人材を結ぶ職業紹介サイト 「ACSP Job Road」を展開している。
http://www.acsp.jp