わが子の成長を記録するVRコンテンツプラットフォーム「Baumkuchen.me」運営開始のご案内

株式会社シータ (本社：東京都新宿区、代表取締役社長鈴木雅彦、以下「シータ」)は、幼児期の子供の成長や思い出の記録を、主観映像で追体験できる実写VRコンテンツプラットフォーム「Baumkuchen.me（バームクーヘンドットミー）」のサービス提供を開始いたしました。

■本サービス開発に至る背景

これまで様々な方法で、子供の成長を思い出として記録する方法が作られてきました。代表的なものとしては、スマートフォンで撮影された写真をアルバム保存することや、行事・記念日の様子を、動画として収録するなどいくつかの方法があります。

これらは比較的容易であるものの、

・特定の時間の流れ

・空間ごとの切り取り

・事象の一部分ではない全体の保存

というような「記憶を体験する為の記録」として保存することは不可能でした。

先般、GoogleにてVR180の開発責任者を務めるクレイ・ベイヴァー氏は、「思い出を残すこと」、「その思い出を追体験すること」の重要性を次のように述べています。

---ここから引用---

“人々のカメラの使い方を調べたところ、見た目に美しく、構図も決まった写真を撮れるようにしたいといった要望はほとんどありませんでした。人々の目的は、思い出を残すことなのです。”

“重要なのは、その写真を見ているときに起きること、つまり思い出を追体験できることだ。思い出のシーンを見返したときに、そのシーンが超広角で撮影された3D映像であれば、いままでの写真よりはるかに深い没入感を得ることができる。”

出展：https://wired.jp/2018/02/05/vr180-cameras/

---ここまで---

写真やホームビデオでは不十分だった「過去の追体験」は、昨今の実写VRの撮影技術を用いることで、高い再現性を発揮できる時代が到来しました。今回、接近型実写映像の撮影と、独自の編集ノウハウをもつ弊社の技術力で、撮影された映像は時を経て、かけがえのない唯一無二の記録として残り続けるものになると考えます。

■コンセプト

「Baumkuchen.me（https://baumkuchen.me）」は、幼少期の子供の成長や思い出の記録を、主観映像で追体験できるVRコンテンツプラットフォームです。特に、乳幼児や未就学児は、日々の成長を著しく感じられる時期であり、家族や祖父母と過ごした記憶は、何ものにも変えられないかけがえのない思い出となります。

そんな思い出の瞬間や場面を「リアルな実写VR映像」として記録し、VRで追体験をすることで、当時の記憶や忘れていた感情、感覚までもが鮮明に蘇り、類を見ない思い出の振り返り方ができるようになります。そしてこのVRコンテンツは、家族や特別な人達と共有し、共感しながら楽しむこともできます。

また、お子様が、ご両親、兄弟、祖父母とともに生活した思い出は、木の年輪のように年月をかけて大きくなりますが、0〜1歳児においては幼児期健忘によって、

・「両親に、どのような愛情をかけて育ててもらったか」

・「兄弟・姉妹たちと、どのように遊んでもらったか」

・「今は亡き祖父母と、どんな生活をともにしたか」

これらがわからないまま大人になります。過去の思い出を「主観映像」として再現し、大人になった自分が追体験することで、リアリティーのある記憶として蘇らせることもできます。

年輪を重ねる大樹のように、このVRコンテンツの積み重ねは、子供の成長の軌跡であると同時に、家族にとって貴重な思い出の体験記録になると考えています。

私たちは、大切な誰かとのかけがえのない記憶、思い出の「体験」をお届けします。