2017年モバイルマーケティング業界のトレンド予測

2017年のモバイルマーケティング業界において注目すべき5つのトレンド

北米最大手のモバイル効果の測定・分析ソリューションを提供するTUNE(読み方:チューン)は、2017年のモバイルマーケティング業界において注目すべき5つのトレンドを発表しました。

 

1. モバイルユーザーの獲得競争は一層激化

昨今、数多くのマーケティングキャンペーンがモバイル上で実施されていますが、キャンペーンの対象となるモバイルユーザー数は限られています。巨大な広告在庫を保有し広告配信を行っている広告プラットフォーム大手のGoogle、Facebook、Twitterも同様で、各社ユーザー獲得の部分で互いに競い合っています。広告プラットフォームやマーケターは、この現状を打破するソリューションを探すことになるでしょう。

 

2. アドテクノロジーとマーケティングテクノロジーの一体化に注目

アドテクノロジーとマーケティングテクノロジーは表裏一体ですが、数字として表れる結果はしばし食い違うものとされてきました。しかし2017年は、アドテクノロジーとマーケティングテクノロジーの両端を結びつける新たなソリューションの登場に期待してください。メールマーケティングやインハウスのキャンペーンなど、マーケターが展開する各種マーケティング活動は大規模なマーケティングクラウドに支えられてきました。一方、マーケティングクラウドを広告と密に連携させるには、「データの透明性の欠如」や「データの不一致」などサプライおよびデマンドの両サイドを隔てる課題が山積しており、マーケターはデータが点在することを避けるため、広告パートナーとシームレスな繋がりを構築できるプラットフォームを必要とします。TUNEは、この課題を解決できるプラットフォームやワークフローをつくり上げることに注力していきます。

 

3. 正確なユーザー誘導と計測を制する者が勝つ

データの透明性とオープン性が求められる昨今のマーケティング業界で勝ち残るテクノロジーとは、ユーザーがモバイル上で求める情報に確実にたどりつくことができ、また公正かつ正確にそれを計測できるものでしょう。現在、ユーザーが求めているアプリやウェブサイト内のページへ直接誘導する「ディープリンク」や「ユニバーサルリンク」が流行しています。今後はマーケターが「リンクが正しく機能しているかどうか」や「計測が正確に行なわれているかどうか」を確認できるテクノロジーが必要とされるでしょう。

 

4. 大手小売企業がモバイル事業で躍進

モバイルは単なるチャネルの一つから、必要不可欠なチャネルになりました。そのような状況の中、ウェブで培った優れたマーケティング戦略を持ち合わせる大手小売企業やフォーチュン500企業がモバイル事業に注力しています。「モバイルファースト」の時代を経験したこれらの企業は、モバイルのもつ最高のソリューションとオプションを提供することを意味する「モバイルベスト」の実現に取り組んでいます。彼らは、長きに渡るウェブマーケティングの知見と巨大なマーケティング予算を、ユーザーのリテンションやエンゲージメントを高める「アプリマーケティング」に投資しています。

 

5. 日本では位置情報を活用したユーザーエンゲージメントが活発に

日本ではアプリ内マーケティングがより一層強化されるでしょう。例えば、オフライン店舗などでアプリユーザーの位置情報を活用したユーザー計測と分析、そしてそのデータをマーケティングに活用する動きが出てくるでしょう。マーケターは、アプリユーザーの「実店舗への来店頻度」や「来店する優良ユーザーのインストール流入経路」などの情報を収集・分析し、来店ユーザー数を指標とした広告に活用することや、プッシュ通知機能などを使いアプリ内でのユーザーエンゲージメントを強化していくでしょう。



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企業情報

企業名 Tune, Inc.
代表者名 Peter Hamilton
業種 広告・デザイン

コラム

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