広告PR・映像化・炎上商法……。私たち読者は「目立つ本」を探していません。「良い本」と出会いたいのです。
この度、読者が運営する、読者のための文学賞を創立するプロジェクトが立ち上がりました。出版不況のなか、発刊される冊数は増大し、今では7万冊近い本が年間で出版されています。膨大な選択肢を前に、私たち読者は呆然としています。どうしても目立つ本に手が伸びてしまいます。けれど、探しているのは常に「良い本」です。「目立つ本」ではありません。書店の減少・均一化や出版社PRの炎上など出版業界で様々な問題が叫ばれるなか、当たり前の「良いものを求める読者の声」を今一度届けたい。そうした想いでネットで構想された文学賞を実現するために活動をしています。
末祐一郎
- !2019年12月12日 6時
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