柴田合成、新技術で短期間(従来比1/3)の金型設計を実現

プラスチック成形の株式会社柴田合成は、株式会社イマジオムの開発した「遠隔CAE」技術を採用。金型作製の品質向上・期間短縮を実現しました。

■あらまし
 プラスチック成形の株式会社柴田合成(本社:群馬県甘楽郡、代表取締役:柴田洋)は、株式会社イマジオムの開発した「遠隔CAE」技術を活用して、金型設計におけるシミュレーション期間を最大1/3に削減することに成功しました。これにより、プラスチック金型のお客様に、より短期間で金型を提供する体制を整えました。

■背景
 株式会社柴田合成は、本社(群馬県)と佐久工場(長野県)の二つの工場があり、それぞれに1台ずつ「MoldFlow」というプラスチック流動のシミュレーションシステムを設置しています。シミュレーションを行うには、主に人間が行う「メッシュ作成」と、コンピュータが自動的に行う「数値計算」の2工程を踏む必要があります。しかしシミュレーションシステムの利用が集中すると、1台のパソコンで「数値計算」と「メッシュ作成」を同時に実行させなければならなくなる場面がありました。その場合、パソコンの動きが重くなるので、オペレーションの時間(マンパワー)と解析の時間(マシンパワー)の両方に無駄が生じていました。

■導入まで
 2010年3月に株式会社イマジオムが「遠隔CAE」と呼ぶ技術を開発中であることを知り、パイロットユーザとして開発に協力しながら試用を進めてきました。約半年にわたって改良を続けた結果、従来比1/3という短期間が実現できる技術レベルに達したため、導入を決めました。

■導入の効果
 一連の解析にこれまで3日かかっていたのが、1日に短縮されました。特に一度に多くの解析が集中する時はメリットが顕著でした。「メッシュ作成」の終了後、「遠隔CAE」技術で別工場のシミュレーションシステムにデータを送り「数値計算」を実施しています。2台のシミュレーションシステムを有効に活用でき、マンパワー、マシンパワーの両面で効率が向上しました。
 ある顧客の製品を依頼されてから1日で23パターンの解析を行い、そのデータを提出したところ、大変驚かれ、金型製作の受注にも繋がりました。営業マンも「うちのシミュレーションは速い」と謳うようになり、短納期金型がセールスポイントにもなりました。

■今後の展望
 「遠隔CAE」の開発にあたっては、将来の発展性を重視しました。更なる自動化、スピード化を狙って次のステップへ向かって開発協力を進め、高品質の金型をさらに短期間で提供できるようにしたいと考えています。

■株式会社柴田合成 会社概要
設立:1968年1月
本社:〒370-2202 群馬県甘楽郡甘楽町小幡270-3
TEL:0274-74-2146 (代表)
FAX:0274-74-5786
URL:http://www.shibatagousei.co.jp/
代表者:代表取締役社長 柴田洋
事業内容:金型製作、成形、組み立て、解析

■株式会社イマジオム 会社概要
設立:2004年4月27日
本社:〒316-0024 茨城県日立市水木町1-11-10
TEL:0294-28-0147(代表)
FAX:0294-28-0148
URL:http://www.imageom.co.jp/
代表者:代表取締役 高木太郎
事業内容:コンピュータシステムの企画・開発・製造・販売


【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社イマジオム
担当:高木
E-mail:office@imageom.co.jp
TEL:0294-28-0147
FAX:0294-28-0148

《関連URL》
http://www.imageom.co.jp/
http://www.imageom.co.jp/RemoteShare/
http://www.shibatagousei.co.jp/

企業情報

企業名 株式会社イマジオム
代表者名 --
業種 未選択

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